2025.12.12[東京SG]「いい手本となり、一番の選手になりたい」。新キャプテンのサム・ケインはすべてを注ぎ込む

NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26
ディビジョン1 第1節(リーグ戦)カンファレンスB
2025年12月13日(土)13:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 東京サントリーサンゴリアス

東京サントリーサンゴリアス(D1)

今シーズンから東京サントリーサンゴリアスのキャプテンを務めるサム・ケイン選手

サンゴリアスの誇りをかけ、いざ7年ぶりの頂点へ。

今季スローガンに『PROUD TO BE SUNGOLIATH』を掲げた東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。12月13日(土)の開幕戦、秩父宮ラグビー場でのリコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)戦で、誇りをかけた戦いが始まる。

代表経験者も多く、個々のポテンシャルでは昨季も充実していた東京SG。にもかかわらず、昨季6位と沈んだ要因の一つは、シーズン序盤でのつまづき。20年ぶりの開幕2連敗を含め、序盤4戦で2敗2分と出遅れたことが最後まで響いてしまった。

その内の2戦目でぶつかり、1点差で敗れた相手がBR東京だ。昨季と同じ轍を踏まないためにも落とせない一戦に向け、個人としてもチームとしても仕上がり具合に自信をのぞかせるのは、今季から東京SGのキャプテンを務めるサム・ケインだ。

昨年、ニュージーランド代表・オールブラックスで史上13人目の100キャップ達成を果たし、代表引退。百戦錬磨の男は今季、東京SGにすべてを注ぎ込み、“勝者のマインド”をチームに注入する。

「東京SGで3シーズン目ですけど、代表活動もなくなった今回、初めてプレシーズンを全うできました。すごく楽しく練習できましたし、チームメートがどんなラグビーをしたいかの理解も深めることができた。これまでのどのシーズンよりも、いいコンディションで準備できている実感はあります」

オールブラックスでも長年キャプテンを務めてきた生粋のリーダーは、チームをまとめる上で何を重視するのか?

「みんなのいい手本になる、ということ。自分の中での高いスタンダードを維持し、その結果でほかの選手にもいい影響を与えたい。周りをリスペクトしつつ、自分が一番の選手になりたいという熱意でやっています」

昨季2戦目でBR東京に敗れた際、相手チームをけん引し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せたのは9番のTJ・ペレナラ。今季のBR東京キャプテンであり、10代のころから知るオールブラックスの盟友相手に、同じ新キャプテンとして譲れないものがある。

「昨季は接戦で負けた試合ばかり。リーグ自体とてもタフで、いいチームが多く、どこがトップ6になってもおかしくない。そこで突き抜ける上で大事なのは一貫性です。どんな状況でもブレない一貫性のあるパフォーマンスで、ファイナルまで進むチャンスを自分たちで作っていきたいですね」

(オグマナオト)

2025.12.12[BR東京]30歳でつかんだ日本代表初キャップ。そして伝える、いい習慣の“一貫性”

NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26
ディビジョン1 第1節(リーグ戦)カンファレンスB
2025年12月13日(土)13:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 東京サントリーサンゴリアス

リコーブラックラムズ東京(D1)

日本代表の経験を経て開幕を迎えるリコーブラックラムズ東京の池田悠希バイスキャプテン

ついに待ちわびた2025-26シーズンの開幕戦で、リコーブラックラムズ東京は東京サントリーサンゴリアスと秩父宮ラグビー場で対戦する。今季のスローガンは「Reignite(リイグナイト)『再び闘志に火をつけろ』」。あと一歩でプレーオフトーナメントに進出できず「すごく悔しい思いをしました」と振り返った昨季を経て、池田悠希がチームに火を灯す存在となる。

今季バイスキャプテンに就任した池田が、チームに求めるのは“一貫性”。「まず一つは練習の習慣」と切り出し、高いレベルを設けながらトレーニングの質を高めて強化することの重要性を説いた。

「いいハビット(習慣)で毎回の練習をし続けることで、自然とそれが意識付けられていくものです。特に自分たちがプレシーズンで徹底してきた基本的な部分や、細かい箇所まで練習から高い基準で求め合うことで、試合でも質の高いプレーを発揮し続けられるようになります」

“一貫性”は今年9月に初キャップを獲得した日本代表でも得たものだ。トップクラスの地での学びこそが「基本的な部分をレベル高く発揮し続ける」ことに対する高い意識だった。

自身は決して「口数の多いタイプではない」という。だから普段から“一貫性”を己の姿勢でも示していくつもりだ。

「一貫して続けていくチームのスタンダードというものは、自分が率先してやらないといけないと思います。グラウンド内外で正しい姿勢や選手たちの見本となって見せ続けられるようなリーダーシップを発揮していきたいです」

新キャプテンに就任したTJ・ペレナラを「人間性も素晴らしくて、リーダーシップもすごく発揮してくれています」と慕いつつ、その上で「自分は自分らしくチームをリードしていけば、結果的にTJを助けられる」と信じる。池田流でサポートしていく考えだ。

口調は柔らかだが、芯がある。30歳にして日本代表に上り詰めた青年はその姿勢で、その背中で新チームを束ねていく。そんな彼の実直な姿に注目してほしい。

(藤井圭)

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