2026.03.05[GR東葛]チームと地域をつなぐ15番。“ゲームドライバー”が復帰戦で勝利を届ける

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第8節
2026年3月7日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
日野レッドドルフィンズ vs NECグリーンロケッツ東葛

NECグリーンロケッツ東葛(D2)

けがのため今シーズンは今節が初出場となるNECグリーンロケッツ東葛の宮島裕之選手(写真は2025年5月11日、対レッドハリケーンズ大阪戦)

今節、宮島裕之が今季初出場を迎える。プレシーズンのトヨタヴェルブリッツ戦での負傷から約4カ月。けがからの復帰戦を前に、宮島は穏やかな表情でこう話す。

「練習はしっかりやってきたので、不安はないです」

昨年8月、チーム譲渡の話が浮上。そして開幕直前に来季からJR東日本へ譲渡されることが決定した。したがってNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)として戦うのは、今季が最後のシーズンとなる。

「今シーズン初めて出るということと、ジャージーが変わっていること、そしてGR東葛としては最後のシーズン。いろいろなことが重なっているので、すごくワクワクしています」

宮島はグラウンドの外でも、チームを支えてきた選手の一人だ。社業の一環としてスポンサー企業を回り、チームの近況を伝える役割も担っている。譲渡が決まったあとも、彼は地元企業を訪ねて報告を続けてきた。

「挨拶に行ったときに『僕はまだけがで試合に出ていないんですけど……』と話すのと、『この前の試合では……』と話すのとでは全然違うんです(笑)。やっぱり試合に出ている選手がスポンサーさんのところに来るというのが、チームの良さでもあるので」

笑みを見せながら話す宮島は、さらにスポンサーやパートナー企業の支えをあらためて感じたことを話す。

「『決まってよかったね』『頑張ってね』と、ずっと声を掛けていただきました。譲渡が決まらなかった時期でも『一番つらいのは選手だから、私たちは応援しているよ』と言っていただいて、本当にありがたかったです。来季以降も東葛地区で活動できることも大きいです。そのまま関係を続けられるわけですから」

そして迎える今節の日野レッドドルフィンズとの一戦。前節、GR東葛は清水建設江東ブルーシャークスに敗れただけに、再び勢いを取り戻したい状況だ。宮島にはフルバックとして、後方からチームを動かす“ゲームドライバー”の役割が求められる。

「自分の役割をしっかり果たすこと。フルバックとしてゲームを進めていく、司令塔に近い役割をやりたい。チームを前に進めて、引っ張っていく姿勢を見せたいですね」

スポンサーの声、地域の期待、そしてチームの未来。グラウンドの外で聞いてきたその思いに対して宮島は、グラウンドの上で応える。ただの戦線復帰ではない。宮島の復帰は、グラウンドの内外においてチームと地域をつなぐ“ゲームドライバー”の帰還でもある。

(鈴木潤)

2026.03.05[日野RD]未勝利の前半戦。リーダーの熱い思いと姿勢が反転攻勢へのカギ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第8節
2026年3月7日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
日野レッドドルフィンズ vs NECグリーンロケッツ東葛

日野レッドドルフィンズ(D2)

日野レッドドルフィンズの谷口永遠(たにぐちとわ)選手。「僕はポジティブに、まず1勝すれば絶対波に乗れると信じてやっています」

日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)が苦しんでいる。

前節のレッドハリケーンズ大阪戦(以下、RH大阪)では試合終了直前までリードしながら、ペナルティから相手の前進を許し、後半38分にトライを奪われて痛恨の逆転負け。リーグ前半戦をまさかの未勝利(勝ち点2)で折り返すこととなった。

一方、その試合では日野RDの代名詞であるエキサイティングなアタックを見せる場面も多くあった。「フォワードのパスから散らして広く展開できたし、ゲインラインを突破することもできていた。準備してきたプレーをリーグ後半戦でどんどん出すことができれば、まだまだ自分たちは(上に)行けると思っています」と、フロントローの要でありムードメーカーでもある谷口永遠は巻き返しを誓う。

「練習から一つひとつのプレーで気持ちを見せていくことがいま必要だと思っています。メンタル的に落ちている選手もいるかもしれないけれど、やはりリーダー陣が見せていくと気持ちがチームに伝染するので。僕はポジティブに、まず1勝すれば絶対波に乗れると信じてやっています」。谷口はそう思いを語りつつ、反撃に向けての課題を一つ挙げた。

「フッカーとして、セットピースを安定させることが大事だと思っています。チームとして用意していることを100%実行することが一番大切なので、フォワードのメンバーに対してきめ細やかに声掛けをして、コミュニケーションを密にし、そこをもっと突き詰めていきたいと思っています」

結果が出ず、精神的に厳しい状態に選手がいることは想像に難くない。しかし、練習に取り組む選手たちはそれらをおくびにも出さず、とにかく前向きなエネルギーに満ちていた。それは谷口をはじめとしたリーダー陣の姿勢も影響していることは間違いない。

「一つのタックル、一つのキャリー。とにかく目の前の一つひとつのプレーを100%やり切る。それを80分間とおしてできれば結果も自ずと付いてくると思います。僕自身は常に100%出し切ることを意識して戦いますし、接点では激しく体を張って、『チームのために死んでもいい』くらいの気持ちで80分間、すべてを出し切ります」

谷口の「熱い思い」が上昇への原動力となる。

(関谷智紀)

試合詳細

見どころ・試合レポート一覧

ページトップに戻る

Teams

DIVISION 1

  • 浦安D-Rocks
  • クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
  • コベルコ神戸スティーラーズ
  • 埼玉ワイルドナイツ
  • 静岡ブルーレヴズ
  • 東京サンゴリアス
  • 東芝ブレイブルーパス東京
  • トヨタヴェルブリッツ
  • 三重ホンダヒート
  • 三菱重工相模原ダイナボアーズ
  • 横浜キヤノンイーグルス
  • リコーブラックラムズ東京

DIVISION 2

  • グリーンロケッツ東葛
  • 九州電力キューデンヴォルテクス
  • 清水建設江東ブルーシャークス
  • 豊田自動織機シャトルズ愛知
  • 日本製鉄釜石シーウェイブス
  • 花園近鉄ライナーズ
  • 日野レッドドルフィンズ
  • レッドハリケーンズ大阪

DIVISION 3

  • クリタウォーターガッシュ昭島
  • 狭山セコムラガッツ
  • 中国電力レッドレグリオンズ
  • スカイアクティブズ広島
  • ヤクルトレビンズ戸田
  • ルリーロ福岡
ページトップに戻る