2026.03.29NTTリーグワン2025-26 D2 第9節レポート(S愛知 45-7 日野RD)

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第9節
2026年3月28日(土)14:30 パロマ瑞穂ラグビー場 (愛知県)
豊田自動織機シャトルズ愛知 45-7 日野レッドドルフィンズ

緊張を解いた最高のお手本からの言葉。充実の一歩目を踏み出した前途洋々の23歳

豊田自動織機シャトルズ愛知に新加入の10番、エイジェイ・ファレアファガ選手

後半16分、グラウンドに足を踏み入れるとき、スタンドの選手席からひと際大きな歓声が上がった。

「個人的にはファーストキャップでしたが、この試合に向けてみんなと一緒に1週間準備してきました。良い経験になりました」

エイジェイ・ファレアファガはノア・ロレシオとの入替で、リーグワンでの初キャップを刻んだ。今季から豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)に加入した23歳。“AJ”の愛称で親しまれ、試合後のロッカールームでもチームメートから盛大な祝福を受けた。

S愛知のスタンドオフには、ロレシオやクリスチャン・リアリーファノといった国際経験豊かな選手がいる。その二人が口をそろえて、ファレアファガのポテンシャルに大きな期待を寄せている。ファレアファガ自身も、最高のお手本たちからさまざまなことを学んできた。

「まず人として彼らはよく笑うし、良い時間を過ごせています。教育熱心というか、僕のような若い選手に対して時間を使って教えてくれます。テレビで見ていた人たちと一緒にプレーできるのは大きいと思うので、これからも良くなっていきたいと思います」

グラウンドに入ったときは落ち着いていたというが、後半26分に初めてコンバージョンを蹴る際は緊張が襲ってきた。角度の無い、タフなアングルから放ったキックは左に大きく逸れて失敗。そのとき助けてくれたのは、ウォーターパーソンを務めていたリアリーファノだった。

「ジョークも言いながら、次の仕事に集中させてくれました。そのおかげで、2本目は自信をもって蹴ることができました」

その後蹴った2本目は見事成功。フィールドプレーでも俊敏な動きや細かいスキルを生かし、持ち味を十分に発揮した。充実の一歩目を踏み出したと言っていいだろう。

「スタジアムの雰囲気も最高で、家族も中継で見てくれて、大きな支えになりました。これからも自分のやるべきことに集中して、一貫性をもってやっていきたいと思います」

ここからが新たなスタートだ。最高の教科書とともに学びながら、明るい未来をつかみ取りにいく。

(齋藤弦)

豊田自動織機シャトルズ愛知

豊田自動織機シャトルズ愛知の徳野洋一ヘッドコーチ(右)、鄭兆毅 共同キャプテン

豊田自動織機シャトルズ愛知
徳野洋一ヘッドコーチ

「本日は天候にも恵まれ、たくさんのファンの方々の前で試合できたこと、チームを代表して御礼申し上げます。ありがとうございます。試合につきましては、結果的に勝ち点5を獲得できました。それはわれわれが目指していたゴールだったので、クリアできたということは非常に良かったと思っています。また、今日ファーストキャップを獲得した奥平(一磨呂)とエイジェイ(・ファレアファガ)の2名がデビューできたということも、チームとしてすごく良かったと思っています。内容を振り返っていきますと、前半は自分たち自身で(自分たちを)苦しめていった部分があり、そこは少し課題かなと思います。ただ、後半しっかりリカバリーできたっていうところは、チームとして成長を感じた点だったと思います」

──奥平選手を始め、今節は愛知県出身の選手が多く出場しました。地元出身選手がプレーしたことについてコメントをお願いします。

「愛知県出身の選手が幼少期にラグビーに憧れて、この舞台に立って、次は憧れられる存在になっていくということは、このクラブが地域に根差して発展していく上で重要なことだと思います。彼らがこの地でラグビーをスタートさせる環境があって、ここで育成されて、リーグワンでプレーしたということは、愛知県に関わるラグビー関係者の方々の取り組み、そういったすべての方々が報われた日になるのかなと思います。今日はそういう点でも素晴らしい日だったと思います」

豊田自動織機シャトルズ愛知
鄭兆毅 共同キャプテン

「まず、ファンや選手の家族の方々、暑い中わざわざ来ていただき、応援ありがとうございました。本当に力になりました。試合としては、前半に少し苦しみました。いつも言っている規律のところが課題として残ったので、次の試合に向けて修正していきたいと思います。後半は良い結果になったと思うので、引き続き頑張りたいと思います」

──前半は苦しんだものの、失点はある程度留めることができました。どんな要因がありましたか。

「一人ひとりのコンタクトバトルのところをしっかり勝って、モールのところもしっかり味方をフォローすることから意識して、良いモールディフェンスができていました。そこからプレッシャーを掛けることができたかなと思います」

日野レッドドルフィンズ

日野レッドドルフィンズの苑田右二ヘッドコーチ(右)、中鹿駿キャプテン

日野レッドドルフィンズ
苑田右二ヘッドコーチ

「本日は素晴らしい天候、素晴らしい環境の中、ラグビーができたことに感謝申し上げます。今日の試合に関して言えば、スタートはわれわれがやりたかったプランを選手が遂行して、相手にプレッシャーを掛けて、いい展開に持っていけました。しかし、後半に入ってここぞという場面でエラーが出てしまいました。試合は負けましたが、たくさんの良い部分がありました。われわれにできることは目の前のことに集中して、ベストのプレーを積み重ねていくこと。それによって結果は変わってくると思うので、引き続き、みんなと力を合わせていい練習をしていきたいと思います」

──今節に臨むまで3週間ほど期間がありましたが、どんなことを準備してきたのか教えてください。

「われわれのスタンダードで数値が下がっている部分があったので、そこをもう一度見直して、スタンダードを上げること。相手よりも自分たちにフォーカスしていました。非常に良いトレーニングができていたと思うので、あとは目の前のことに集中していって、それを積み重ねられるように良い準備をしていきたいと思います」

日野レッドドルフィンズ
中鹿駿キャプテン

「今日はこのような会場で試合できたこと、本当にうれしく思います。苑田右二ヘッドコーチからもあったとおり、前半の入りがすごく良かったですが、前半の終わりのほうだったり、トライを取り切れない部分だったり、後半の最初の入りで連続してトライを取られたところが結果につながった部分だと思います。来週すぐに清水建設江東ブルーシャークス戦があるので、切り替えて修正していきたいと思います」

──スクラムの場面で笛が鳴って止まる場面が多くありましたが、どんな状況だったのでしょうか。

「どうしても僕たちが準備してきたものと、相手が準備してきたものが違うので、そこの食い違いがあったのかなと思います。僕はフロントローではないので難しいですけど、映像をしっかり見て、何が悪かったのか、どうすればよかったのかというところを持ち帰って、修正していけたらと思います」

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