2026.03.05[相模原DB]“低くタイトに”。世界中のスクラムを知る3番が語る、日本のスクラムを制するカギ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2026年3月7日(土)13:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)

三菱重工相模原ダイナボアーズのピーター・ショルツ選手。右プロップとして、チームのスクラムを支えリードする

雪で中止となり、約1カ月越しに実現する三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)と東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)の一戦で、セットピースのカギを握るのが、相模原DBの3番ピーター・ショルツである。

先週のトヨタヴェルブリッツ戦、ショルツはスクラムの劣勢を立て直すべく、早い時間帯から投入された。彼は単に個人の力で押すのではなく、フォワード8人全員で“低さとタイトさ”を共有することを徹底し、スクラムを劇的に安定させた。さらに大型選手を数m押し戻す力強いタックルでも存在感を示した。

身長187cm、体重137kgのショルツは、南アフリカ、ウェールズ、イングランド、そしてフランスと、世界各地のトップリーグを渡り歩いてきた稀有なキャリアをもつ。日本でのプレーを選んだのも、世界中のラグビー文化を経験したいという好奇心からだ。彼は各国のスタイルの違いを冷静に分析している。

「フランスはもっと長いスクラムを組むことが多く、フロントローでの駆け引きや技を使う場面が多かったです。イングランドは真っ直ぐでパワーを重視するスタイルです。日本も真っ直ぐですが、より低さを求められます。日本はルールを遵守する傾向が強く、駆け引きが少ないぶん、クリーンですが非常に低いです。そういった違いにアジャストが必要です」

2試合の出場停止からの復帰後、ショルツ自身はペナルティゼロ。この適応能力の高さが彼のキャリアを支えてきたものだ。

相模原DB加入以来、彼はセットピースの核としてチームをけん引する。「いまの自分たちのパックなら、プレシーズン当初の自分たちを圧倒できる」と語るほど、チーム全体のスクラムの進化に手ごたえがあるという。

私生活では家族とともに日本の環境を楽しんでいる。花粉の季節となったが、「妻と息子はずっとくしゃみをしていますが、私はプロップですから、花粉症には負けません」と笑い飛ばす。そんな楽観的な性格も異国での適応を支えている。

東京SG戦に向けて、ショルツは「相手は重いフォワードをそろえてくるだろうが、自分たちも準備している対策がある」と胸を張った。

3月7日、秩父宮ラグビー場で、世界を知るタイトヘッドプロップが東京SGの圧力にどう立ち向かうだろうか。

(宮本隆介)

2026.03.05[東京SG]「僕は歩けなくなるまで続けたい」。常に100%のマクマーン、50キャップ達成へ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2026年3月7日(土)13:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ

東京サントリーサンゴリアス(D1 カンファレンスB)

東京サントリーサンゴリアスのショーン・マクマーン選手。「自分自身、いまはとても状態がいいですし、チームとしてもいい方向に進んでいる」

今季初の3連勝で波に乗る東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。しかも、連勝中は6トライ8トライ、9トライと、トライや得点数も増え続けている。4連勝をかけて挑む3月7日の一戦は、雪の影響で開催できなかった第7節、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦となる。

本来であれば、今週は休息週となるバイウィーク。ほかのチームにとっては体を休める絶好の機会だ。だが、いまの東京SGにとっては、休息以上に連勝の勢いそのまま、試合に臨めることがプラスに働く可能性は高い。

「自分自身、いまはとても状態がいいですし、チームとしてもいい方向に進んでいる。選手層が厚くなっている実感もあります」

練習でも軽快な動きで好調ぶりをアピールするのは、元オーストラリア代表のショーン・マクマーン。2017年の入団から9シーズン目、今節出場できれば節目のトップリーグ・リーグワン通算50キャップ達成となる。

「コロナもありましたし、肩とひざの故障による手術とリハビリで丸2シーズン休んだ影響もあって、ここまで来るのに思ったよりも時間が掛かりました。浮き沈みの激しいキャリアを考えると、50キャップは本当にうれしいことです」

今季はスタメンでも、試合途中からのフィニッシャーとしても、獅子奮迅の活躍を見せるマクマーン。第9節の試合では2トライを決めてプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも輝いた。その頼もしさを、選手としてともにプレーした経験もある小野晃征ヘッドコーチはこう表現する。

「マクマーンの素晴らしさは、何に対しても100%であること。練習でも試合でも、グラウンド外でも100%。だから、仲間たちの信頼を勝ち取れる。彼がグラウンドにいるだけで、どの場面であってもチームの質を高めることができるし、周囲の選手を10%底上げしてくれる。だから、彼が出場した試合の勝率は高くなります」

32歳で迎える節目の50キャップ。世代の近い流大、中村亮土が余力を残しながら今季限りでの引退を決断したなか、マクマーンが見据えるこれからのラグビー人生は?

「僕は歩けなくなるまで続けたい。日本でキャリアを終えるつもりでいます。家族のようなこのチームで、行けるところまで行くつもりです」

(オグマナオト)

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