2026.02.20[静岡BR]情熱と冷静さを兼ね備える“司令塔のゴン”。10番で先発へ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2026年2月22日(日)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs 静岡ブルーレヴズ

静岡ブルーレヴズ(D1 カンファレンスA)

今シーズン、ここまで静岡ブルーレヴズの全試合に出場を続けている奥村翔選手。今節は約2年ぶりとなる10番で出場予定だ

2月の交流戦では上位陣相手に連敗し、これ以上は負けられない静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)。今節の三重ホンダヒート戦では、けが人が増えた影響もあってメンバーの入れ替わりがあるが、出番に飢えていた選手や若い選手が躍動するという楽しみもある。

そんな中で特に注目したいのは、前節の試合中に負傷した家村健太に代わって、約2年ぶりに先発からスタンドオフに入る予定の奥村翔だ。

2022-23シーズンにクワッガ・スミスとともに共同キャプテンを務めたこともある奥村は、スタンドオフ、センター、ウイング、フルバックのすべてをこなすユーティリティー性や身体能力を備え、今季はフルバックとセンターで静岡BRの攻撃に強い推進力をもたらしている。

藤井雄一郎監督も「(奥村の)状態はすごくいいし、10番(スタンドオフ)としてのアタックセンスも優れています。ラグビーIQも高くて、いろいろポジションをやっているので、そこで覚えたことも10番で生きてくると思います」と期待を寄せる。

また奥村も、今季自身の成長を感じる点について「視野というか、ボールを持ったときの余裕みたいなところは、昨季よりもレベルアップしているなと感じますし、そこは10番としても生きるなと思っています。一番ボールに触れるポジションですし、自分でもやりたいと思っていました」と久しぶりの大任を楽しみにしている。

そんな奥村は、ジュビロ磐田などでプレーした元サッカー日本代表の中山雅史氏に「似ている」と言われることが多いという。

超負けず嫌いな奥村は、常に「やってやろう!」という強い闘志を持ちながらプレーしていると話す。その“やってやろう感”が見ているわれわれまで明確に伝わってくるところも、中山氏と共通する。他の選手に火を点けるという意味でも、もちろんチームのプラスになっているはずだ。

本人は、10番らしく「クレバーにしっかりとラグビーをするというところにフォーカスしたい」と言うが、全身からあふれ出る闘志は隠せないだろう。また、パスと見せかけながら自ら走ってラインブレイクしていくプレーも、他のスタンドオフにない彼の大きな魅力だ。

冷静さと情熱の両立をどう体現し、静岡BRを勝利に導けるかに注目したい。

(前島芳雄)

2026.02.20[三重H]社員選手という覚悟と誇りを懸けて。“二輪車ダービー”に臨む外国籍選手の思い

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2026年2月22日(日)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs 静岡ブルーレヴズ

三重ホンダヒート(D1 カンファレンスB)

三重ホンダヒートのフレイザー・クワーク選手。「鈴鹿での最後の2試合ですし、ファンのために、ホンダのために、絶対に勝ちます」と語った

「失礼します、よろしくお願いします」

三重ホンダヒート(以下、三重H)に加入してから4シーズン目を迎えるフレイザー・クワークは、少し照れくさそうに、しかし流ちょうな日本語でインタビューに応えてくれた。高校2年生のときにオーストラリアから来日し、開志国際高等学校、日本大学でプレーしてきた彼は、いまや通訳を必要としないほどに言葉をマスターしている。

また、彼は外国籍選手でありながらプロ契約を望まず、現在も社員選手としてプレーを続ける。あえてその道を選んだ決断の裏には、彼の堅実な性格をうかがわせる明確な理由があった。

「理由は将来的なことですね。ラグビーをやめたあとも日本に残りたいと思っているからです。外国籍選手のカテゴリー分けもいつ変わるかわからないし、社員としてやりたかったです」

グラウンド上でも常に体を張ったディフェンスで、信頼性の高いプレーを見せるクワーク。「専門用語はわからないことも多いけど、頑張って学んでいます。プロの選手よりはオフが短くなりますが、これが自分の選んだ道だから、良いことだと思っています」。彼はそう語り、ホンダの社員としても真摯に取り組んでいる姿勢を明かした。

ラグビーの話題になると、その声はさらに熱を帯びる。

「開幕から数試合の結果はあまり良くなかったけど、昨季よりも成長していると思います。栃木で浦安D-Rocksと東芝ブレイブルーパス東京に勝てたのは本当に良かった」と手ごたえを語った一方で、「ただ、先週は最後に勝ち切ることができなかった。そこは課題ですね」と、チームとしての伸びシロにも言及する。

三重Hが22日に迎えるホストゲームは、ヤマハ発動機との関係が深い静岡ブルーレヴズとの対戦。チームにとっても、会社にとってもプライドを懸けた一戦だ。“二輪車ダービー”とも呼ばれる試合に向け、彼は力強く意気込みを語った。

「会社としても負けていないと思うし(笑)、ラグビーも負けない。(レギュラーシーズンに関しては)鈴鹿での最後の2試合ですし、ファンのために、ホンダのために、絶対に勝ちます」
来季、活動拠点を宇都宮へ移す三重H。社員として、選手として、この場所で積み重ねてきた日々の記憶を胸に、フレイザー・クワークは三重交通G スポーツの杜 鈴鹿に勝利をもたらそうとしている。

(籠信明)

試合詳細

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Teams

DIVISION 1

  • 浦安D-Rocks
  • クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
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  • 埼玉ワイルドナイツ
  • 静岡ブルーレヴズ
  • 東京サンゴリアス
  • 東芝ブレイブルーパス東京
  • トヨタヴェルブリッツ
  • 三重ホンダヒート
  • 三菱重工相模原ダイナボアーズ
  • 横浜キヤノンイーグルス
  • リコーブラックラムズ東京

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DIVISION 3

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