2022.03.23NTTリーグワン 2022 D1 第10節レポート(東京SG 69-29 SA浦安)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第10節 交流戦
2022年3月20日(日) 14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 東京サントリーサンゴリアス 69-29 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安のロブ・ペニー監督(左)、金 正奎クラブキャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督

「サンゴリアスさん勝利おめでとうございます。本当に質の高いチームとしての実力を見せて頂いたと思います。うまくチャンスを作って得点に繋げている。サンゴリアスさんは効果的なアタックができているチームだなと思いました。自分たちはいいパフォーマンスをしていたと思うので、選手たちの事は本当に誇りに思っています。チャンスをたくさん作れていたが、残念ながらあと一歩の所で得点に繋げられない所が多かった。自分たちのチームは最後まで戦い抜いたことは選手たちを誇りに思います。
今週準備していく中で色々とプラン通りにいかないこと(例えばグレイグ・レイドローやサム・ジェフリーズが当初メンバーに入っていたが24時間でメンバーが大きく変わるという変更点)があるにも関わらず選手たちはうまく対応してくれてフィールド上で諦めず最後まで戦い抜いてくれた姿勢には敬意を示したいと思います。
カラム・マクドナルドがデビュー戦を飾ることになったのですが、彼は本当によくやってくれたので誇りに思っています」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
金 正奎クラブキャプテン

「最後まであきらめることなく戦った選手たちを誇りに思いますし、デビューしたカラム選手、後半から入った西橋選手、本当に素晴らしいエナジーを持って後半盛り返して行けたので、本当に頭を下げることなく次の試合に向けてもう一度準備をして戦っていきたいと思います」

──後半点差がついた中での出場でしたが、どのような声をかけチームを鼓舞したのでしょうか。

「とにかく、エネルギーをチームに与えるというのがベンチメンバーの役目としてとても大事だと思うので、声だったり、態度だったりしっかり示すことを意識してチームを盛り立てて試合に入りました。幸いスクラムからのスタートだったので、何も考えずに全力でスクラムを押せて、結果ペナルティーが取れてからいい流れになったというのがすごくよかったのではないかと思います」

──今週の準備で何か混乱はなくできたでしょうか。

「ゼロではないにしろ、コントロールできない部分なので。残された試合が少なくなってきているので、このメンバーでできる喜びだったり、ラグビーができる喜びだったりをしっかり噛みしめて一人一人がしっかり準備できていると思うので、大丈夫です」

東京サントリーサンゴリアスのミルトン・ヘイグ監督(左)、尾崎晟也ゲームキャプテン

東京サントリーサンゴリアス
ミルトン・ヘイグ監督

「ファンの皆さん今日はありがとうございます。まず、この試合は厳しい試合になると最初から考えておりました。リーグの中で現状1位のチームと12位のチームで戦うという部分はあったのですが。しっかりパフォーマンスを発揮しないと勝てないという事はずっとコミュニケーションしてきました。
前半の最後10分の所で4つトライを取れたことはよかった。後半の最初にもトライすることの重要性をハーフタイムに話していたので、それができたのはよかったのですが、50分すぎてから、ディシプリンの所で規律が崩れて、少しペナルティーを相手に与えてしまいモメンタムを与えてしまった。
最終的には69点。70点近い得点が取れたのでよかったのですけれども、14人で守る時間帯もあったりしたので、次戦に向けて課題も見えたのでしっかり準備していきたいと思います。チームとしていいこともあり、ゲームキャプテンの尾崎晟也選手の弟、尾崎泰雅選手がデビュー戦でトライを取ることもあったのですごくよかったです」

──中村キャプテンがベンチ外だった理由は。

「週の前半に食中毒にかかってしまい、あまりいい調整ができていなかったので今週は欠場という形をとりました」

──攻守の切り替えの部分が今季目立つが、チームとして意識されていることはありますでしょうか。

「自分たちの強みが生きる所に繋がると考えています。ターンオーバーが起こった時は選手たちも強みが出せるという意識があるので、練習の所から意識して取り組んでいます」

──今日のメンバー構成についてどんな期待がありましたでしょうか。

「恵まれていることに選手層が厚いので、その週その週でいいパフォーマンスをしている選手たちを1-23番まで選びたいと思っているので、今週に関しては選手層の厚さが出たのではないかと思います。
休みを与えたい選手には休みを与えて、その上でチャンスを与えたい選手にはチャンスを与えるということを実行した試合でした」

──マッケンジー選手の初の10番での試合でしたが、評価はいかがでしょうか。

「本人も10番でのプレーを希望しており、今日の試合ではゲームコントロールできていたと思いますし、勢いがあって前に出れている時はどんどん仕掛けていたので彼のパフォーマンスに関しては満足しております」

東京サントリーサンゴリアス
尾崎晟也ゲームキャプテン

「メンバーの変更とか色々な事がある中で、良い準備を1週間かけてやってきました。準備してきた内容というのが、結果に出た部分も多くありましたし、ディシプリンの所で自分たちは後半崩れてしまったので、そこは次のレベルに行くための課題だと思うので、次戦に向けてそこをしっかり次の1週間で修正して試合に臨みたいと思います」

──カウンターからいいトライが多かったと思うのですが、良かった点はどのような点でしょうか。

「空いているスペースへのコミュニケーションは試合中すごくよかったので、カウンターのアタックもそうですがフェーズ中のアタックもスペースがしかり見えていたからそこに運ぶことができたのがいいトライに繋がったと思います」

──先週、日本代表強化委員長の藤井さんがDFの部分を見たいと仰っていましたが、どのような意識をしてプレーしていますでしょうか。

「個人的には、まずはコミュニケーションを多くとってラインのコントロールの部分をしているという所と、1対1のタックルの部分は自分の課題でもあるし、そこに対しては日頃の練習なかで取り組んでいる。
また、アウトサイドでのブレイクダウンでのプレッシャーというのも自分自身としても取り組んでいる。少しずつそこに対しても自信が持ててきているので、今後もさらにレベルアップできたらと思います」

──ゲームキャプテンとして、今日までの1週間どのような事を意識して準備してきましたでしょうか。

「チームのみんなには、しっかり自分たちのマインドセットをしてゲームに臨もうということを1週間言い続けてきました。自分たちのやるべきフォーカスポイントを毎回の練習でしっかり意識して、相手がどうではなく自分たちの高いレベルを出すということを1週間心掛けてきました」

──先ほどコメントにあった、ディシプリンが崩れた要因はどこにあると思いますか。

「久しぶりにプレーする選手もいましたし、やろうとする気持ちが出ていたのはよかったのですが、そこで正しいプレーができるかどうか判断の部分では課題が出たと思います。
自分たちがやらなければならないことに対して集中するということをゲーム中に声掛けしていました」

──次戦の監督(横浜E 沢木監督)はお世話になっていた方だと思いますが、どういうことを考えられますか。

「沢木さんには感謝していますし、リスペクトを持って思い切りぶつかりたいなと思います」

──攻守の切り替えで意識した部分はありますでしょうか。

「チームとして1週間、トランジションのリアクションの部分は意識して練習してきましたし、練習でいい準備ができていたからこそのみんなのスイッチの入り方、リアクションスピードというのは今日のゲーム、よかったかなと思います」

──普段とは異なる15番でのプレーの手ごたえはいかがでしょうか。

「練習から15番含めプレーしているので、15番としてのゲームコントロールの部分で、もう少しダミアン選手を助けられる部分があったかなと思います。カウンターアタックとか自分の強みの部分ではこのゲームは良かったかなと思います」

──弟さん(尾崎泰雅選手)の評価はいかがでしょうか。

「僕よりもポテンシャルはあるのかなと思ってるんですけど、まだ粗削りな部分があるので練習中からサム・ケレビ選手などの世界で活躍している選手から学びながらどんどん成長していって欲しいと思います」

──兄弟で、同じグラウンドで同じチームでプレーすることになった時はどんな気分でしたでしょうか。

「単純にうれしかった。今まで一緒にプレーすることはなかったので、兄弟でグラウンドに立てることは中々ないですし、嬉しかったです。少しでも親孝行できたんじゃないかなと思います」

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