2022.01.12NTTリーグワン 2022 D2第1節レポート(SA広島 14-43 日野RD)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン2(リーグ戦) 第1節
2022年1月9日(日) 15:30 Balcom BMW Stadium (広島県)
 マツダスカイアクティブズ広島 14-43 日野レッドドルフィンズ

日野レッドドルフィンズの箕内拓郎ヘッドコーチ(左)、堀江恭佑 共同キャプテン

日野レッドドルフィンズ
箕内拓郎ヘッドコーチ

「広島県では、まん延防止等重点措置の適用期間中でしたが、試合が出来たことに感謝。また、苦しい時間もあったが我慢強く戦ってくれた選手にも感謝している。次節に向けてもう一度チームを立て直していきたい」

──外国人選手がいなかった。その中で勝ったことで選手の自信につながったのではないか?

「しっかり準備ができて、コミュニケーションを取りながらやることが明確になった状態で試合に臨み、勝ち切ったことはチームの財産になったと思う」

──コロナ禍の影響もあり全員日本人選手だったが、ゲームプランを変えたことはあるのか? 結果的にスクラムが完勝だったと思うがそれについてのコメントは?

「メンバーが変わり、プランを変えたことはない。日野の代表として責任あるプレーをしてくれた」

──前半のレビューと、後半に向けてのハーフタイムでの指示は?

「前半トライを取られた所も明確だったし、ハーフタイムには選手自ら修正を図っていたので、私は今まで通り強度の高い後半にしていこうと指示をしただけ」

──10番の北原選手がプレーヤー・オブ・ザ・マッチになるなど、若手選手の活躍が目についた。

「若手ベテラン関係なく、日野の代表としてプレーしてくれている。北原選手など若手でも意欲的にポジションを奪おうとプレーしてくれ、チーム全体を底上げしてくれていることが監督としてもありがたいと思っている」

──新しいリーグになって試合数も多くなるが、どのようなことが必要となってくるのか?

「見に来てくれる人が主役だ。彼らがワクワクし、またグランドに足を運びたい、応援したいと思ってもらえるようなチームになりたいしパフォーマンスが求められていることを選手は自覚し日々取り組んで欲しいと思う」

日野レッドドルフィンズ
堀江恭佑 共同キャプテン

「初めてのスタジアムだったが、コロナ禍の中試合をさせていただき感謝。厳しい状況だったが、80分通して自分達がやってきたことをチームが一つになって出すことに集中できた。次節に向けて、勝って反省して前に進んでいきたい」

──コロナ禍の影響もあり全員日本人選手だったが、ゲームプランを変えたことはあるのか? 結果的にスクラムが完勝だったと思うがそれについてのコメントは?

「今回の試合が、チャンスになる選手もいたので、全員で話し合ってまとまって戦えた。試合前からスクラムでは有利に戦えるようにフォワードで話しをしていた。また、試合中もスクラムを組む中でいつも以上に丁寧に修正しながらできた。上手くいかない所もあったが、80分優位に立てたと思う」

──イシレリ選手に仕事をさせなかったと思うが、どうか?

「事前にキープレーヤーとして外国人選手を何人か上げており、試合中もコミュニケーションを取りながら、キャリーやカウンターも皆で声をかけて守れた。ゴール前に来られた時にフォワードの選手に勢いを取られるとトライをされてしまったので、後半に向けてはそこも対応した」

マツダスカイアクティブズ広島の中居智昭ヘッドコーチ(左)、佐藤羅雲 共同キャプテン

マツダスカイアクティブズ広島
中居智昭ヘッドコーチ

「リーグワンの開幕とマツダスカイアクティブズ広島として初戦を迎えられ感謝申し上げる。試合では、経験のある日野にセットプレーで先手を取られ、自分達の形を出せない時間があったが、長いフェーズでアタックすることで形を取り戻せた。私たちは若いチームなので、今回見つけたチャンス(良い点)を鍛え上げてチャレンジしていきたい」

──前半追いつき終了間際に離されてしまったが、後半に向けたハーフタイムの指示は? また地元広島での開催を迎えるに当たって意識したことは?

「まず、地元広島で開幕を迎えられるので、良い顔で自信のあるプレーを見てもらうことを意識してプレーした。前半はスコア的に接戦の時間もあったが、セットプレーの部分で日野のペースを崩せられなかったので、ハーフタイムでは主にスクラムの部分で修正しようとした。日野の経験のある選手にマツダの仕掛けを上手く対応され自分達のペースにならなかったが、広いスペースを使いどこからでも仕掛けてやろうというアイデアが選手から沸いてきたのが分かったので、頼もしく思った」

──日野を相手にする際のゲームプランは?

「セットピースで上回るのは難しいと感じていたので、みんなの運動量を上げてボールをつないでチャンスを見つける事に主眼を置いた。フェーズを重ねられたことが成果だが、ディフェンスにおいては激しいプレッシャーがありミスになった所もあるが、次のステップが感じられる試合だった」

──新加入選手の評価は? 気になる選手がいれば教えて欲しい。

「新加入である新卒の4選手が全員先発した。4人とも遠慮せずプレーをしてくれた。特に、梅川選手は一番声を出して、チームにエナジーを注入してくれた」

──長いシーズンを戦う上でチームに求めていることは何か。

「新型コロナウイルスが感染拡大しておりラグビーに加え、私生活も気を付けなくてはならない。ストレスを感じさせることもあると思うが、ラグビーの魅力を発信する責任と規律を持ち行動しなければならない。プレー面では、個々を見るとディビジョン2の他チームを見ると見劣りする所もあるかもしれないが、自分達の出来るプレーをいかに多く正確に出来るかでマツダスカイアクティブズらしさを出していきたい。

──2つのトライへの評価は?

「相手陣でプレー出来たのが大きい。一番失敗したのは、立ち上がり5分のチャンスでスコア出来なかった事で流れをつかめなかったが、次のチャンスでスコア出来たのは良かった。フェーズを重ねながらボールをキープし続ける。相手がスペースを守ろうとするのでブレークダウンの近くが薄くなるのは分かっていたのでそこを突いてくれた。バックスは外のスペースを中から見つけたので皆の準備の結果だと思う。モールはみんな自信を持ってプレーしていた」

──チーム名が変わったが、新リーグ/新チームへの抱負を聞かせて欲しい。

「リーグワン参入にあたり名前を一新した。チーム名には“広島“が、そして上のステージにチャレンジするために”スカイアクティブズ”という言葉が入っており、名前の通り次に向けてチャレンジしていきたい。企業スポーツから、広島という地域に根付いた活動を試合だけでなく、地域活動を通しながら全員で盛り上がりながら、次のステージを目指したい」

──次節に向けた抱負を教えて欲しい。

「ビジターになるが、開幕節でつかみかけたものを次の試合で手にし、勝利に結び付けたい。長いフェーズでのアタックでトライに結びつけられるようにしたい」

マツダスカイアクティブズ広島
佐藤羅雲 共同キャプテン

「広島開催ということもあり、勝利に貪欲に準備をしてきた。セットピースで日野に有利に立たれ、思うようなラグビーをできないシーンがあったが、トライを取り切れる力があると確信したので、小さなチャンスを自分達のスコアにつなげられるかが課題なので、次に向けて修正したい」

──日野のスクラムに対するコメントや対応は?

「フロントローのメンバーと話し、1回1回のスクラムを修正し調整しながらやっていたが、最後までうまく対応出来なかったのが現実だったので、自分達の課題だと感じた」

──新加入選手の評価は? 気になる選手がいれば教えて欲しい。

「中居HCの言う通り、4人ともエナジーをもって自分達の気持ちをプレーの全面に出せるプレーヤー。梅川は1年目も関係なく自分のやりたいプレーを話してくれ、フォワードもバックスも彼を信頼している」

──長いシーズンを戦う上でチームに求めていることは何か。

「シーズンを戦い抜く上で、コロナウイルスには感染しない、させないという意識をチーム全員で持っている。プレーでもケガをせずチーム全体でメンバーを欠くことなく長いシーズンを戦っていく。80分通して相手を運動量で上回った上で、激しさと継続性を全試合で出したい」

──チーム名が変わったが、新リーグ/新チームへの抱負を聞かせて欲しい。

「広島県を代表するチームとしてプライドを持ち、常にチャレンジする姿勢をファンや地域の皆さんに見せたい。そして愛されるチームになるよう、試合だけでなく、ファン、地域の人と交流も大切にしていきたい」

──次節に向けた抱負を教えて欲しい。

「強みを伸ばし、課題を修正することでアタックする時間を増やし勝利に結び付けたい」

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