NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1（リーグ戦） 第14節 カンファレンスB
2022年4月24日（日） 14:30 秩父宮ラグビー場 （東京都）
東京サントリーサンゴリアス 30-3 リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京の左から、ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ、マット・マッガーン ゲームキャプテン、アイザック・ルーカス選手リコーブラックラムズ東京
ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ
「前半は規律の所を守り切れなくて、それによりサンゴリアスのフィールドポジションも取りやすくなりました。後半はいいファイトを見せてくれたので誇りに思っています。早い時間帯に少しやられてしまいました」
──準備していたことが出せたのか。サンゴリアスがどのような戦い方をしてくるか想定していたことなど教えてください。
「前回と同じようなプレビューをして、プレビュー通りですけど相手を自陣に入れすぎてしまい長い時間ディフェンスをしているとアタックへのエナジーが使えなかった。自陣に入らせ過ぎてしまったかなと思います」
──現在1位のサンゴリアスと対戦し、手ごわいと感じた部分はどこでしょうか。
「個人でみるとたくさんいい選手がいます。オールブラックスやワラビーズの選手、日本代表の選手も多いです。一人ひとり見るとすごく才能がある選手が多いチームです。ビッグゲームの経験がある選手も多く、そのような所が強さなのかと思います」
──サンゴリアスと戦うにあたり描いていたものがあれば教えてください。
「金曜日のトレーニングで3人怪我をしてしまい直前での変更がありました。
アイザック選手のプレータイムが800分に達しており、休憩というか違う角度で試合を見て欲しかったので、マット選手にも10番の時間を与えました。
前回の試合でモールディフェンスに苦労したので、フォワードの所を少し修正する意味でも変更がありました」
──ここ数試合序盤に失点しまう要因はなんでしょうか。
「最近怪我も多く、前の週にセレクションできない選手が16名おり、16名もセレクションできないとどのチームでも苦労するのかなと思います。言い訳ではないのですがセレクションの部分で継続性の所が生み出せず、現在取り組んでいる所です」
リコーブラックラムズ東京
マット・マッガーン ゲームキャプテン
「最初の20分、サンゴリアスに自陣に入らせてしまって、いくつかペナルティーを犯してしまったのですが、後半はいいファイトが見られたんじゃないかと思います」
東京サントリーサンゴリアスのミルトン・ヘイグ監督（左）、中村亮土キャプテン東京サントリーサンゴリアス
ミルトン・ヘイグ監督
「今日の試合は厳しかったです。雨の為、少し難しかった。前半は3トライをしていい調子でした。後半は試合を中断してしまうケースが連続して起こってしまい、通常の後半時間より15分近く長かったように感じています。サンゴリアスとして持ち味としているテンポの部分がなかなか出せない展開になりましたし、ファンの皆様の事を考えても雨の中で連続して試合が止まることが続いたので、楽しめなかった後半だったのではないかと思っております。試合の中で達成したい事が両チームある中で、外でTMO（テレビジョンマッチオフィシャル）がコントロールするのではなく、グラウンドにいるレフリーがもっと試合をコントロールしていくのが理想だと思うので、今日は少し中断するケース多く連続して起こってしまったというのが、ファンの皆さんの事を考えると、少し難しかったなと感じています」
──本日デビューした山本選手のレビューと期待を教えてください。
「彼は練習への姿勢、フィジカリティーの部分でコーチ陣にアピールできていましたし、選手達からも認められる存在になっているので、この試合に先発を勝ち取るほどの素晴らしいプレーを今までしてくれています。
将来性のある選手だと思っていますし、より素晴らしい選手になっていくと思っているので、継続して自分が取り組まないといけないところ、成長しないといけないところに取り組んでいってほしいと思っています」
──来週の府中ダービーへの意気込みをお聞かせください。
「府中ダービーということで、フィジカルバトルになるのではないかと考えています。
お互い、ボールを持ってしっかりアタックしたいチームだと思うので、フィジカルバトルで勝てるようにいい準備をしていきたいと思っています。味の素スタジアムに来てくださる、たくさんのお客様の前でプレーできることを楽しみにしています」
東京サントリーサンゴリアス
中村亮土キャプテン
「雨の中でたくさんのファンに来てもらって、最後のホストゲームということで、チームとしても特別な試合でした。その中でいいプレーをしようと思っていたので、このような結果になりよかったと思います。雨の中自分たちのスタンダードを持ってプレーしようというのは試合前から言っていました。今週の初めから、ボールを持っていないときの働きだったり、チームとしていい準備をするというのをしっかり心がけていい準備がチーム全員でできたと思います。いい準備がいい結果に繋がったんじゃないかと思います。スローで難しい試合でしたが、しっかり80分間集中切らさずに戦えたことはサンゴリアスの成長に繋がると思います」
──今週の試合に対する準備について、キャプテンとして教えていただけますでしょうか。
「今日のプレーに関しては満足しています。サンゴリアスのスタンダードでプレーできたと思いますし、速いテンポが作れないときもありましたけど、そのような時間帯もあると思うので、その中でしっかり我慢し続けたことがポイントだったのかなと思います」
──ホストゲームがファンの皆さんのおかげで、黄色に染まることが多かったと思いますが、ホストゲームを振り返ってみてどうでしょうか。
「グラウンド内だけではなくて、グラウンド外でのイベントだったり、ファンの方々が楽しめるようなシステムを構築できていると思うので、プレーする僕らと、運営が一体となって、またこれから盛り上げていけたらと思っております」
──久しぶりの試合かと思いますが、欠場していた理由を教えてください。
「怪我で離脱してしまったのですが、チームのサポートのおかげですぐ復帰できたので、良かったと思います。今日はプレーするタイミングがなかなかなかったですけど、これから徐々にプレーオフに向けて自分のパフォーマンスを上げていきたいと思います」
──TMOについてプレーしていてどのように感じていますか。
「どちらの判断でもいいので早くプレー再開したいという気持ちがあります。自分たちでコントロールできる部分ではないので、常にスイッチをオンにしながら次のプレーに向けてマインドを切り替えることだけに集中しています」
──来週の府中ダービー、警戒する選手は？
「毎回フォワードがとても重要になるので、フォワードに発破をかけて、フォワードに頑張ってもらいます。フィジカルで負けないようにやります」
