2026.05.09[東京SG]受け継ぐ、その背中。“サンゴリアスらしさ”を体現したレジェンドたちを送り出すために

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第18節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年5月10日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs リコーブラックラムズ東京

東京サントリーサンゴリアス(D1)

今シーズン限りでの引退を表明している東京サントリーサンゴリアスの流大選手(右)、中村亮土選手(左)

前節の勝利でチームワースト5連敗というトンネルを抜け出し、プレーオフトーナメント進出も決めた東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。5月10日の第18節は、リコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)を秩父宮ラグビー場に迎えてのホストゲームだ。

第18節の試合前時点で、東京SGは4位。BR東京は5位。順位を懸けた一戦であるのと同時に、今季限りでの引退が決まっている流大、中村亮土の両名にとって、レギュラーシーズン最後のホストゲームという意味合いも持つ。この日は流が9番、中村が12番で先発出場。試合後には引退セレモニーも予定されている。

プレーオフトーナメントでの戦いがまだあるとはいえ、クラブの歴史を支えてきた偉大なレジェンドと過ごせる時間は、刻一刻と少なくなっている。あらためてチームメートたちはいま、何を思い、何を受け継ごうとしているのか。ポジション的に関係性の深い二人に話を聞いた。

流と同じスクラムハーフとして、直近2シーズン、ほとんどの試合で“先発とリザーブ”という関係性にあったのが福田健太だ。

「今季はポジションだけでなく、『響グループ』と呼んでいるリーダーグループでもナギー(流大)と一緒に過ごす時間がありました。それだけに、ナギーがどうやってチームをリードしていくかもしっかり学べた1年でした。その中でも印象的だったのは、『響グループのパフォーマンスがチームのパフォーマンスに直結する』という言葉です。リーダーも、そして9番というポジションも、言葉だけでなくパフォーマンスが大事だ、ということを日々実感しています」

中村亮土と同じセンターでコンビを組むことが多かったのは中野将伍。万能型センターの中村と、本能型センターの中野将伍という個性の異なるセンターコンビは、東京SGの戦術の幅そのものでもあった。

「亮土さんが12番、自分が13番で一緒に先発するのは久しぶりですね。ずっと同じポジションでやってきて、試合の中で何かを感じて学べる機会はもう本当に数試合。楽しみながら、この特別な時間を大事にしながらプレーしたい。ここから毎試合勝ち続けて、優勝して偉大なレジェンドを送り出したいです」

引退するレジェンド両名と同ポジション。スクラムハーフの福田健太選手(右)、センターの中野将伍選手(左)

誰よりも“サンゴリアスらしさ”を体現してきた流・中村とともに挑む、シーズンクライマックス。今季のチームスローガンに『PROUD TO BE SUNGOLIATH』を掲げる東京SGにとって、まさにプライドを懸けた戦いがここから始まる。

(オグマナオト)

2026.05.09[BR東京]チームの目標が、自分の目標。迷いながらもたどり着いた、ラグビーを続ける意味

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第18節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年5月10日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs リコーブラックラムズ東京

リコーブラックラムズ東京(D1)

チームはプレーオフトーナメント進出を決め、個人としても充実したシーズンとなっているリコーブラックラムズ東京の西和磨選手

今季の目標であったプレーオフトーナメント出場を前節に達成したリコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)。レギュラーシーズンの4位以内に向けて東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)戦に臨む。

今季で8シーズン目、30歳を迎えた西和磨も、「今まで上位に絡めたことがなかったので、プレーオフに行けるのは率直にうれしいです」とプレーオフトーナメント出場への喜びはひとしおだった。これまで社員選手として戦い抜き、チームの目標のために死力を尽くしてきた。

「社員選手はチームを変えることができません。僕自身としても代表などに入れれば良かったですけど、そういうこともなく今までプレーしてきました。自分のラグビー人生で達成したいと思っていることは、チームが立てた目標をクリアすることなんです」

帝京大学を経てBR東京に加入するも最初の数年は悩むことのほうが多かったという。

「若手のころはあまり試合に出られなくて、そこから試合に出られるようになってもチームとしていい方向に向かうことができませんでした。結婚もして子供もできてラグビーを続けるべきなのかと思ったタイミングは何度かありました。社員選手なのでラグビーをやめてこの会社で働くという次のステージが待っていると思うので、そこで頑張ったほうがいいのかなと」

それでも、チームの目標を達成できていないという心残りはあった。その思いはラグビーを続けるパワーの一つになっていた。

今季はプレーオフトーナメント出場というチームの目標、それはすなわち西の個人としての目標もかなえた。その上で、「今季に達成したから今年でやめるとか、そういう話ではないですけど」と笑いながら、次の目標にも照準を当てる。

「自分たちはいまトップ4を掲げています。もちろん優勝できればそれが一番いいですが、この8年間で自分たちの目標にしていた位置に届いたことが一度もなかったので、まずはその目標を超えられるように頑張りたいです」

東京SGとはプレーオフトーナメントの初戦で戦う可能性もあるからこそ、アドバンテージを得たい一戦と西は捉える。

「消化試合とは思っていません。勝ちにいって、なんならこの試合で相手の心を折るような、プレーオフでは敵わないかもしれないと思わせるぐらいのインパクトを残したい。メンタルでの勝負はすでに始まっていると思っています」

一つでも上の順位でプレーオフを迎えられるように。西は誰よりもチームのために体を張る。

(藤井圭)

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