2026.01.09[日野RD]徹底的にラグビーと向き合って。支えてくれた先輩たちへの恩返しを胸にいざ初先発

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第3節
2026年1月10日(土)12:00 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
花園近鉄ライナーズ vs 日野レッドドルフィンズ

日野レッドドルフィンズ(D2)

初めて先発のメンバーに選ばれた、日野レッドドルフィンズの吉村一将選手

日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は今季初勝利を懸けて、東大阪市花園ラグビー場での花園近鉄ライナーズ戦に臨む。

この試合で右プロップの先発に吉村一将が選出された。これまでリーグワンでのキャップ数は3だがすべて途中出場。初スタメンの機会について、吉村は「2026年最初の試合なので、最初のプレーから気持ちで絶対に負けないように。相手には体が大きい選手が多いですが、低くタックルにいって、とにかくがむしゃらに。熱量で上回って、勝ちにいきます」と意欲を燃やしている。

24年2月に流通経済大学からアーリーエントリーで日野RDへ。大学ではスクラムでのプレーに絶対の自信を持っていたが、リーグワンでは各選手が持つフィジカルの強さに戸惑った。「入団1年目は、日々練習しながらも『メンバーにはどうせ選ばれないだろう』という気持ちがどうしても出てしまった。強みだったスクラムが弱みになっている……と感じ、自分の中でネガティブになっていた」と振り返る。

「試合に出られない時間が重なるたびに『このチームで試合に出たい』という気持ちがあふれてきました。意識改革というか、とにかくどんな時間も無駄にしたくない、と徹底的にラグビーと向き合いました」。苦しい時期を乗り越えられたのは、試行錯誤の中で見つけた「今までの自分を超える」という思いだった。

「動画もよく見るようになりました。自分のプレーを録画して、スクラムの姿勢やラインアウトのリフトの精度などプレーを徹底的に研究しましたし、フィールドでも『ここは自分が歩いているな』といったシーンを見つけて練習から運動量をもっと意識付けしていくなど、質を改善していきました」

その結果「『戦える武器になった』と断言できるくらい、スクラムは強くなれたと思っています。いまはもうどこにも負けない、という気持ちを持って全力でぶつかります」

思うように試合に出られなかった期間を支えてくれたのは誰だったのか──。

「本当に日野RDの先輩たちには何度も何度も助けてもらいました。谷口(永遠)さんも『お前はもっとやれるぞ! やるんだ!』と常に声を掛けてくれました。『この先輩と一緒に試合に出たい』という思いが、ここまで頑張れる原動力となったのは間違いないです」

その恩は東大阪市花園ラグビー場のグラウンドで返すつもりだ。

(関谷智紀)

2026.01.09[花園L]ある出会いから続く成長の日々。常に意識するのは“もう一つのトライ”

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第3節
2026年1月10日(土)12:00 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
花園近鉄ライナーズ vs 日野レッドドルフィンズ

花園近鉄ライナーズ(D2)

花園近鉄ライナーズのラタ・タンギマナ選手

リーグワンではチームにとって初となる開幕連勝を飾り、好スタートを切った花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)。そんなチームをプロップとして支えるラタ・タンギマナも開幕から2試合連続でトライを決め、早くもキャリアハイとなるシーズン3トライの数字を積み重ねている。

「私自身も『将来は日本代表になれるように』という話を本人ともしています」と太田春樹監督はタンギマナのポテンシャルを絶賛する。

この先、いかに華やかなキャリアを過ごそうとも、今節で対戦する日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)はタンギマナにとって絶対に忘れられない相手である。2022年4月1日、日本文理大学を卒業したばかりの青年が初めて、リーグワンの舞台に立った際の対戦相手が日野RDだった。

後半途中から東大阪市花園ラグビー場のピッチに送り出された一戦を「僕のファーストキャップなので、いまでも覚えていますよ」とタンギマナは人懐っこい笑顔を見せながら振り返った。

1月23日には28歳の誕生日を迎えるタンギマナだが、才能だけでなく、同じトンガ生まれの大先輩との出会いが選手としての成長に導いた。

日本文理大学でコーチを務めた当時、ナンバーエイトだったタンギマナにプロップへのコンバートを提案したタウファ統悦さん(普及・地域グループ連携)は、日本代表でもプレーした名手だが「もともとは3列目の選手でしたけど、身長が高くない。トップレベルで生き残るためにはプロップしかないと思って、大学の監督に話をしました」と明かす。

コンバートへの提案を即断で受け入れたことが、リーグワンへの扉を開くことになったわけだが、「家族を助けられることにもなるので、プロップでプレーすることに抵抗はなかったです」(タンギマナ)。

ポジションは右プロップだ

スクラムを安定させつつ、トライでも貢献する今季のタンギマナは、「試合前のアップのときに『今日はトライを取ってやろう』なんて、実は一つも考えていないんです」という。常に意識するのはもう一つの”トライ”だ。

「自分の役割を徹底してやろうとトライ(挑戦)するだけです」

デビューを飾った日野RD戦から、はや3年9カ月──。当時は後半からの投入だったが、タンギマナは堂々たる花園Lの主力として、思い出深い相手との一戦に挑む。

(下薗昌記)

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