清水建設江東ブルーシャークス
清水建設江東ブルーシャークスは、1976年に清水建設ラグビー部として創部した。89年には関東社会人リーグ1部へ昇格し、01年には元ワラビーズ(オーストラリア代表)のティム・ホラン氏が名付け親として『清水建設ブルーシャークス』へ名称を変更し、クラブチームとして活動を続けてきた。
22シーズンより新リーグのリーグワン、D3に参入。ホストエリアを東京都江東区、ホストスタジアムを夢の島競技場、チーム名を『清水建設江東ブルーシャークス』とし、新たな第一歩を踏み出した。シーズン成績はリーグ戦3位、順位決定戦2位、D2/D3入替戦ではマツダスカイアクティブズ広島に勝利し、見事D2昇格を果たした。
チームのほとんどの選手は、平日フルタイムで仕事をしたあとに練習に励んでいる。創部当初から“仕事もラグビーも100%”を目指し、社業とラグビーの双方で高い目標を掲げている。昨季に続いてキャプテンを務める髙橋広大は、「仕事をしながらラグビー選手として戦い、結果を残すことで、同じように働くサラリーマンや応援してくれるファン・サポーターへ勇気や感動を与えたい」と語る。
チームには『日本一ファンと近いラグビーチーム』という文化がある。ホストゲームでは、たくさんの方にきていただけるよう、試合だけではなく、アトラクションやキッチンカーなどで盛り上げ、昨季の入替戦後には選手全員でファン・サポーターのための“花道”をつくり、シーズンをとおしての感謝を届けた。
D2という新たなステージでチャレンジする今季は、チームスローガン『Build ~築く・造る・建てる~』を掲げる。D2という新たなステージでチームとしての歴史を築き、さらに上へと積み上げるべく、今シーズンに挑む。
日本代表経験者やトップリーグ経験者が多く在籍しており、今季新たに南アフリカA代表経験のあるWTBサージャル・ピーターセンをはじめ多くの選手が加わった。
新しいステージにチャレンジしていく今季。D2でどれだけの戦いができるのか。
チャレンジャーではあるが、チームが目指すのは、まぎれもなくD1昇格だ。
(山村 燿)