2022.03.14NTTリーグワン 2022 D1 第9節レポート(東京SG 33-29 S東京ベイ)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第9節 交流戦
2022年3月11日(金) 19:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 東京サントリーサンゴリアス 33-29 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイのフラン・ルディケ ヘッドコーチ(左)、立川理道キャプテン

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「皆さんこんばんは、今回の試合も大事な試合だったんですけど、まずは良かったところをしっかり見直していきたいと思います。そこの努力の部分は良かったと思いますが、大事な局面でエラーをしてしまった。エラーをしていたんですけど毎回追いついて追い抜かれてと言う所で、フレッシュな流れをかけきれなかったところがあると思います。その課題を次の試合に繋げたいと思います。
鍵になったところはブレイクダウンだったと思います。正確性がなかったところをしっかり修正して、すぐ精度が上がった所はボールを持った時は脅威になっていたと思うし、トライも取れました。そういったところの一貫性だと思います。
あとは大事な局面で自滅していた所、ミスをしてしまった所だと思います。勝ち点1が取れたところは今後接戦になると思うのでよかった所で、また来週からしっかりと立て直してやっていきたいと思います」

──大事なところでスコア与えたという主旨のコメントがありました。ブルーレヴズ戦の時は大事な時にスコアをとって勝ち切ったという内容だったと思うんですが、この2つのゲームの間にどんな違いがあるのでしょうか。

「土台であるラインアウトがうまくいかなかったり、ブレイクダウンでペナルティーを取られたり、プレッシャーをかけたいところでかけきれなかった所、ペナルティーを重ねた所が、ブルーレヴズ戦との違いだったと思います。
ブルーレヴズ戦は、そこのエリアの所をしっかり取れたのも、正確性や精度が良かったところがあると思います。
ただ今回の試合に関しては、立川キャプテンが言ったように、非常に若い選手が多くいてそこの努力のところをしっかりできていたんですが、ミスが出たりした所だと思います。
そこは学びだと思いますし、ブレイクダウンについてはしっかりと見直して自分たちがやりたいアタッキングマインドのラグビーを修正するところを修正して、来週以降は準備していきたいと思います」

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
立川理道キャプテン

「ヘッドコーチが言ったように、若い選手を使いながらボーナスポイントが取れたってことがすごく良かったと思う。その中で自分たちの勝ちに行った中で勝てなかったのは非常に残念ですし、しっかりこの経験を生かしてこの長いシーズン先を見ずに、また次の試合に向けて準備していくことが重要になっていくのかなと思います」

──若いメンバーが多い中でもクロスゲームができたのはどんな要因がありますでしょうか。

「日々の練習もそうですし、チーム内の競争というのも激しくなってきた中で、けが人が出た中でもこうやって若い選手が出ても自分のパフォーマンスが出せるっていうのはチームの層の厚さだったり、強さだと思うので、そこをほんとにポジティブに捉えたいポイントだと思います。
勝たないと意味がない所もあるので、今日負けた原因をしっかりと見つめ直して次に切り替えて次の試合を迎えたいと思います」

──サンゴリアスが14人になった時、おそらくスコアを重ねるチャンスだったと思うのですが、どのような所が思うようにいかなかったのでしょうか。

「あの時間帯はしっかり自分たちがゲームをコントロールしていて、エリアの優位性等、スコアに変えていくということが重要だったと思うんですけども、なかなか思うようにコントロールできず逆にサンゴリアス側がうまくコントロールしたのかなと思います」

東京サントリーサンゴリアスのミルトン・ヘイグ監督(左)、中村亮土キャプテン

東京サントリーサンゴリアス
ミルトン・ヘイグ監督

「今日のゲームはよかったです。スピアーズはいいチームです。大きいフォワードはフィジカルがとても良い。サンゴリアスとして今日の試合は厳しい試合になると思っていました。前半はたくさんいいプレーをしました。その結果3トライ取ることができました。後半はいくつかミスをしました、でもいいセットピースがありました。とてもいいゲームでした」

──スクラムハーフの流選手を80分間使った意図は。

「今日の試合リザーブの選手は、フォワード6にバックス2人と言う組み方をしていたので、もしけが人が出た場合のリスクも考えて、今回は結果として流選手を80分間プレーさせることになりましたけど、斉藤選手も毎週ゲームタイムが多かったので、彼を少し休ませると言う意味もあり今回は結果として流選手が80分出ることになりました」

──流選手のゲームコントロール、最後まで良かったかと。監督はどう感じていますか。

「チームにとっても信頼ある選手ですし、ゲームコントロールの部分では国際レベルでも日本代表でもすごく鍵になっている選手だと思うので素晴らしかったと思います」

東京サントリーサンゴリアス
中村亮土キャプテン

「ゲームコントロールがすごくうまくできたので、80分間通してスコアで勝てた所はすごい良かったと思います。今週スピアーズさんがフィジカルの所を強みにしているので、そこの準備をしっかりとした結果、そこで戦えていたので良かったなと思います。毎週毎週フォーカスポイントをクリアして、レベルアップしている週を送れていたので、また来週も今週出た反省点と良くなるポイントを見つけて、もう一回良い準備をしたいと思います」

──フィジカルの所で準備したということですが、具体的にどんな準備をしたのでしょうか。

「大きく言ってマインドセットの部分です。そこの準備は毎日のように言ってました。今日の相手の強みが特にフィジカルの所で、特にフォワードのパックの強さと言う所があるので、そこに受けないで意思を持ってしっかりコンタクトするというのは強度が高い練習じゃない時もしっかり意識を持ちながらやろうと言っていました」

──岩出監督が退任されましたが、岩出監督から教わったことを教えてください。

「大学4年間の中で、いちラグビー選手としてもそうですし、いち社会人、人間としての生きる力というものを考えさせてもらった恩師だと思ってます。
今の僕があるのは大学4年間で、ラグビーだけじゃなくてそういう部分も含めて成長させてもらったというのがあるので、本当に感謝しかないです」

──試合中14人で守りきる時間帯がありました。あの時具体的に何を意識したのでしょうか。

「ちょうどハーフタイムに入る時間帯だったので、ゆっくり話せる時間があったのは1つ要因としてあります。ブレイクダウンの枚数をいつもよりちょっとはっきりさせて枚数をしっかり整えると言う所と、ディシプリンのペナルティーの所は80分間言い続けていました。14人になってからすごくいいディフェンスができたと思っていて、こういうディフェンスを15人の中でもできるようにチームの方にアプローチしていきたいと思います」

──30点取った後にスピアーズに攻め込まれて追い上げられたとき、円陣でどんな話を?

「まずはメンタルの所を1番最初に話しました。別に焦らなくてもいいしスコアで勝ってるから、しっかりもう一回自分たちのやるべきことをやるって言うだけで、あと戦術面の所だけを少し話ししてキックオフを迎えた感じです。スコアよりも余裕があったなという感じです。風上というのもあったかもしれないです」

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