クロスボーダーラグビー2024 レポート(S東京ベイ 30-35 ギャラガー・チーフス)

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイのフラン・ルディケ ヘッドコーチ(右)、ファウルア・マキシ ゲームキャプテン

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「まずは、こうした機会を設けてくれた方々に感謝したいと思います。このような試合は選手を成長させ、またラグビーのファンを増やす機会としてすごく大切だと思います。この機会を得られたことをとてもポジティブに捉えています」

──今日の試合の印象は?

「試合ではとてもいいコンテストができたと思っています。お互いにアタッキングマインドを持って試合に臨みました。クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)、ギャラガー・チーフスともにフルメンバーではない中で試合に挑みましたが、こうした試合を経験することも必要だったと思います。いろいろと学ぶことができ、リーグ戦に生かせる経験ができたと思います。スコアボードには反映されていませんが、最後まで勝負の行方が分からない試合ができたと思っています。ネガティブな面よりもポジティブな面のほうが多い試合でした」

──この試合で得ようとしていたものは何だったのでしょうか?

「この一戦は『クボタウェイ』を見せる試合だと思っていました。自分たちのラグビースタイルを信頼して挑んだ試合です。若い選手たちがしっかりと立ち上がってくれて、やるべきことをやってくれました」

──スーパーラグビー・パシフィックのチームとの交流を続けていくための課題は?

「日本のラグビーにはこうした試合は必要だと思っています。成長するためには必要なものです。日程も、問題だとは思っていません」

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ファウルア・マキシ ゲームキャプテン

──実際にギャラガー・チーフスと戦ってみて、リーグワンの試合との違いを感じた部分はありましたか?

「日本のラグビーは強くなっていると思っています。今季のシリーズを戦ってみて、ほかのチームも強いと感じます。フィジカルの部分も上がっていますし、スキルもそうです。日本のラグビーはレベルが上がってきています。だから、(違いは)特にはありませんでした」

ギャラガー・チーフス

ギャラガー・チーフスのクレイトン・マクミラン ヘッドコーチ(左)、アントン・レイナートブラウン ゲームキャプテン

ギャラガー・チーフス
クレイトン・マクミラン ヘッドコーチ

──日本での2試合の印象をお願いします。

「日本のラグビーのレベルには感銘を受けています。しっかりとした指導を受け、ハードワークをしているアスリートたちだと感じました。私たちにも試された部分がありました。これはまさにプレシーズンに求めていた機会で、スーパーラグビー・パシフィック開幕に向けてどういったところを改善しなければいけないのかというところが見えました。

今回の交流戦は、私たちにとってはシーズン開幕前、リーグワンのチームにとってはシーズン中の時期で、気候に関して私たちは暑い場所から寒い場所への移動になりました。いろいろな側面で実験的な部分があったものの、本当に楽しむことができました。スーパーラグビー・パシフィック開幕に向けて素晴らしい準備ができました」

ギャラガー・チーフス
アントン・レイナートブラウン ゲームキャプテン

──2週間後にスーパーラグビー・パシフィックが開幕するというところを踏まえて、今日のご自身のパフォーマンスとチームとしてのパフォーマンスはどのように捉えていますか?

「私たちはまだまだ積み重ねている段階です。国際試合や海外でのラグビーの経験がある選手もいますが、一緒に質の良い時間を過ごすという意味でも、このように日本に来て、若い選手たちがいろいろなことを学んでスーパーラグビー・パシフィックにつなげていくというところでも、チームとしていい学びができたと思います」

──多くのファンがギャラガー・チーフスの圧勝を予想していたと思います。このようなタフな試合になることは予想していたのでしょうか?

「まずお互いのチームのラインアップを見てみても、埼玉パナソニックワイルドナイツもS東京ベイも質の高い選手とコーチが集まっているチームです。そういう意味でも日本のラグビーは質の高いものになっていくと感じました。そして、両チームはスタイルの違うラグビーを展開し、私たちにしっかりとプレッシャーを掛けてきました。実際に私も戦ってみて、選手たちも良く、試合も素晴らしかったと感じました」


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