2022.01.19NTTリーグワン 2022 D1 第1節レポート(神戸S 23-24 SA浦安)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第1節 カンファレンスA
2022年1月8日(土) 12:00 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
 コベルコ神戸スティーラーズ 23-24 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安


NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安の左からロブ・ペニー監督、シェーン・ゲイツ ゲームキャプテン、イズラエル・フォラウ選手

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督

「この数週間いい準備をしてきて、今日の接戦のゲームの中で選手たちが戦う意思を見せてくれたことを、コーチ陣一同、彼らのことを誇りに思っています」

──神戸とは開幕戦で過去2試合対戦をして2敗していると思うが、3度目で勝利したことについての感想は。

「この上ない喜びです。自分の記憶ではコベルコ神戸さんに勝利することは初めてのことなので、そういったクオリティの高いチームを相手に勝利を収めることができ、喜ばしい限り。今日の試合のように拮抗した戦いが、この新しい『リーグワン』が競争率の高いリーグであることを証明しているように思います」

──新しく生まれ変わったリーグの開幕戦を終えた感想は。

「まずは日本に戻ってきて、こうしてコーチングできることは非常に喜ばしいことだと感じています。このチームは自分にとって特別な場所なので、そこでコーチングができることは光栄で幸運。地域の方々との地域に根ざした取り組みなどもあり、地域を代表して戦うことができ、いいスタートがきれました。コロナ禍の厳しい状況ではあるが、天候にも恵まれ、多くのファンに来場していただき、素晴らしい一日になりました。世界中に注目されるようなグローバルなリーグになると思うので、それに携わることができて光栄です」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
シェーン・ゲイツ ゲームキャプテン

「今日の勝利という特別な瞬間をプレーしていたメンバー、そして今日に向けて沢山準備をしてきた関係者にも分かち合える特別な瞬間になりました。いいスタートをきることができたので、厳しい戦いが続くことが予想されますが、一戦一戦しっかりと準備をしていきたいと考えています」

──コロナ禍の影響もあり、この試合が「リーグワン」の(実質的な)開幕戦になったことについて、どのような気持ちで試合に臨んだか。

「正直に言うと、このゲームが『リーグワン』の開幕戦だったことは知りませんでしたが、勝利できてよかった。コベルコ神戸さんに開幕戦で勝利することは自分がチームに加入してから初めてなので嬉しい。観客の皆さんにも接戦を楽しんでいただけたのではないかと思います」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
イズラエル・フォラウ選手

「今日の試合ではこのチームに対して誇りを持っています。チームの持ち味が試される試合で、その持ち味をしっかりと見せることができた試合だったのではないかと感じています。このチームの一員として迎え入れてもらったことを誇りに思っています。次の試合に向けていい準備をしていきたいと思います」

──今日の試合での出来とチームでのフィット具合はどうでしょうか。

「全体的なパフォーマンスには満足しています。課題はいつも持っているのですが、チームのメンバーがチャンスを作り出してくれたことが、自分がいいパフォーマンスを出せた要因になっていると思うので、このチームの一員になれたことを誇りに思っています」

──2トライ目の場面について、サインがあったのか或いはスタンドオフのキックを予想していたのか。そしてそのトライが決まった瞬間の気持ちは。

「レフリーがアドバンテージを出していたので、10番のオテレとコミュニケーションを図ってキックを蹴ろうと伝えた。こういったスキルの部分では毎週準備をしてきているので、その準備の成果が試合で出せたと思う。トライの瞬間は素晴らしい瞬間だった。
その前のフェーズでフォワードのみんなが頑張ってくれたことが、結果につながったと感じている」

──コロナ禍の影響もあり、この試合が「リーグワン」の(実質的な)開幕戦になったことについて、どのような気持ちで試合に臨んだか。

「開幕戦という意識はあまりなかったが、この試合に向けてチームとしてしっかりと準備し、いいパフォーマンスができ、勝利を収められたことは素晴らしいことだと感じている。この『自信』を次戦、そしてシーズンを通して維持していきたい」


コベルコ神戸スティーラーズのデーブ・ディロン ヘッドコーチ(右)、橋本皓ゲームキャプテン


コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「今日の試合は勝つチャンスがありながら勝ちきれず、非常に残念です。試合の中で大事な瞬間がいくつかありましたが、そこで自分たちの求めている結果に繋げることができませんでした。ただ選手に対しては誇りに思っています。試合の苦しい展開の中で、最後のキックが決まれば勝利できるところまでもっていってくれた選手たちを誇りに思っています。チームとしての一体感がなかったわけではないので、その点はポジティブに捉えています。修正しなければならない部分はしっかりと修正して次戦に臨みたい」

──コロナ禍の影響でプレシーズンマッチのトヨタ戦ができなかったことでの、本日の試合への影響は感じているか。

「今日は自分たちが求めている内容を発揮できなかった部分はあるが、トヨタ戦がキャンセルになったことで、今日の結果になったという言い訳にはしたくない。今日は間違いなくNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安さんがいい試合をしたということです。自分たちは修正点をしっかりと修正して来週の試合に臨みたいと考えている」

コベルコ神戸スティーラーズ
橋本皓ゲームキャプテン

「今日の試合は大事な場面でミスをしてしまい、自分たちに流れを引き寄せることができなかったことが敗因と感じています。修正点をしっかりと修正して次戦に向けて課題に取り組んでいきたいと思います」

──新しいリーグをホームゲームで迎えられ、観客も6,000人ぐらい、そこで勝つことができなかったことに関して感想を。

「ファンの皆様に僕たちが勝つところをお見せできなかったことは非常に残念。試合中、声援が送れない状況ではあったが、応援していただいていることは十分感じられたので、引き続き応援をお願いします」

──大事な場面でミスがあったと言われていたが、ミスが出てしまった理由があれば。

「焦りがなかったわけではないが、細かな連係のミスが出てしまった」

──橋本選手が入団してから初めてSA浦安に負けたと思うが、今シーズンからの新リーグ開幕にあたり、各チームが補強などを大幅に行ってきて、リーグ全体のレベルが上がってきている、各チームが拮抗してきている印象はあるか。

「今シーズンのリーグが始まる前から各チームが補強をしてきているという発表がありました。入団した選手の名前を見ていても、どのチームと対戦しても楽な試合ができないという印象はもっていました」

──先程の質問でもありましたが、ミスが出てしまったという点、今日の試合がリーグ全体の(実質的な)開幕カードとなり、ホームで初戦を迎えたというプレッシャーは感じていたか。

「リーグ全体の開幕戦というプレッシャーは特に感じていなかったです。チームとしての初戦という気持ちやプレッシャーは感じていました」

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