2022.02.14NTTリーグワン 2022 D3 第4節レポート(江東BS 26-19 宗像B)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3(リーグ戦) 第4節
2022年2月12日(土) 14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
 清水建設江東ブルーシャークス 26-19 宗像サニックスブルース

宗像サニックスブルースのダミアン・カラウナ ヘッドコーチ(左)、屋宜ベンジャミンレイ キャプテン

宗像サニックスブルース
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ

「最後の最後まで互角の戦いでした。ラインアウトでプラン通りにプレーできなかったのでこれは改善の余地があります。ポゼッションの苦しいエリアでターンオーバーされるケースが多々あった。清水建設江東ブルーシャークスさんには良い選手がたくさんいて良いチームだった。レフリーの笛の吹き方にも対応していかなければならない。大変苦しい時間帯が多かった」

──今週はコロナの影響はあったのか。

「コロナの影響というのはありませんでした」

──今シーズンは新しい選手がたくさん加入してチームづくりの点でまだ初期段階の構想、これからチームが成熟していくというような現状なのか。

「100%これよりももっと成長していけると感じています。21名の新しい選手がいてコンビネーション、組み合わせをきちんと確立したものにする為には大変時間がかかると考えています。しかし試合に負けた言い訳にはならないですし、ミスした部分は練習で改善するべきだと思います。
この試合はきちんとやれば勝てる試合だったと感じています。何名かの選手は今日の試合には出していません。温存という形であえて出場させていない。
最初の1ラウンドはいろいろな選手にたくさん経験を積ませたいということでこのようなメンバー構成の決断をしました」

──ブレイクダウンで思うような動きができなかったがどのような原因が考えられるか。

「自分たちが求めていたフローでプレーができなかった。真ん中の方でプレーしすぎた。キャリーが浅すぎたので勢いが生まれなかった部分が原因です。動画をよく観て改善していきたい」

──序盤からPGを狙っていったが体力、フィットネスがあるチームなのでもっとダイナミックに動かしてもよかったのでは。

「目的を持ってあえてこのプランでゲームをやったが過去に何試合かボールをたくさん回したが思うようにいかず、回すラグビーができなかったのであえて今日のプランになった。前半の終盤に勢いが生まれなかった。ゲームプランを遂行する力がまだなかったと感じています」

宗像サニックスブルース
屋宜ベンジャミンレイ キャプテン

「ヘッドコーチからもありましたように大事な場面でミスをしてしまい、チャンスを掴むことができなかったですし、キック合戦でも簡単に相手に渡してしまい、自分たちでアタックする機会がなかった。最後までどうなるかわからない展開でしたが、やはり自分たちのミスで自滅してしまい今日のような結果になりました。もちろん清水建設江東ブルーシャークスさんがすごい良いチームで強かったというのもありますが、次対戦するまで改善してフレッシュな気持ちで頑張りたいと思います。ありがとうございます」

──序盤からPGを狙っていったが体力、フィットネスがあるチームなのでもっとダイナミックに動かしてもよかったのでは。

「ヘッドコーチと同意見だが、タイトな試合になると予想していたので先に点数をどんどん重ねていって点差が開いた時にダイナミックなアタックができれば理想でしたが、大事なところでミスがあって思うようにテンポが作れず今日みたいな結果となってしまったと思います」

清水建設江東ブルーシャークスの大隈隆明監督(左)、シアレ ・ピウタウ ゲームキャプテン

清水建設江東ブルーシャークス
大隈隆明監督

「協会関係者の皆様、レフリー、アシスタントレフリーの皆様、宗像サニックスブルースの皆様、本日はどうもありがとうございました。このようなホームゲームということで江東区の皆様にもたくさん来ていただいて感謝を申し上げます。トンガへの募金も多くしていただいたと聞いて本当に感謝を申し上げます。ありがとうございます。
宗像サニックスブルースさんは昨年までトップチームでプレーされていたので私たちはチャレンジャーという気持ちで選手にはハードワークするように伝えました。その結果、本当に選手が80分間体を張り続けてくれて執念で勝利を掴んでよくやってくれたと思っています。しかしシーズンはこれからもまだまだ続きますので次の豊田自動織機シャトルズ愛知さんも強敵だと思うのでそこに向けて修正して頑張りたいと思っております。ありがとうございました」

──この試合に向けてどこにフォーカスをして準備をしてきたか。良いゲームプランがあってそれを実行できたと思うが具体的にどのようなゲームプランだったのか。

「アタックに関してはハードワークし続けることをキーにあげてスペースにボールを運ぶことを目標としてやりました。ディフェンスに関しては幅を取って前に出るディフェンスをキーにあげて80分間とにかくハードワークし続けることをやりました。選手が実行してくれた結果、なんとか勝利に繋がったと思っています」

──ゲームはロースコアで進みましたが、ハーフタイムではどのような指示を?

「残りの40分間も前半同様に我慢してハードワークし続けることを指示しました」

──新加入ですがシアレ・ピウタウ選手をゲームキャプテンに抜擢した理由を教えてください。

「試合を観ていただけたらわかると思いますが本当にハードワークし続けてくれる、チームの為に体を張り続けてくれる選手でチームメイト全員が彼を信頼していますし、練習でもメンバー、ノンメンバーに関わらずコミュニケーションをしっかりとってくれてすごくチームファーストでやってくれていますので信頼できる選手だと思って抜擢しました」

清水建設江東ブルーシャークス
シアレ・ピウタウ ゲームキャプテン

「最初からタフな試合になると予想していました。自分たちのことを信じきれたと思います。
本当にチームとして成長していると思っています。コロナやきつい状況の中で色んな犠牲を払って選手は頑張っていると思います。出場した選手だけでなく、チーム全体の自分たちの頑張りのおかげで良い勝利を掴むことができたと思います。監督、コーチ陣が良いゲームプランをしっかり出したのでそれをやり通すことができたかと思います。それをしっかり実行できました。トンガの募金やいろいろなサポートしてくれた人が大勢いたので本当に感謝しています。ありがとうございます」

──清水建設江東ブルーシャークスは社員として仕事をしたあと、夜遅くまで練習をして次の日からまた業務をするという文化をもっているクラブだが、ご自身にはどのようにうつっているのか。

「自分たちが目指すところをしっかり作ってくれていると思っています。社員選手が日中働いてその後練習していてきつい状況の中頑張ってくれているが外国人選手としても自分たちがどういったことで手助けできるかを考えながら日々過ごしています。本当に頑張っているなという印象です」

──具体的にどんな手助けをしているのか。

「全員がなかなか時間をつくれない中で役割をしっかり詳細に詰めていくところの手助けやそのような部分でサポートしています。いろいろな選手や他の人もそうですが犠牲を払って頑張っているのでそのような部分で信頼を得られていると思っています」

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