2026.01.09[静岡BR]新年初戦、首位への挑戦。円熟の10番が試合を動かす

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第4節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年1月10日(土)14:30 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 静岡ブルーレヴズ

静岡ブルーレヴズ(D1)

静岡ブルーレヴズのサム・グリーン選手

静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)の新年初戦は、首位・埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)との大一番。藤井雄一郎監督も「ここに合わせて準備してきた」と語るように、けがで離脱していた選手も多く復帰した。

中でもサム・グリーンとマルジーン・イラウアは今季初出場で、イラウアは静岡BRでの50キャップ目ということで大いに燃えている。ただ今回は、昨年日本代表にも初選出されたスタンドオフ、サム・グリーンに注目したい。

オーストラリアのブリスベン出身で、埼玉WKのジャック・コーネルセンとは高校時代からの付き合いというグリーンは、スタンドオフとフルバックを兼任するスピード豊かな選手。今年で来日11年目を迎え、昨シーズンにはカテゴリAの資格を得て、昨年7月に日本代表の初キャップを手にした。

ただ、11月22日のジョージア代表戦で肋骨と肩を痛め、12月の復帰は間に合わず悔しい思いを抱いていた。そんな中でも持ち前のスピードに影響がなかったのは不幸中の幸い。満を持して出場する重要な戦いに向けて、自身の成長も実感できている。

「若いころに指導者たちから、『年齢を重ねてくるともっといろいろなことが分かってくるよ』と言われたのですが、当時は何でも知っている気持ちでプレーしていたので少し反発していました(笑)。でもいまはそれが本当だったなと実感しています。ラグビーをたくさんプレーすればするほど、いろいろな状況に直面して、ゲームの流れを読む力だったり、チームメートとの関係だったり、スタッフから教わることだったり、さまざまなことを考えながら自分も成長できていると思います。昨年は日本代表にも呼んでもらえて、チームメートとコミュニケーションを取って同じ絵を見ることの価値や大事さを学べました。特にこの1年間でたくさん成長できたと感じています」

その見せ場として埼玉WKとの戦いは最高の舞台となる。「チームとしてもすごく良いメンバーがそろっていて、時間をかけて良い準備ができています」という中で、司令塔となるスタンドオフの重要性も自覚している。

日本代表での経験を経てどのようなパフォーマンスをみせてくれるのか

「10番(スタンドオフ)には本当に大きな責任が伴うと思っています。自分たちが準備してきたプランを遂行するために、日本人選手とも外国籍選手とも良いコミュニケーションを取りながらチームをまとめ、冷静にコントロールする。それが自分の大きな仕事だと思っています」

常に全力でラグビーと向き合いながら精神面でも成熟を重ね、円熟味を増してきた金髪碧眼の10番。彼に率いられる静岡BRは、埼玉WKに今季初黒星を付ける準備が十分に整っている。

(前島芳雄)

2026.01.09[埼玉WK]役割と責任を、作り直す。山沢京平が迎える今季の初陣

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第4節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年1月10日(土)14:30 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 静岡ブルーレヴズ

埼玉パナソニックワイルドナイツ(D1)

埼玉パナソニックワイルドナイツの山沢京平選手

「いまはとにかく、チームのために良いパフォーマンスをしたい。それだけです」

今季初出場を迎える、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)のスタンドオフ、山沢京平。昨季のリーグ戦では16試合に先発出場し209得点を記録。ディビジョン1の得点王とベストキッカーを同時受賞した。

さらなる飛躍を期した今季だったが、プレシーズン中は体の違和感に悩まされ、復帰までに数カ月を要した。

「焦りもありましたし、不安もありました」。練習や実戦の機会を失う中で、成長が止まってしまうことへの怖さもあったという。復調の兆しが見え始めたのは、12月に入ってからだった。

そんな山沢を支える心強い存在が、今季からバックスコーチとして加わったベリック・バーンズだ。自身がともにプレーした経験はないが、「アニキ(山沢拓也)から現役時代の話をいろいろ聞いていたので、変な親近感がありました」と笑う。

バーンズとの対話は、プレーの輪郭をよりくっきりとさせた。

「なんとなくやっていた部分が言語化される感覚があります。頭を整理して臨めるようになりました」

準備の幅が広がった、というよりも「どちらかというと、深く、はっきり」。山沢はそう表現する。写真の解像度が上がるような感覚に近いという。

埼玉WKで時間を重ねる中で、意識にも変化が生まれた。

「試合に出られない時期に、試合メンバーの相手役を務める中で、どうすればチームに貢献できるかを考えてプレーできるようになってきた」と口にする。

「自分のこと」よりも、「チームのこと」。

だからこそ、昨季獲得した個人タイトルは「昨季は昨季。今季は別物」と言い切る。

「チームの役割を高いスタンダードでやり続けられる選手になりたいし、頼られる選手にもなりたい」と話す

「今季は今季で、目の前の練習と試合に向き合います。チームへの信頼を、今季らしく積み重ねたい。チームの役割を高いスタンダードでやり続けられる選手になりたいし、頼られる選手にもなりたい。そのためにも今季はもう一度、責任感という部分も作り直さないといけないな、って。だからチームのために良いパフォーマンスをして、チームに良い影響を与えられるプレーヤーとして、最終的に良い結果に貢献できる存在になりたいです」

過去に寄りかかるつもりはない。責任感も、役割も、もう一度作り直す。

チームのために、何ができるか。その問いとともに、山沢は今季初のグラウンドへと向かう。

(原田友莉子)

試合詳細

見どころ・試合レポート一覧

ページトップに戻る

Teams

DIVISION 1

  • 浦安D-Rocks
  • クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
  • コベルコ神戸スティーラーズ
  • 埼玉ワイルドナイツ
  • 静岡ブルーレヴズ
  • 東京サンゴリアス
  • 東芝ブレイブルーパス東京
  • トヨタヴェルブリッツ
  • 三重ホンダヒート
  • 三菱重工相模原ダイナボアーズ
  • 横浜キヤノンイーグルス
  • リコーブラックラムズ東京

DIVISION 2

  • グリーンロケッツ東葛
  • 九州電力キューデンヴォルテクス
  • 清水建設江東ブルーシャークス
  • 豊田自動織機シャトルズ愛知
  • 日本製鉄釜石シーウェイブス
  • 花園近鉄ライナーズ
  • 日野レッドドルフィンズ
  • レッドハリケーンズ大阪

DIVISION 3

  • クリタウォーターガッシュ昭島
  • 狭山セコムラガッツ
  • 中国電力レッドレグリオンズ
  • スカイアクティブズ広島
  • ヤクルトレビンズ戸田
  • ルリーロ福岡
ページトップに戻る