2026.01.16[WG昭島]父が立った舞台を目指して海を渡った男。日本で積み重ねる、夢への一歩

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第4節
2026年1月17日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs 狭山セコムラガッツ

クリタウォーターガッシュ昭島(D3)

クリタウォーターガッシュ昭島のヴィリアミ・ヘル選手。ラグビーワールドカップ2027ではアメリカ代表として日本代表と対戦するかもしれない

ラグビー選手にとって、ラグビーワールドカップは夢の舞台だ。その大舞台を目標に、アメリカから日本へ渡ってきたのがヴィリアミ・ヘルだ。奇しくも、ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会で、アメリカ代表は日本代表と対戦する。その対戦を思い描くヘルの表情は、実に楽しげだった。

「日本を倒すことは、すごく特別な経験になると思います。そのときには、日本語もいまよりずっと分かるようになっていると思いますしね(笑)」

すでに日本代表とは対戦経験がある彼がワールドカップを強く意識する背景には、父の存在がある。父親は1987年に行われた第1回ラグビーワールドカップで、アメリカ代表としてプレーした元代表選手。その背中を追うように、自然とラグビーの道を歩み始めたヘルは、成長の場としてクリタウォーターガッシュ昭島を選んだ。

日本へ旅立つ前、アメリカ代表のコーチから彼は二つのアドバイスを受けた。一つはラインアウトでのリーダーシップ向上。試合の流れを左右する局面で周囲をまとめ、的確な判断を下せる存在になること。もう一つは、異国でプロとしてプレーすることでチームから「頼られる存在」となること。「プレッシャーの中でこそ、選手としても人としても成長できる」、と助言された。その成長を具体的に形にするため、ヘルは毎試合ごとに明確な目標を設定している。モールからのトライを一つ、ラインアウトからのスティールを二つ、そしてドミナントタックル率15%。数字に落とし込むことで、自身の役割と責任をはっきり意識しているのだ。

日本での挑戦が始まる中、私生活でも大きな出来事があった。来日後、第2子となる男の子が誕生した。父としての責任も背負い、迎えるのが今節の狭山セコムラガッツ戦だ。

「ずっとプレーしたいと思っていましたし、やっとチャンスが来た。すごく楽しみです」

新たな命と、ワールドカップという大きな夢。ヴィリアミ・ヘルはいま、日本の地で、その夢の舞台へと、一歩一歩、近づいている。

(匂坂俊之)

2026.01.16[狭山RG]自身の原点は“花園”にあり。初スタメンに懸ける思いでチームを前へ押し出す

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第4節
2026年1月17日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs 狭山セコムラガッツ

狭山セコムラガッツ(D3)

12番でメンバー入りとなった、狭山セコムラガッツの森元翔紀選手

第4節のクリタウォーターガッシュ昭島戦で3連勝を目指す、狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)。前節での圧勝の勢いをどう生かすかがカギとなる中、注目はこの試合で初のスタメン入りを果たす森元翔紀だ。

「これまではリザーブでの出場が多かったので、スタメン入りが決まったときは、このチャンスを絶対に生かしたいという気持ちが湧いてきました」

3歳からラグビーを始め、高校は兵庫県の強豪・報徳学園高校へ進学。全国高校大会にも出場し、大観衆の中でプレーした経験をもつ。「高校2年のとき、10番を背負って花園に出場が決まってから、ラグビーについてより勉強したり、さまざまな戦術を考えたりする中で、ラグビーの奥深さを実感し、あらためて楽しいスポーツだと感じました」

パススキルの高さは最大の武器だが、リーグワンに舞台が変わった昨季は、体力面やフィジカル面での課題も感じたという。

「ボールを持って前進できなかったり、一発のタックルで倒れなかったりと、トップイーストリーグ時代とは違うフィジカルの強さを感じました。今季に向けては自身の武器を磨くことはもちろん、ウェイトトレーニングなども強化し、体力面の強化に努めました。今季初出場となった第2節のルリーロ福岡戦では、その成果を感じることができたので、次の試合では全面的に自分の良さを発揮したいです」

上下関係なくコミュニケーションが取れるのが狭山RGの魅力だと森元翔紀は語る。練習中は、先輩の野口宜裕や同世代の中洲晴陽から、良いプレーが出ると「よっ、イケメン」といじられることも。「たまにいじられることもありますが、先輩・同世代・後輩など関係なく、良い環境ができていると思います」。

4月には東大阪市花園ラグビー場での試合も予定されており、思い出の地でプレーしたい気持ちは強く、「そのときにメンバー入りできるように頑張ります」と話す。持ち前の巧みなパスさばきに、強度を増したフィジカルで、チームを勝利に導けるか期待したい。

(松野友克)

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