2026.03.27[相模原DB]再び最前列へ。頚椎の負傷を乗り越えたプロップの復帰戦

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第13節(交流戦)
2026年3月29日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)

「室内でのリハビリや安静が必要な時期もあり、精神的にも大変だった」という1年以上の長期離脱を経て、ようやく戻ってきた三菱重工相模原ダイナボアーズの蜂谷元紹選手

待望の瞬間だ。三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)の蜂谷元紹が、約1年2カ月ぶりに公式戦の舞台に戻ってくる。

蜂谷は1番・3番の両プロップをこなす器用さと、密集戦でのフィジカルが持ち味。中京大学卒業後は愛知教員クラブでプレーしていたが、コロナ禍でのSNS企画『#ラグビーを止めるな2020』をきっかけにチャンスをつかみ、2022年に相模原DBに入団した異色のキャリアをもつ。

加入年から10試合、2年目には12試合と着実にキャリアを積み重ねてきた。しかし、さらなる飛躍を誓った昨シーズン、不運が襲う。

25年1月に頸椎を負傷し、長期離脱を余儀なくされた。今季も開幕前の肉離れが長引き、苦闘の日々が続いた。「室内でのリハビリや安静が必要な時期もあり、精神的にも大変だった」と振り返るが、その間もメディカルスタッフやS&Cコーチの支えを受け、懸命に前を向いてきた。

「ようやく100%の状態に戻って、特にスクラムが組めたときは本当にうれしかったです」としみじみと語る表情には、ラグビーを続けることへの喜びがにじむ。

不在の間、チームの課題とされていたスクラムも進化を遂げた。「練習でフロントローやバックファイブが意識して取り組むことで、どんどん改善されています。いまは良いスクラムが組めています」と手ごたえを口にする。

次戦の相手はリコーブラックラムズ東京。強力なプロップ陣を擁する強敵だが、蜂谷に臆する様子はない。

「(同年代の)笹川大五選手を含めてフロントローは非常に強いですが、彼らを押し切るくらいの気持ちで臨みます。まずはセットピースで味方にボールを供給し、フィールドプレーでもチームの強みであるハードワークを徹底したいと思います」

リーグも終盤戦に差し掛かり、けが人が増えている状況での彼の復帰はチームにとっても朗報だ。

「ヘッドコーチも信頼して選んでくれたので、その期待に応えたいです。再びけがをするリスクはあるかもしれませんが、無理はせず、チームに貢献できるように精一杯頑張ります」

長いリハビリの日々を乗り越えたプロップは感謝の思いを胸に、再び最前列でスクラムを組み、チームとともに前へ進む。

(宮本隆介)

2026.03.27[BR東京]初めての長期離脱で得た学び。見えない時間が、確かな力に変わる

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第13節(交流戦)
2026年3月29日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ

リコーブラックラムズ東京(D1 カンファレンスB)

けがやリハビリ等で復帰まで日数を要したが「そういう(離脱した)時期があったのもかなりプラスだったと思っています」と語るリコーブラックラムズ東京の津村大志選手

リコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)は第13節で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する。

前節の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦で敗れ、連勝が4でストップしたBR東京。その強豪との一戦で復帰を果たしたのが津村大志だった。

昨季、大卒ルーキーながら頭角を現し、日本代表に選出されるなど飛躍した津村。しかし、肋骨を骨折すると、以降は脳振盪などにも苦しめられてラグビーキャリアで初めての長期離脱に。さらなる躍進を期待された2シーズン目は悔しいリハビリ生活を強いられた。

スタンドからチームを見守りながら、ノンメンバーとしてできることは何か。好調なチームに対し「うれしい反面、悔しさもありました」と言い、精神的に折れてしまいそうな状況でもイメージを膨らませながら、高いモチベーションを維持してきた。

「自分が出たらこういうプレーをしたいとか、自分が出たらもっといいプレーをするとか、勝手にイメージしながら毎日過ごしました。復帰をしてからもチャンスが来たらいつでもいけるぞというマインドをずっと保ち続けることができました」

けがでメンバー外が続く中での気づきもあった。「いま、チームの雰囲気がいい理由には、メンバーに対してノンメンバーの人たちが強いプレッシャーを掛けていることが大きいんです」。メンバーから外れる悔しさはもちろんある。それでも「自分たちがプレッシャーを掛ければ勝ってくれるだろうという思いもありました」と、試合に出る選手たちに圧を掛けることで後押しにもなる、それがチームのいい雰囲気を生むという感覚を得た。

長期離脱は初めてだったからこそ、「ノンメンバーの大事さをあらためて感じた」と言う津村。その経験を前向きに捉えていると笑顔で話す。

「そういう(離脱した)時期があったのもかなりプラスだったと思っています。日本代表で(初キャップ獲得まで)あと少しのチャンスもありましたけど、まだそのレベルに達していないと自分に言い聞かせて、またゼロからコツコツ自分にできることをやろうと思えました」

ラグビー人生でも大事な時間だったことは間違いない。そこで得たさまざまな学びを今度はグラウンドの上で表現していく。

(藤井圭)

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