NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第5節 カンファレンスA
2022年2月5日(土) 14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安 5-48 埼玉パナソニックワイルドナイツ
埼玉パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズ監督
「秩父宮でラグビーができてうれしい。コロナ過においてラグビーができることが当たり前ではない状況で今日試合ができて、なおかつ勝利をあげられたことがうれしい。先週の苦しい試合を乗り越えて今日の試合ではいいパフォーマンスができた。また、今日の試合でデビューを飾った床田選手、そして50キャップを達成した坂手選手にお祝いの言葉を送りたい」
──シーズンを通して、うまくいかない時間帯の試合もあったと思う。それでも勝っている理由とは?
「今日の試合でチームの成長と進歩を感じられた。1節・2節に試合をすることができず、チームとしても苦しい状況だった。次の1週間を有効活用していい準備をしていきたい」
──床田選手は社員選手で「日本代表」のようなタイトルのない地味な選手。彼が試合に出ることの意味とは?
「私たちの中で社員とかプロというくくりはなく、全選手が日々頑張っている。床田選手がここに来るまでの道のりは決して簡単ではなく、相当な努力があってここまできた。彼の頑張りに敬意を表したい」
埼玉パナソニックワイルドナイツ
坂手淳史キャプテン
「ゲームのスタートからみんなやることが明確で、声も出て、相手にいいプレッシャーを与えられた。いいディフェンス、いいアタックともにあったのですごく満足したゲーム。ここからさらに上げていくためにはもう一段階コミュニーケーションを多くとらないといけないので、次の試合に向けて頑張っていきたい」
──立ち上がりのディフェンス、組織的にしっかりできていた。まだ序盤だが完成度は高まっているのですか? まだ物足りないところがありますか?
「いい形だったと思う。今週ディフェンスリーダーとコミュニケーションをとって、いい幅で相手にいいプレッシャーをかけようと話していた。それを体現できたと思う。試合を通していいコミュニケーション、いいコールをしてディフェンスをいい形で終わることができた」
──今日の試合で48得点とれたことへの受け止め。そしてDelete Cマッチということで48万円が寄付されることに対する思いは?
「いいアタックだったと思う。ワイルドナイツのラグビーがいい形で機能した。48得点はうれしいが、もっと取れる場面もあったので修正して次に向かいたい。寄付については、自分たちのプレーやパフォーマンスがそういうところにつながっていくのはうれしいし、さらに注目されると思うので、今後パフォーマンスを上げていきたい」
──50キャップ目の試合で自分のトライを振り返って。あとチームの今の仕上がりの状態。今後どこを改善していく?
「トライのシーンはフォワードがいい形でモールを組んで、1本目はサイドがあいてトライ、2本目はモールを押し切って取れた。モール練習をしっかりやっていたので、自分がトライしたがフォワード全体のトライだと思う。
チーム状態は良くなってきてると思う。100%ではないがここからよくなっている。今日のパフォーマンスに関しては満足。一喜一憂せずに成長していきたい。今日は床田選手がデビューしていい形でチームに還元してくれた。ワイルドナイツでは全選手がいつでも自分のパフォーマンスをできるように準備をしている。チーム全体のレベルが上がるようにさらに良くしていきたい」
埼玉パナソニックワイルドナイツ
ベン・ガンター選手
「秩父宮でラグビーができることがうれしい。ワイルドナイツのジャージをきて戦うことが大切な経験になっている。先週チームが厳しい経験をして、そこから自分たちが学習をしてこの試合でいいパフォーマンスにつなげたことを大変うれしく思う。また、坂手選手の50キャップの試合で勝利を飾れたことがうれしい」
──バックローは3人とも素晴らしかった。前の試合からフィットしている? 今日良かった理由は?
「ブレイクダウンは自分たちの強み。ただ、バックローだけではなくチーム全員がタックルで止めることでバックローがボールに絡める。バックローがブレイクダウンの活躍でフィーチャーされるが、バックローだけではなくチームのハードワークによってブレイクダウンの活躍につながっていると思う」
──ラクラン・ボーシェー選手が入ったことで個人的にいい影響は感じますか?
「ワールドクラスの選手だと思う。ディフェンス、アタックともに非常に高いスキルを持っていて、チームに対してポジティブな影響を与えている。私や福井、布巻といった選手たちに自分の持っているスキルを伝授していてチームとしてもいいラグビーにつながっている」
──秋に代表活動があって、その後ジェイミーからフィードバックを言われたと思うが、どんなことを聞いてプレシーズンや今シーズンを過ごしている?
「代表活動についてはジェイミーやブラウンから様々なフィードバックを受けた。ただ、今はパナソニックのジャージを着て、パナソニックの試合に出ているので、何がパナソニックのラグビーにとっていいかを考え自分のパフォーマンスに体現している」
シャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督
「パナソニックがチャンピオンらしい素晴らしいプレーを見せた。準備段階でここ2週間試合がなくチームとしては難しい状況だった。パナソニックは3週連続でいい試合をリズムよく積み重ね、自分たちは2週試合がなく振り出しに戻る状態だった。次に向けていい準備をしていきたい」
──先週の試合はどのタイミングで中止の知らせを受けて、どのように切り替えたか?
「日曜日の試合の予定で、土曜の朝に試合中止の知らせを受けた。中止の理由に関してはノーコメント。すぐに土曜日の朝に選手を集めて体を動かして、次の試合に向けて気持ちを切り替えた」
──後半からトネ選手を投入した意図は?
「トネ選手は今季素晴らしいプレーを見せている選手。ここ最近は体調を崩したりしたこともあったが、ベンチでもいい影響を及ぼしていたので後半から投入した。結果アタックの部分で大きな影響を与えたと思う」
シャイニングアークス東京ベイ浦安
シェーン・ゲイツ キャプテン
「大きなチャレンジでした。ラグビーをプレーできてうれしく思う。試合に勝ったパナソニックはすごくいいプレ-をしていたと思う」
──中止を受け入れて切り替えできたか、キャプテンの視点から。
「一週間すごくいい準備ができていたので、見せることができなかったことにがっかりした。家に帰って頭をクリアにして、チーム全体がポジティブに次の試合に向けて準備ができるように気持ちを切り替えていけるようにした」
──今日の試合では思うようにアタックできていなかった。どこを良くしたら改善できるか?
「ブレイクダウンで自分たちのリズムをうまく出させてもらえなかった。ブレイクダウンでテンポを生み出せず、自分たちのアタックが遅くなったのが大きな要因だったと思う」
──両チームの得点を合わせて53万円ががん撲滅に向けて寄付されることになった。ラグビーを通して社会貢献活動をしていることに対しての思いは?
「そういった活動に加われることをチームとして幸運に思う。オフ・ザ・フィールドでもラグビーを通じて人の助けになることは選手の特権だと思うし、チームとして地域のために積極的に活動している中、大きな金額を募金のために集めることができて選手一同幸運に思っている」
──次の試合に向けて。
「いつも応援ありがとうございます。次の試合に向けて強くなったシャイニングアークスを見せていきたいので、しっかりリカバリーをして、またフィールドに戻ってきます」
シャイニングアークス東京ベイ浦安
トゥクフカ トネ選手
「また強くなって、チームとして戻ってきたい」
──前半はベンチでどのように見ていて、自分はどのようにしていこうと考えていた?
「チームがトライをとるにあたって、自分に求められている役割が何なのかを考えていた」
──劣勢の状況はどのように見ていた?
「相手のディフェンスが素晴らしく、自分たちのアタックがうまくいかず、自分たちがボールを失ってターンオーバーからのトライで失点を重ねてしまった」
──自分のプレーに対しては?
「いいプレーはできていたと思うが、まだベストではないので次はもっと頑張りたい」