2022.04.22NTTリーグワン 2022 D1 第13節レポート(埼玉WK 37-31 神戸S)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第13節 カンファレンスA
2022年4月16日(土) 14:30 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)
 埼玉パナソニックワイルドナイツ 37-31 コベルコ神戸スティーラーズ

コベルコ神戸スティーラーズのデーブ・ディロン ヘッドコーチ(右)、橋本皓ゲームキャプテン

コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「非常に悔しいです。選手たちもチーム全体が持っているものすべてを出して臨んだ試合でしたが、こういった結果になり非常に残念に思っています。
前半はしっかりとスコアできハーフタイムを迎えることができたのですが、後半はプレーのクオリティーが高まっていきませんでした。チャンスはありましたが、得点することができませんでした。最後にもう一度立て直してボーナスポイントを掴み取ることができましたが、非常に悔しい結果となりました。昨年度のチャンピオンを相手に、こういった試合の内容では勝ち切ることができないということだと思います」

──後半に風上になり、どのようなプランで選手を送り出しましたか。

「ハーフタイムに、後半は風上になるので風をうまく利用しながらキックを賢く使っていこうという話をしました。埼玉パナソニックワイルドナイツさんは、キックリターンからのスコアが非常に多いチームなので、キックの仕方に加え、ボールを再獲得した時にはしっかりと早く戻って、チャンスがあればそのチャンスをものにしていこうという話をしました」

──残り試合からみて、かなりプレーオフへの進出が厳しくなってきました。

「非常に残念です。コロナの影響で試合ができず敗戦扱いになったことが響いているのですが、残り3試合にやるべきことをやるだけです」

──試合中に起こるミスの根本的な原因として感じていることはありますか。

「埼玉ワイルドナイツさんのような優れたチームを相手にした時には、チャンスがきた時にしっかりとそれを得点に結びつけないといけない。それができるか否かが勝敗を分けるということになります。今日の試合の後半は、その部分の実行力が伴わずチャンスで得点を上げることができませんでした」

コベルコ神戸スティーラーズ
橋本 皓ゲームキャプテン

「悔しい結果になりました。自分たちの良かったところ悪かったところが色々と出ましたが、悔やまれるのは自分たちでチャンスを手放したり、自分たちのペナルティで相手に流れを渡してしまったことです」

──残り試合からみて、かなりプレーオフへの進出が厳しくなってきました。

「残り3試合に向けてしっかりと準備して、勝点を積み上げて行きたいと思います」

──試合中に起こるミスの根本的な原因として感じていることはありますか。

「自分たちは積極的にアタックするスタイルなので、その中でミスがあるのは仕方のないことなのですが、コミュニケーションの他に不用意なペナルティは個々の意識の問題だと思います」

──埼玉ワイルドナイツのディフェンスを突破していたプレーについて、意識していたことを教えて下さい。

「ショートパスなどを使い神戸の特徴であるアタックを高い精度で実行できたプレーがラインブレイクに繋がったと思います」

コベルコ神戸スティーラーズのアタアタ・モエアキオラ選手(左)、ベン・スミス選手

コベルコ神戸スティーラーズ
ベン・スミス選手

「取ったり取られたりという攻防が続く中で、後半につれて相手のほうがチャンスをつかんだところが結果に繋がったと思います。非常に悔しい気持ちでいっぱいです」

──久しぶりにチームに戻り、どのような点を改善するともっと良くなると感じますか。

「今日の試合結果は、規律を守りきれなかったところが一番の大きな要因だと思っています。ペナルティの連続は、優れたチームにチャンスを与えてしまい危険なチームに変貌させるので、規律を向上させることが大切だと思っています。こういった高いレベルのラグビーでは、スキルよりも規律を守り切れるか否かという点が大切になります」

──規律を守るにはどのようにすればいいと考えますか。

「凄く時間の掛かる凄く大変な修正にはならないと思っています。今日の試合をレビューし、規律が守れない要因を突き止め、それを修正するだけなので、短時間で十分修正は可能だと思います」

コベルコ神戸スティーラーズ
アタアタ・モエアキオラ選手

「自分たちの規律のところが今日の結果につながったのかなと思います」

──コロインベテ選手と対戦しての感想を。

「コロインベテ選手は世界トップレベルのウイングの選手で、自分の強みであるフィジカルの部分を活かしてチャレンジしましたが、やはり強かったです。すごく良い経験となりました」

埼玉パナソニックワイルsドナイツのロビー・ディーンズ監督(右)、堀江翔太選手(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)

埼玉パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズ監督

「今日の試合を勝利で飾れたことを嬉しく思います。コベルコ神戸スティーラーズということで、我々は非常にプレッシャーを感じましたが、後半のチームの効果的なプレーによって勝利を収めることができたので、嬉しく思います。選手も復帰して来ており、野口選手だったり、山沢選手の復帰はチームにとってとても良かったと思います。ラクラン・ボーシェー、ジャック・コーネルセンも恐らく2度目の80分出場ということで、このように試合に出られる選手が積み重ねていくことがチームにとって非常にプラスになって来ています。これからの戦いは決して楽な戦いは一つも無く、どんどん険しくなって行きますので頑張っていきます」

──怪我人が多いですが、その中でもBKで松田選手・ライリー選手がずっと出ています。彼らのプレーはチームにどんな影響を与えていますか。

「先ほど申し上げた両選手ですが、彼らが継続して試合に出ているのは、チームとして助かっていますし、彼らはチームにとって重要な一部ということは疑う余地はありません。まずライリー選手につきましては、チームに力を与えてくれる選手だと思っています。ディフェンス・アタックどちらの面でも非常に違いを生み出させる選手だと思います。松田選手は試合を重ねる毎に落ち着いて試合に臨むことができています。また彼の全体でのゲームマネジメントに関しても成長して来てる。特に周りとつながってプレスができており、彼自身も自ら声を出していて、周りと連係していて、本当にチームとして良い流れになっています。またチームが勝つ為に、その方法をしっかり探して、見つけ出すことができるのが松田選手だと思います。彼自身、チーム全体としてもそうですが、毎週毎週チャレンジをして成長していっているので、今後もチームとして成長していきますし、成長し続けることがチームの上昇につながっていくと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
堀江翔太選手

「なかなか苦しいゲームが続いていて、自分達のミスとか、自分達がやらなくてはいけないことができていなかったりすることが大きな原因。この前の試合よりは、今日の試合の方がまだ良かったと思う。僕はディフェンスのリーダーに入っているんですけど、言ったことができていないことが多くて。その辺はまた修正していきたいです」

──堀江選手は後半から入ることが多いですが、入る時にチームにどのように呼びかけているか。

「僕が入って、結構流れを変えて点数が入ることがありますけど、実際自分が意識していることとしては、チームでやって来たこと、自分自身がやって来たこと以外はやらないということ。特別に目立つとか、俺が点を取ってやろうとか、ゲームを変えて行こうということはまったく思っていないんです。チームが今までやって来たことを、最後の80分になるまでやり続けるだけ。それをチーム全体ができるように助けることしか考えていません」

──堀江さんのトライシーンは何が良かったか教えてください。

「全体的に良かったと思います。チームが用意して来たこと以外はやっていない。僕の判断などは一切ありません」

──長いリーグ戦で堀江選手が気を付けていることや、意識していることは?

「怪我をなくすのは大前提。37になる年なので、怪我は多くなるし、年齢がいくにつれて衰えてくるところもあると思うんですけど、衰えないようにコンディションを高いものにする。そのために(旧知の)佐藤義人トレーナーと毎日1回は連絡を取り合っています」

──来年ラグビーワールドカップが控えていますが、代表は意識していますか?

「代表のことはあまり考えていない。リーグワンでどれだけ結果を出すかによって未来が開かれて来ると思う。まずその試合で個人的にもチーム的にも良いパフォーマンスができればと思います」

──堀江選手がトライを取る時に、上手くゲインをしたと思いますが、どのように周りとつながってプレイをしたか教えてください。

「目の前の選手がふっと内に入ったので、裏に蹴ろうと思ったのですけど、裏のスペースより目の前で一瞬寄ったので、そこを抜けて行こうと思いました」

──チームがやろうとしていることの遂行力が足りないとしたら、それはなぜでしょうか。

「ほんまにねぇ…。教えて欲しいです。なんでやと思います? わかんないです。ずーっと言い続けてやっているんですけど、できないんですよねぇ。(自分の)教え方が悪いんかなと思いながら、いろいろ、試行錯誤しながらやっています」

──怪我などの影響で出場選手が入れ替わっています。いまの課題と関係がありますか。

「あるかもしれないですねぇ。若い選手とかが目立ちたいと自分たちで考えたことをするとか、逆に考えなさ過ぎてやっていないとか。ま、ラグビーの難しいところですよね。いろんなキャラクターに同じ方向を見させるのは難しい」

──ディフェンスの部分で、途中で人が足りなくパスで破られたことがありましたが、本当はどうしていきたかったか。

「普通にしてたら、できるんですよ。先を見すぎているという部分がある。コンマ何秒分、目の前のことをやってから次のことをやらなあかんのに、コンマ何秒未来のことを考えて動いている選手が何人かおって。そこかなと思います」

──前回の試合より今回の試合のほうが良かったが、どの辺がよくなったか。

「アタックのプレッシャーの部分が良くなったと思う。プレッシャーってディフェンスだけではなく、アタックのスコアのプレッシャーとか、アタックでどれだけボールを持っているかでプレッシャー部分が必要となってくるので、その部分が今回良かった」

埼玉パナソニックワイルドナイツのディラン・ライリー選手(左)、マリカ・コロインベテ選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
マリカ・コロインベテ選手

「今日の試合は出だしの序盤を意識して臨んだんですけど、なんとか良いスタートを切ることができてゲームに入ることができました。ただ、ゲームの中で自陣から脱出する時に、後手を踏んでしまって相手に入る隙を与えてしまった。そういう所で攻め込まれる場面があったが、チームとして規律の部分を意識して臨むことができた。チームとして満足するところまで行かないが、規律を保って勝利できたことを嬉しく思います」

──神戸の若いウイングの選手がチャレンジをして来ましたが、彼との勝負はどのように感じましたか?

「アタアタ選手は非常に体も大きくてパワフルな選手なのでマッチアップをしていてインパクトを感じることもありました。彼とマッチアップできて本当に良かったです」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
ディラン・ライリー選手

「先ほどマリカ選手からもありましたが、今日はゲームの序盤から先手を取れたことで、ゲームを有利に進められてしまったと思います。どうしても自分達のやりたいラグビーがやりきれない場面もあったのですが、また一週間次の試合の準備をして修正し次の試合につなげていきたいと思います。ただ、ホームの熊谷で勝てたことを嬉しく思います。ここからアウェーの試合が続きますが、次に活かして、まだ次のホームゲームもありますので、そこでまたプレーできることを楽しみにしています」

──バックスのコンビネーションがどのように上がって来ているか、疲労度やケアなど気を付けていることはありますか。

「まず、バックスのコンビネーションに関しては、私の周りに非常に良い選手がいることは実感しています。私自身は毎週毎週どのようなプレーがチームの助けになるかを意識しています。出場時間に関しては自分のできるベストをやることと一生懸命やることが次の試合にもつながりますし、今日試合が終わって明日一日リフレッシュして次の横浜キヤノンイーグルス戦でいい結果を残したい」

──スプリングボクス(南アフリカ代表)のアム選手と対面でプレーした感触と、ご自身のディフェンスの振り返りをお願いします。

「アム選手は本当にワールドクラスの選手で、特に彼はラグビーワールドカップで優勝した選手なので、本当にこのリーグワンにおいてワールドクラスの選手達とマッチアップしてチャレンジできるので毎週楽しみにしていますし、その経験の中で自分がどうすることがチームに一番プラスになるかを考えてプレーしています。私の場合13番の相手を止めることがチームの助けになるのであれば、全力で取り組みたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツの左から、竹山晃暉選手、大西 樹選手、松田力也選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
松田力也選手

「今日の試合はチームとして凄く気持ちが入っていましたし、自分達のプレーをしようということで臨みました。前半入りの中でスコアも取れましたし、いい形でプレーできたんですけど、ペナルティやミスなどで自陣にくいこまれたり、相手にスコアをされて流れに乗り切れなかったというのは反省ですし、前半、風を使ってキックゲームをすればよかったと思いましたけど、実際それは結果論でそこにスペースもありましたし、もっとコントロールは必要だと思います。後半は風下で、自分達のスタイルのラグビーができていたと思いますけど、神戸さんのFWが力強くモールを起点にゲームをしてきたので、そこはFWとコミュニケーションを取って、風下でしたがどのエリアでラグビーをするかをもっと考えれば、7点差以内にはならなかったのではないかと思いますし、これは、次に活かしたいと思います」

──風上でリードしておきたいところで、あまり点差が無く折り返した。どのような気持ちでハーフタイムをむかえたか。

「前半風上というのはわかっていましたし、もちろんキックを上手く使って相手を自陣に押しとどめておきたかったが、結果的には1点差で折り返した。なんとなく風上で1点差というのは悪いイメージがあるかと思いますが、チーム的には悪い雰囲気ではなくて、やることはできていましたし、前半も良い形で攻めることができていたうえで、自陣のノックオンだったり、反則だったり、そういった細かい所がスコアにつながってなかったわけで、前半あと2本ぐらい取れていれば大分流れが来たかと思う。そこはラグビーですし、後半風下になるけど、どこでラグビーをするかを考えて、神戸が前半良い形でゲームを展開していたので、僕達もボールをキープしつづけて、上手くキックを使いながら、後半流れがきっとくると思っていたので、そこで立て直そうと思っていました。チームの中でよいコミュニケーションができていたので、そこは自信を持って後半40分でしっかり勝ち切るという所で行けたと思います」

──今日のキックの判断にどれだけ満足していますか。

「チームのカラー的にはキックテリトリーを取ってDFから仕掛けるチームなので、そこはキックの精度が凄く大事ですし、そこでチームがどこでラグビーをするかを頭の中において、プレーを作っているのですが、風上ということもあって相手が深く引いているなと感じたので、そこでキックを蹴るのではなくて、僕の中では動かしながら的を絞らせないようにゲームを作りたかったのですけど、外のブレイクダウンやプレッシャーがかかっていたりとか、ペナルティなどとか、そういうところも含めて、そこまでコントロールできなかったのは、結果論ですけど反省ですし、そこは今後もっとセーフティーに行かないといけない場面も出てくるのではないかと思うので、しっかりコミュニケーションを取ってやっていきたいと思います。風下の中でも上手くキックを使えることができたので、スコアに関してはディランがよいゴールをしてくれていたし、阿吽の呼吸というか、いつも練習で合わせている所なんで、自信を持って蹴るだけでしたし、スコアにつながって良かったと思います」

──全体的に反省する場面も多かったと思いますが、チームのやることの遂行力は今後どうやれば上がっていきますか。

「そうですね、ここ何試合か自分達のミスで、自分達が苦しんでいる展開に持っていってしまっているのは事実だと思いますし、やっぱり良い形で前半を自分達でやらなくてはいけないことをやり続ければスコアもできますし、相手が反則をしてくれてそこから、ショットを狙ってもできるんで、それを信じてやるしかないですし、誰かが、オフロードをつなげて通ればもちろんビッグプレーになるのですけど、ちょっとでもミスがあると思うのであればボールをキープして、僕達はよいラグビーのチェイスを持っているので、そこには全員が信頼を持ってやるべきだと思います。これから重ねて行くにつれて、一つのミスで負けたりする試合も出て来るので、そこは練習から口酸っぱくゲームメーカーとしていうしかないと思いますし、そこはBK・FW関係なく出る人の責任ですし、規律を持って、ミスを恐れずにやることも大事ですけどミスをしないことも大事だと思うので、そこの違いという所は、はっきりリードしたいし、チームとしても上手く詰めて行きたいと思う。もう少しの所まできてると思いますし、良くはなって来ているので自信を持って続けたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
大西 樹選手

「力也選手とかぶるんですけど、ここ何節か前半は相手におされてスロースタートの部分があったので、今週はチームとして最初から行こうと話をしていたが、自分達の反則や小さなミスなどがあって流れに乗り切れなかったので、そこは反省でもっと行けたのかなという感じはあります。後半はメンバーが変わったりして勢いがあるプレーをして行けたのですけど、やっぱり最後小さなミスとかがあったのでそこは次節に向けて修正したいと思います」

──ご自身のプレーについて振り返ってどうですか。

「ムラはあったかと思います。何本かDFの所でミスをしてしまって、終わった後堀江さんにめちゃくちゃ怒られたのですけど、ここ何試合かそういう飛び出し過ぎるとかミスがあったので、ここは本当にシビアにとらえて、次節に向けて練習から修正していきたいと思います」

──堀江選手に怒られるとのことですが具体的に。

「僕がまず怒られたのはノミネートのミス、食い込まれてワンパスでゲイン切られたのと、かぶりすぎて内側を切られたこととかです。パナソニックのディフェンスシステムを、堀江さんが練習中から口酸っぱくして言ってくれて、ディフェンスが機能している。僕も練習ではそう考えていたんですが、試合では外を気にして、飛んだりというのが2~3回あった。チームとしてディフェンスからプレッシャーをかけるチーム。次節はちゃんとディフェンスします」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
竹山晃暉選手

「細かい所は二人が話してくれたので、僕からは熊谷のホームでラグビーファンの応援が本当に力になりましたし、グラウンドでプレーしていても、タオル中心に青くスタンドが染まっているのを見て凄く背中を押されているので今日勝ち切れたことは良かったと思います」

──バックスやフィニッシャーにとってのキックについて教えてください。

「追う側として2種類のキックがあると思います。一つは先ほど話にもありましたが、テリトリーを取りに行くキック。そこはウイングとしてしっかりチェイスをして、1mよりゲインをされないように前で止めて、チームとしてもテリトリーを上げていくようなキックです。それと先ほどディランのトライでもありましたが、ペナルティを貰うキック、チームとして2種類のキックを使いながら、でも相手からすると、キックだけではなくて、ランがあったり、パスがあったりなので、絞りにくい状態の中で高い精度のキックというのが常にグラウンドに転がって来るという感じでチェイスをさせて頂いています。コールをしなくてもよく前を見ていて、裏が空いたのに気づいたらキックモーションに入っているイメージだったので、先ほど言っていた阿吽の呼吸なのかなと、普段の練習の中からもやっている部分でもあるのでしっかりスコアにつなげて行くイメージでこれからもやっていきたいと思います」

──山中選手のタックルだったと思うのですけどイエローを貰ってどのように感じましたか。

「お互いボールに行っていればシンビンは無かったと思いますが、試合後に話したのですけど『晃暉が持っているもんだと思っていた』というニュアンスだったので、向こうは僕がボールを持っていたのだと思っている。ボールが跳ねたんで見えなかったのかなと思います。そのシンビンがワイルドナイツにとって良い流れに変わったので、それは個人として、もう少しビデオを見てみないとわからないが、トライまで持って行ければ自分の役割としては果たしているのかと、そう思っています」

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