2026.04.24[BL東京]リッチー・モウンガは、逃げずに晴れやかに

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年4月25日(土)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 横浜キヤノンイーグルス

東芝ブレイブルーパス東京(D1)

東芝ブレイブルーパス東京のリッチー・モウンガ選手。「シーズンが終盤に入ると先が気になるものですが、目の前の試合に集中します」

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は4月25日、秩父宮ラグビー場で横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)と対戦する。

今季終了後にBL東京を離れ、ニュージーランドに戻ることが決まっているリッチー・モウンガは、ニュージーランド代表56キャップを誇り、クルセイダーズではスーパーラグビー7連覇、BL東京では加入した一昨季から2連覇と圧巻の結果を残し続けてきた。

そんなモウンガの一挙手一投足には常に注目が集まり、試合後のミックスゾーンでは多くの記者に囲まれる。BL東京が7連敗を喫していた期間はさまざまな角度から敗因を探る質問が飛んだが、モウンガは丁寧に、リラックスして答えていた。

「タフな時間が続いても、メディアのみなさんに話すのは苦ではありません。ラグビーというのは良い時間もあれば悪い時間もありますから。もちろん、話したくない瞬間も正直ありましたが、メディアの前に立つことで自分に責任があることを証明できていると思います」

連敗中はセットピースやペナルティの多さが課題となっていたが、モウンガは「あとは自分自身がプレーでどれだけチームを引っ張れるかだと思います」と語ったこともあった。責任や重圧から逃げることなく、チームを勝たせるために心血を注いできた。

ただ、緊迫した状況にあっても晴れやかさを失わないのがモウンガの特別なところだ。

一昨季の決勝直前の練習後には、遊びでゴールキックを蹴っていたフォワード第1列の選手たちに笑顔で教えながら自身の練習を行う姿があった。昨季は準決勝で右手を骨折し、決勝の出場は難しいと思われていたが、練習では周囲と談笑し、悲壮感を漂わせることはなかった。そして、強行出場した決勝で2連覇を達成し、喜びの涙を流した。

今季はプレーオフトーナメント進出圏内の6位をキープしているが、3連覇を狙うには苦しいシーズンとなっている。それでも、モウンガは穏やかに微笑む。

「シーズンが終盤に入ると先が気になるものですが、目の前の試合に集中します。チームは終盤に掛けて良いラグビーができていますし、けが人が戻ってきてチーム力が増していると感じるので、これからの戦いがすごく楽しみです」

責任と重圧を受け止めた上で軽やかに飛び越える。チームを勝たせてきた“優勝請負人”は、楽しみながら3連覇に挑戦する。

(安実剛士)

2026.04.24[横浜E]待ち続けた今季初のメンバー入り。飢える男が、フレッシュな起爆剤となる

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年4月25日(土)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 横浜キヤノンイーグルス

横浜キヤノンイーグルス(D1)

横浜キヤノンイーグルスのフッカー、平石颯選手(写真提供:横浜キヤノンイーグルス)

「3、2、1(スリー、ツー、ワン)、GO イーグルス!!」

全体練習前に選手たちの士気を高める恒例の掛け声がキヤノンスポーツパークにこだますると、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)戦を2日後に控えたチーム練習は今季最後の公開日。横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)を愛するファンが熱視線を送る中、チームは熱のこもった練習に取り組んだ。「ファンのみなさんの応援を実感できますし、チームの一体感をより高めるために公開練習が一役買っていると選手たちは実感していると思います」。言葉の主は、今節のBL東京戦でリザーブの立場から出番を待つ平石颯だ。

平石にとって、BL東京戦は今季初のメンバー入り。なかなかメンバーに入れない苦しい時期を過ごしてきたが、「どこかで必ずチャンスはくる」と気持ちの整理をつけながら出場機会をうかがってきた。

練習の合間にはフッカーの大先輩でもある庭井祐輔と頻繁にコミュニケーション。これまでも庭井とは事あるごとに、「自分が不安に思ったことはすぐに相談させていただている」関係性を築いてきた中で、「プラスになるようなことを伝えてくださる」大先輩の存在は、平石の心の支えとなってきた。

「アタックのボールスキルに関しては、ほかの選手にも負けないと思っているので、そこは注目していただきたいです」(写真提供:横浜キヤノンイーグルス)

「自信をもってやってほしい」とコーチングスタッフに背中を押された平石は、「緊張しやすいタイプ」と自己分析。それでも、途中出場でグラウンドに立ったときには最大限のパフォーマンスを発揮できるように、「ウォーミングアップの時点からメンタルを作っていく」と頼もしい。また平石は途中出場からのプレーイメージをこう口にした。

「チームから求められていることの第一優先はセットピースを安定させること。あとは自分の強みであるフィールドでのアタックやボールスキルを発揮することは、チャンスがあれば、どんどん狙っていこうと思っています。アタックのボールスキルに関しては、ほかの選手にも負けないと思っているので、そこは注目していただきたいです」

BL東京とのビジターゲームを制し、一つでも上の順位へ──。今季初のメンバー入りを果たしたフレッシュな平石が、前年王者撃破の“起爆剤”となる。

(郡司聡)

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