NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第8節
2026年3月14日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
前半戦を5勝2敗、勝ち点25で折り返し、今週末から勝負の後半戦に向かう豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)。目の前の一戦に全力を尽くし、成長しながら勝ち点を積み上げていきたい。
13番で先発出場を予定している戸野部謙にとって、今節は今季初出場の舞台。前節にけがで交替した市川敬太に代わっての出場となるが、徳野洋一ヘッドコーチは戸野部について「市川の控えという立場で、代わりに出てくる選手ではない」とキッパリ。「いつでもメンバーに選ばれる立場でしたし、実力でジャージーを奪い取ったと思っています」と続ける。
「もらったチャンスをモノにできるように、いつもどおりやるだけです」と戸野部。今季はS愛知のノンメンバー組をまとめるキャプテンとして、練習中にもリーダーシップを発揮してきた。「今までそういった立場になることはなかったので、心配な部分もありました。『何か発言しないと』という気持ちでいましたが、逆にそれがチームのことを考えることにつながって、いろいろと得るものがありました」。
「周りを見る力がついたと思います」と自信をもって話す戸野部。「お手本しかいない」チームメートにも支えられ、アピールを続けてきた。どのような部分をアピールしていたのか問うと、「難しいことはしていないです。自分のプレーを見せて、どうチームに貢献していくかを意識していました」との答え。試合に出られないことへの焦りや、激しい競争に対する気負いはなかったという。
小さな努力の積み重ねが、戸野部をメンバー入りまで押し上げた。「試合中は、練習でやってきたものがうまく出せないことだらけだと思います。そのときにいかにコミュニケーションを取って対応していくかが大事だと思うので、『シンプル・イズ・ザ・ベスト』でやっていきたいです」。
派手なプレーや豪快な選択はいらない。小さな良いプレーを続けることが、勝利への近道だと戸野部は知っている。「チームを助けられる存在になれたらいいなと思います」。ただの代役ではないことを、グラウンドで証明する。
(齋藤弦)



























