NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第10節 交流戦
2022年3月19日(土) 14:30 ヤンマースタジアム長居 (大阪府)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 15-10 NECグリーンロケッツ東葛
NECグリーンロケッツ東葛
ロバート・テイラー ヘッドコーチ
「結果については非常に残念だ。両チームにとって勝たなければならない試合だったと思っている。勝つ側になれなかったことが残念だし、この試合に勝つパフォーマンスのところで100%出すことができなかったことが結果に繋がった。NECグリーンロケッツ東葛は再建の途中で、学びの中で来週トヨタヴェルブリッツへのチャレンジもあるので繋げていきたい」
──100%パフォーマンスが発揮できなかった要因は?
「戦略的に自陣でのプレーをしすぎた。40m辺りのオバープレーによってペナルティに繋がり、もう少しキックを使って違った戦略もあったのではないかと思う」
NECグリーンロケッツ東葛
田中史朗
「ヘッドコーチが言ったように勝たなければならない試合だったが、落としてしまったことが残念だ。相手のブレイクダウンのプレッシャーが強く、ミスしてしまったりペナルティもあったので修正して次の試合に臨みたい。まだまだシーズンはあるので、一つでも勝てるように準備していきたい」
──ディフェンスで大きな声が聞こえ、その辺のリアクションも含めてチームの意識も変わってきているのか。
「意識は変わってきているが、反則をレフリーにトークして遅れてしまうことがあり、その辺のリアクションを改善し次に繋げていきたい」
──意識の改善部分はどこなのか。
「勝ちたい意識は出ているが結果に繋がっていない。一人一人の勝ちたい意識は以前のNECグリーンロケッツ東葛よりも出てきている」
NTTドコモレッドハリケーズ大阪
下沖正博ゼネラルマネージャー
「記者会見の前にお時間を頂いてありがとうございます。レッドハリケーズ大阪のGMを務めさせて頂いている下沖と申します。少しだけお話をさせて頂きたく時間を頂戴しました。
16日夕方にリリースさせていただきました『再編成』に関する報道に関しましてファンの皆様、関係者の皆様に様々なご心配をお掛けしており申し訳ございません。リリース以降、様々な情報がネットやSNSで飛び交っていまして、ファンの皆様に大変ご心配をお掛けしておりますが、正しくはリリース内容どおりでございます。改めまして私からリリースのポイントを3つお伝えしたいと思います。
今年の7月にラグビー関連の新事業会社をNTT、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズの3社で合同で立ち上げます。それと同時に新事業会社が運営を行う事業会社、運営チームが立ち上がります。あわせてドコモが運営するドコモ運営チームを立ち上げます。事業会社運営チームはシャイニングアークスの強化チームでなく新たなチームとして事業性を追求しリーグワン優勝を目指すチームとなります。また、ドコモ運営チームについては、リリースにありましたとおり社員選手が中心となって、これまでと同様の練習環境を維持するとともに採用活動も継続し、引き続き地域連携やPR活動も行っていきます。まずはDivision3の優勝を目標に頑張って参りたいと考えています。
チームはまだシーズン中でございますので、私としては選手、スタッフの試合への集中を最大限サポートしていきたいと考えていまして、個別取材は引き続き控えて頂きたいと思っています。ファンの皆様に私どもが感動をあたえ続けて行けるように最善の努力をしてまいりますので、引き続き皆様の応援をよろしくお願いします。以上でございます。今日は、お時間を頂きありがとうございました」
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
ヨハン・アッカーマン ヘッドコーチ
「今日の勝利を嬉しく思う。選手達が見せてくれた努力を誇らしく、また多くのファンの皆さんに感謝している。この勝利はチーム全体で勝ち得たもので、試合はプレッシャーがかかりスコアまで中々持っていけず精度も欠けてはいたが、相手に得点されたり何とか得点することもでき、後半になってディフェンスも機能しキックの使い分けも良く一進一退のスコアだったが、勝ちきってくれて誇りに思う」
──後半に良くなってきたが、ハーフタイムの指示は?
「ハーフタイムはユニットに分かれて指示を出すが、単純明快にチーム全体にアタックでやるべきとこを明確にして、意思統一をはかりランなのかキックなのかしっかりコミットすることを伝えた」
──後半出場したスタンドオフの王子拓也選手について、難しい時間帯に迷わず投入した理由は。
「65分と72分辺りに川向瑛選手の脚がつり、拮抗した状況で試合が苦しくなると判断し入れ替えた。彼は良い取り組みで練習を重ねてきたし人間性でも貢献している」
──先ほどのGMの話で、難しい状況の中で選手達は戦っているが、ヘッドコーチとしてどのように選手のモチベーションをあげているのか。
「ヘッドコーチとして選手が、楽しめる環境作りに注目している。いろいろな条件もあるが、全員で戦っているので自分達がコントロールできないところは気にせずにコントロールできることだけやっている。選手達に伝えているのは日々、ラグビーができていることに感謝すること、健康体でやりたいことをおもいっきりでき人々に良い影響や感動を与える使命があるので取り組んでいる。将来、どうなるかとか考えプレッシャーをかけても上手くいかないと思っている。もちろん、メンタル的に負担になり試練になるが、我々はチームとして決心しコミットとして進んでいこうとしている。最終的にどういう形で終ろうが、自分がどのような足跡を残せたのか、どういうことがこのチームに残せたのかが一生残る、と伝えており一瞬一瞬を大事にして戦い続けるだけだ」
──前半25分辺りにペナルティゴールを狙わずに攻めたがヘッドコーチとしてはどうだったのか。
「結果論としていろんな見解があるが、基本的にはキャプテンの判断を尊重している。今回の結果は悪くないと思っている。振り返れば『たられば』もあるがキャプテンの判断を尊重している」
──ナエアタ選手の入れ替えは予定通りだったか。
「65分で投入することは、当初から考えていた。ディフェンスでエナジーを持ち爆発力の発揮を期待し投入した」
──良いタックルが決まった時の気持ちは?
「非常に興奮した。控えにも良いインパクトを与えたと思う。大事な場面局面でターンオーバーをとってくれたのは心強い」
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
フランコ・マレー ゲームキャプテン
「今日の勝利は嬉しく、スタッフにも恩返しができたと感謝している。メンバー外の選手達もプレーしたい気持ちもあったと思うが、80分間での課題は山積みだ。次のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦に向けフィジカル的に準備していきたい」
──プレーオフ出場等、チームの目標を聞きたい。
「選手として一戦一戦に集中するしかないので、次のクボタ戦に向け準備していきたい。5試合残っているので良い結果を残すために日々努力するだけだ」
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
タイラー・ポール選手
「ヘッドコーチ、キャプテンが言ったとおりだが、自身も嬉しいが課題は克服していかなければならない。ヘッドコーチがいつも言っているが『勝ったとしてもそれは過去のこと』次に向けて進んでいかなければならない。まだまだ試合はあるので自分達の力を証明し次の試合にもハードワークを続けていきたい」