2022.03.07NTTリーグワン 2022 D1 第8節レポート(東京SG 56-17 神戸S)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第8節 交流戦
2022年3月4日(金) 19:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 東京サントリーサンゴリアス 56-17 コベルコ神戸スティーラーズ

コベルコ神戸スティーラーズのデーブ・ディロン ヘッドコーチ(左)、日和佐 篤ゲームキャプテン

コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「終盤に残念な結果になってしまったが、キックオプションの使い方など様々なところで学ぶべきところはたくさん出てきました。今は辛い気持ちに直面しております。東京サントリーサンゴリアスさんが何も与えない、全力で潰しにきたすごくいいチームでした。
新型コロナウイルスが蔓延したりと非常に難しい状況がチームで2週間続きましたがそれは言い訳になりません。パスが緩かったり、ラインブレイクの後だったり、取りきれなかったところがたくさんあり、このような結果につながってしまった。単純に一言で言うと悔しいです。選手たちは努力をしてましたけど、やはり悔しいです」

──アタックが思うようにできなかった理由。どのようなことが要因でしょうか。

「タイミングのズレだったり、2、3週間まとめて練習できなかったなかで、合っていなかったというところがあると思います。ブレイクダウンにもう1人エクストラで人数をかけられなかったり、シェイプが崩れてしまったり等だと思います」

──(本来は1番である山本幸輝選手の)先発の3番での起用理由は。

「まずはすごく予想外というか、すごく良い働きをしてくれていたというのが山本選手に対してまず1つ言えることだと思います。もちろん彼自身の努力はそうですし、誇りに思える形で今日は頑張ってくれたのかと思います。
どうしても新型コロナウイルスが蔓延してしまった中で、いろいろと変動するチーム状況がありました。けが人の状態ですとか、様々な状況を踏まえて、最後に答えを絞り出した結果、山本選手を3番に置くと言うような采配に至った次第です。難しい状況の中で本来プレイしないポジションをプレイした彼には、本当に言っても言い切れない位すごいありがたいですし、すごくよい働きをしてくれたのかと思います」

コベルコ神戸スティーラーズ
日和佐 篤ゲームキャプテン

「まずは東京サンゴリアスさん、すばらしいゲームありがとうございました。ヘッドコーチも先ほど申し上げましたが、何もさせてもらえなかったと言うところに尽きると思います。やるべきことたくさんあるので、次に向けてしっかり準備をしていくだけだと思ってます。やるべきことをやっていきたいと思います」

──アタックが思うようにできなかった理由。どのようなことが要因でしょうか。

「崩しきれなかったと言うところが1番。最後のパスの精度、そこをもう少し上げないといけないと思っています」

──試合間隔が空いたなかで難しい試合だった。試合の入りは良かったように見えたが、あっさり失点しまったような印象がありました。

「ゲームの入りは素晴らしい入りができたと思っています。キックの蹴り合いのなかで中途半端なキックになってしまったり、東京サンゴリアスに空いてるスペースに綺麗に運ばれたなというのが僕の受けた印象です」

──スペースに運ばれたときのディフェンスの反応が物足りない感じや足が動いてないことはありましたでしょうか。

「足が動いてないと言うよりは隣との連係の部分が合っていなかった。ゲーム中に修正できればよかったんですけど、最後までできなかったというのがあります」

東京サントリーサンゴリアスのミルトン・ヘイグ監督(左)、中村亮土キャプテン

東京サントリーサンゴリアス
ミルトン・ヘイグ監督

「ファンの皆さん、今日は応援ありがとうございました。いいゲームでした。前半私たちはいいディフェンスをしました。後半は同じようにプレイをしましたが、いくつか課題を見つけました。特にキャッチパス、ブレイクダウン。次の試合までに修正しなければいけません。ボーナスポイントを取りましたし満足しております」

──神戸に対して、先発のフォワードの7人が日本人だったが、どのような意図を持っていたのか。

「みな良い選手です。シーズンも長いので若い選手たちにチャンスを与えるとという意図もありますし、選ばれた選手がしっかりと自分の役割のところで能力を発揮してくれたと思いますし、チャレンジに対してしっかりステップアップしてくれたと評価しております」

──この時期のナイターということで気をつけたことがあれば教えてください。

「特に変わったことはしていませんでしたが、週の初めに試合を想定して夜に練習を1日だけやりました。基本的にナイトゲームというのは選手たちのエナジーをたくさん発揮できるかなと思っていましたので。今日の夜は良いパフォーマンスができたと思っております」

東京サントリーサンゴリアス
中村亮土キャプテン

「久しぶりのナイターゲームと言うところで、選手としてはすごい楽しくいつもと違う雰囲気のなかゲームできたところが非常に良かったですし、先週負けてちょっとがっかりしてからのスタートだったんですけれど、選手みんな気持ちを切り替えて今週に向けてしっかり自分たちの修正すべきところに向き合って修正できた東京サンゴリアスのラグビーができたので、ほんとにチームメイトを誇りに思いますし、たくさんスクラム組んでくれたフォワード陣に感謝したいと思います」

──先週は負けて気持ちの面で難しいところがあったと思うが、非常に強意識高くやっているように見えました。キャプテンとして配慮していたところがあれば教えてほしい。

「今週のスタートの段階で、しっかり言い訳せずにレビューした上で何が必要なのかというのを明確にできたことが、うまく次のステップに切り替えられたところではありました。
メンタルの部分もとにかく今週はエナジーを持って全員良いコミニケーションしながら、課題にフォーカスしていくというところを全員が練習中に意識した成果が今日出たのかなと思います」

──自陣から攻めたり、東京サンゴリアスの攻撃がうまくいった要因等あれば教えてください。

「ディフェンスが良かったところです。前半のほとんどがディフェンスからの切り返しで、オーバーしてアタック、そのままトライだったので、ディフェンスにしっかり自信を持って、ノーペナルティで我慢してディフェンスできてたので、それがいいアタックにつながったと思います」

──マッケンジー選手へのキックパス、仁熊選手へのバックパスの際、どのようなコミニケーションがあったのか。

「キックパスについては、ラインとしてスペースにアタックするということはコミニケーションしっかり取れていたので自信を持って遂行しただけです。
仁熊選手へのパスに関しては、しっかりスペースを見つけて走り込んだのと仁熊選手が良い形でサポートしてきてくれたので、そこはスキル使って遂行できたかなと思います」

──序盤いいディフェンスができた理由は?

「先週パナソニックに負けて課題が明確に出たので、1週間かけて良い準備ができたかなと思います」

──具体的に意識したところは?

「ペナルティーですね。オフサイドだったりノットロールアウェイだったり非常に意識したので余裕を持って自分でできたかなと思います」

──辻選手はアタックでも効いていたと思いますが、一緒にプレイしていてどういう印象でしたか。

「辻に関しては日本人離れしたフィジカルを持っている選手なので、シンプルにプレイすればするほど勢いが出ますし、本当に優秀な東京サンゴリアスにとって大事な人材だと思っています。
いろんな選手いますけど東京サンゴリアスの中でもフィジカルの所で前に出てアグレッシブにブレイクダウンのところで戦ってくれる選手なのでチームの生命線だと思っています」

──今日の(滑川)レフリーはよく知っている方だと思いますが、感想を聞かせてください。

「非常にコミニケーションをしてくれる、明確に言ってくれるレフリーだった。信頼してるレフリーの1人でもあるので本当にやりやすかったです。他のレフリーの方と比べるわけではないです、が話しやすいレフリーの1人です」

──明確なところとはどういうところでしょうか。

「ペナルティーを取る前に、ここを気をつけてとか、起こる前に先に言ってくれるところ、現象も含めて先に言ってくれるのでアジャストしやすい、基準がはっきりしているので選手としてもプレイしやすかったです」

──マッケンジー選手と時間が経って合ってきたと感じるところがあったら教えてください。

「彼の出すパスのタイミングだったり、どういうコースを走るのかっていうのは試合を重ねるにつれて非常に合ってきました。同じ絵を見ながらプレイするところにフォーカスしていて、お互い良いコミュニケーションを取りながらどんどんどんどん良くなっている気がします」

──サム・ケレビ選手との役割の違いはなんですか。

「素晴らしい選手が横にいるだけでプレイしやすいので彼の持ち味を引き出しながら、自分も良いプレイをしながらお互いの相乗効果を増やせるように同じイメージを持ってプレイするようにしています」

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