NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
D2/D3入替戦[D2 8位 vs D3 1位]第1戦
2025年5月24日(土)12:00 いわぎんスタジアム (岩手県)
日本製鉄釜石シーウェイブス vs マツダスカイアクティブズ広島
マツダスカイアクティブズ広島(D3)
今季にダミアン・カラウナ ヘッドコーチが就任して新体制となったマツダスカイアクティブズ広島は、一つの目標だったディビジョン3の優勝を果たした自信をもって、もう一つの目標となるD2昇格に挑戦する。
ここまでチームが歩んできた道のりに、カラウナ ヘッドコーチも確かな手ごたえをつかんでいる。
「本当にチームは成長しました。チームをマネジメントする立場の人も、選手たち一人ひとりも、私のやろうとしていることを受け入れてくれ、プレシーズンにチームのプレースタイルを決めてからここまで本当にみんなで成長してきたと思います」
ニュージーランド出身の指導者が特に強調してきたのは、新しい文化を作ることだ。
「いまも継続中ですけど、本音が言える文化を作っているところです。私も選手が求めるスタンダードをやっていなければ注意しますし、選手同士もお互いに高いスタンダードを保てるように頑張っています」
キャプテンを務めてきた芦田朋輝もチームの成長を実感しているからこそ、やってきたことに自信をもって盛岡へ乗り込んでいく。
「バンバン(カラウナ ヘッドコーチの愛称)がチームの文化から作ってくれて、チームが一つになって成長できていることを自分もすごく感じています。入替戦でも自分たちが15節やってきたことのベースをまずしっかりやっていきたい。ディフェンスで相手を抑えて、自分たちのアタックを細かいところまでやり切った上で得点を取っていく。それがいまの自分たちの形だと思っています」
規律を守ること。ディティールにこだわること。プレシーズンから変わらず求めてきたことを入替戦に向けた一週間でも求めてきたカラウナ ヘッドコーチは静かに言った。
「いよいよ入替戦が来ました。日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)はすごくいいチームなので、釜石SWが何をやって来るかも考えるべきだと思いますが、まず自分たちのことを考えたい。シンプルにセットピースとディフェンスで圧倒したいと思っています」
成長してきた自分たちに自信をもって、SA広島はD2昇格を懸けた戦いに臨んでいく。
(寺田弘幸)