2026.02.20[浦安DR]圧倒的な跳躍力で駒沢の空を支配。勝機を呼び込む14番の存在感

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2026年2月21日(土)13:00 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 浦安D-Rocks

浦安D-Rocks(D1 カンファレンスA)

今節も見事なハイボールキャッチを見せてくれるのか、浦安D-Rocksのイズラエル・フォラウ選手

前節・東京サントリーサンゴリアス戦でのイズラエル・フォラウのハットトリックは衝撃的だった。試合結果には悔しがりながらも「(ハットトリックについては)満足ですね。けが明けでチャンスをもらえて良かったです」と5試合ぶりとなった自身のパフォーマンスには一定の手ごたえを示した。

特に前半33分に挙げた1トライ目はスタジアムをどよめかせた。グラウンド中央からの田村煕のキックパスを右サイドの深いところで相手よりもはるかに高い位置でキャッチ。そのまま力強いグラウンディングにつなげた。

「練習から形を決めているというよりも、試合中に煕など10番の選手とコミュニケーションを取ってやる感じですね。自分が得意としているプレーであり、心待ちにしている場面です」

簡単には真似できない超人的なプレーをそう涼しい顔で振り返るフォラウのジャンプ力は相手からすれば脅威で、ハイボールの獲得率も驚異的な高さを誇る。五分五分に見えるようなボールでもフォラウがジャンプすれば、その確率は自然と高まり、競り合う相手の頭一つどころか、二つ、三つは高い位置でキャッチし、チームのアタック機会につなげている。

「もちろん、跳び方とかいろいろとテクニックはあるけど、一番大事にしているのはボールを見続けることですね。相手がどこにいるかなどはまったく気にしていないです。キックの質による部分もあるけど、ラグビーの中ですごく楽しみにしているプレーなので、いかに遂行力高くチームのためにできるか考えてやっています」

天性の跳躍力はプロラグビー選手になったときから備わっていたようで「最近は測定しないからどのくらいの高さを跳べるかは自分でも分からないけど、オーストラリアでラグビーリーグ(13人制)を戦っていたときからのスキルだから、キャリアの序盤、19年前からですね。長い年月をかけて磨いてきたテクニックであり自分の強みです」。

今季は山中亮平が加入した影響もあり、本来のポジションであるフルバックではなくウイングでプレーする機会が多いが、そのチャレンジも楽しんでいる。「フルバックと同じようにウイングも自由に動けるし、山中との連係もうまく取れています」。高く跳べて、速く走れる14番の存在は、ほかのチームにはない浦安D-Rocksの武器である。今節での連敗ストップへ、イジーが“駒沢の空”を高く跳び、チームにモメンタム(勢い)をもたらす。

(須賀大輔)

2026.02.20[BR東京]満を持して立つリーグワンの舞台。12番に宿る新たな全黒の才能

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2026年2月21日(土)13:00 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 浦安D-Rocks

リコーブラックラムズ東京(D1 カンファレンスB)

マオリ・オールブラックス 3キャップ。リコーブラックラムズ東京のラメカ・ポイヒピ選手(写真提供:リコーブラックラムズ東京)

ついにリーグワンでのデビュー戦を迎える、ラメカ・ポイヒピ。マオリ・オールブラックスやスーパーラグビー・チーフス時代にクロスボーダーラグビー2024で来日した経験はあるものの、日本のクラブチームでプレーするのは今回が初めて。リコーブラックラムズ東京加入の理由については「日本のラグビーは着実にレベルが上がっていると感じています。自分の力を試し、このチームでどんな貢献ができるのか楽しみ」と前向きに語った。

チームに合流してから数カ月が経ち、すでにそのキックの精度にはチーム内でも高い評価が集まっている。満を持して立つリーグワンの舞台を前に、ポイヒピは「とても興奮しています」と率直な心境を明かした。第9節・浦安D-Rocks戦で任されたポジションはインサイドセンター(12番)。自身が最も好む番号であり、主戦場でもある。12番と13番を中心に、状況に応じて10番も担える柔軟性が強みだ。多彩な役割をこなせる一方で、今回掲げるテーマは明確でシンプル。「周りに素晴らしい選手が多いので、やるべきことをシンプルに遂行すること。チームに求められている役割を果たすことに集中したい」という。まずは与えられた役割に徹する姿勢を強調した。

大きな刺激となっている存在がいる。チーフス時代にはライバルとしてしのぎを削り、現在はチームメートとなったTJ・ペレナラである。マオリ・オールブラックスでともにプレーした経験もあり、その人間性と影響力に尊敬の念を抱く。「TJはチームにエナジーとリーダーシップを与えてくれる選手です。厳しい局面でこそ隣にいてほしい存在」。その言葉からは、絶対的な信頼と共闘への期待がにじむ。

私生活では、元ブラックファーンズ(ニュージーランド女子代表)であり、YOKOHAMA TKMでのプレー経験をもつ妻・グレースさんと2024年に結婚。昨秋には長女が誕生した。娘は生後わずか9日でニュージーランドから日本へ渡航したというから驚きだ。

ポイヒピのニックネームは「ラム」。英語では洋酒の“Rum”だが、日本語ではチーム名の「ブラックラムズ」と同じ響きになる。「ぴったりで面白いですよね」と笑顔を浮かべ、その偶然を歓迎した。

新天地・日本で迎える初の公式戦。新たな全黒のジャージーに身を包み、ポイヒピはリーグワンのグラウンドへと足を踏み入れる。

(原田友莉子)

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