2026.03.19[東京SG]“緑の壁”を打ち破り、リベンジへ。アタックマインドを体現する福田健太がチームを導く

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第12節(交流戦)
2026年3月21日(土)12:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 東京サントリーサンゴリアス

東京サントリーサンゴリアス(D1 カンファレンスB)

東京サントリーサンゴリアスのスクラムハーフ、福田健太選手。「意識しているのは、とにかくいい判断をし続け、いい球を供給すること」

2月以降、東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)の攻撃力がすさまじい。5試合中4試合で40得点以上、6トライ以上を記録。前節は今季最多の60得点を叩き出した。チームのDNAである“アグレッシブ・アタッキング・ラグビー”の看板に偽りなしだ。

攻撃のタクトを握る福田健太は、アタックの好調さをこう分析する。

「今季はアタックのオプションが昨季以上に増え、スペースをうまく作り出せています。そして、15人がそれぞれ瞬時に判断し、同じ絵を共有してアタックできている。スクラムハーフとしては、どのスペースを生かすのか。試合のモーメント(節目)を理解し、常にいい球を供給することを心掛けています」

そんな中、好調なアタックを唯一封じられた試合が3月7日に行われた第7節の三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)戦だ。東京SGは今季最少の15点しか奪えず、悔しい負けを喫した。今節は、その相模原DBとのリベンジマッチ。この相手を攻略することが、シーズン終盤を勝ち抜くための布石となる。

「前回の敗戦は、『試合冒頭の5分を大切に』と話していたのに立ち上がりで失点し、うまくマインドセットできなかった。また、ブレイクダウンでのアグレッシブさが欠けていたことも要因です。その反省を踏まえ、次はとにかくブレイクダウンをアグレッシブに制圧する。僅差の試合でも常に勝ち切れるゲームコントロールを目指します」

自慢のアタックがハマれば、相模原DBの“緑の壁”も打ち崩せるはず。特に、チームが同じ絵を描けた際のパススピード、展開スピードは目覚ましい。福田としては、日本代表で体現してきた“超速ラグビー”の経験も生きているという。

「ブレイクダウンに到達する前にスペースを認識する部分は、超速ラグビーで培ったものが生きています。意識しているのは、とにかくいい判断をし続け、いい球を供給すること。さらに、15人で意思疎通ができているからこそ展開も速くできる。コミュニケーションの量も大切にしていきたいです」

前節は自身でも鋭い突破でトライを決めるなど、好調を維持する福田。アタックマインドを体現するスクラムハーフが、チームを勝利へと導く。

(オグマナオト)

2026.03.19[相模原DB]大敗の中で見せた変化。挫折からはい上がった男が示す“あきらめないラグビー”

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第12節(交流戦)
2026年3月21日(土)12:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 東京サントリーサンゴリアス

三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)

前節に引き続き10番で先発する三菱重工相模原ダイナボアーズのチャーリー・ティトコム選手

「ここであきらめるか、それとも後半のパフォーマンスを来週の試合につなげるか」

前節のコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)戦。前半に47点差もの大差をつけられた三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)の選手たちは、ハーフタイムに“二つの選択肢”を突き付けられた。

先発出場して後半39分、パスダミーからラインブレイクに成功し、トライを演出したチャーリー・ティトコムはその試合のあと、「後半に向けて、みんなで『仲間のためにまた頑張ろう』と結束し、それを実際にピッチで見せることができたと思います」と胸を張った。

イングランド最高峰リーグのプレミアシップに所属するレスター・タイガースと相模原DBの提携協定により今季加入した24歳のスタンドオフ。16歳から18歳までレスター・タイガースのアカデミーに所属するも、プロ契約には至らずにラフバラ大学に進学。大学リーグで年間最優秀選手に選ばれる活躍を見せて、ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに所属するプロラグビーチームのスカーレッツに入団。そして2025年、レスター・タイガースとの複数年契約にたどり着いた。

「10番(スタンドオフ)というポジションは、試合に出てミスをしながら学んでいくことが何より重要です。大学では3年間で50〜60試合に出場し、チームを動かす経験をたくさん積めたことが、いまのプロとしてのキャリアの素晴らしい土台になっています」

日本でプレーするという選択も、英国での経験が土台となっている。

「相模原DBとレスター・タイガースの間には良好な協力関係があります。そこで、日本でプレーしてチームに貢献しながら、自分自身もトップレベルの経験を積むチャンスをいただきました。日本での経験を糧にして、レスター・タイガースに戻ったときにより成長した姿を見せたいと思っています。日本でプレーできる機会をいただけて、本当に感謝しています」

アカデミーでの挫折を糧にステップアップしてきた彼のキャリアは、活路を見出して相手と同じ2トライを奪った神戸S戦後半のパフォーマンスと強く重なる。どのような環境でも自分のやるべきことにフォーカスし続ける精神性は、相模原DBが掲げる“あきらめないラグビー”の核心そのものだ。

神戸S戦の後半に見せた変化を一過性で終わらせないために──。今節の東京サントリーサンゴリアス戦に向けて、チームの士気は高まっている。

(宮本隆介)

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