2022.02.25NTTリーグワン 2022 D3 第5節レポート(宗像B 37-7 WG昭島)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3(リーグ戦) 第5節
2022年2月20日(日) 14:30 北九州市立本城陸上競技場 (福岡県)
 宗像サニックスブルース 37-7 クリタウォーターガッシュ昭島

クリタウォーターガッシュ昭島のリッキー・ダミガン ヘッドコーチ(左)、石井洋介 共同キャプテン

クリタウォーターガッシュ昭島
リッキー・ダミガン ヘッドコーチ

「今日の試合に関して、非常にがっかりしています。
前半、強い向かい風の中であれだけのハードワークを行い、後半これからというところでなかなか自分たちのラグビーができず、相手には30点も取られてしまったことを本当に残念に思っています」

クリタウォーターガッシュ昭島
石井洋介 共同キャプテン

「ヘッドコーチからあったように、前半厳しい状況の中で頑張り、そこから自分たちのラグビーをしようというところで、ミス・規律が守れませんでした。自分たちのラグビーができずに相手にやられてしまったな、という印象です」

──後半14分頃コイージェレンバーグ選手がイエローで退場している際、スクラムを7人で組まないといけない状況での手ごたえはどうだったか?

「1人いない分、いつも以上の力を出して1回は耐えることができたと思いますが、その後は相手の強いプレッシャーを受けてしまいうまくスクラムを組めなかったと感じています」

──後半最終的には得点できなかったが、宗像からのプレッシャーは前半より強く感じたか?

「強いランナーが様々な場面で良いボールキャリーをして、クリタとしては1人目のタックルで倒しきれずに、その影響で規律が守れなかったのは大きかったと思います」

──今週出た宗像の活動に関するショックなニュースの中で、どのような感覚でその相手との試合に臨んだのか。また宗像からは、どのような気迫を感じたか?

「クリタとしても、同じディビジョンでそのようなチームの報道が出てしまったことをすごく悲しく感じています。報道は出てしまいましたが、『今シーズンまでしっかりやりきる』ということで相手は必ず全力で挑んでくると予測していたので、そこはクリタもしっかり受けて立とうということを考えていました。プレーの部分で一人一人強い気持ちを持っているのはブルースさん側からも伝わってきましたし、結果を出したいという気持ちが強かったのかなと思います」

宗像サニックスブルースの松園正隆監督(右)、ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ

宗像サニックスブルース
松園正隆監督

「まず最初に、報道等でお騒がせして申し訳ありません。チームのホームページに出ている通り『決定しているものではありません』というご案内が今の現状です。
今日の試合については、選手達が最後まで諦めずにチャレンジし続け、展開力を活かすサニックスのラグビーをしてくれたことを嬉しく思いました。今後も最後まで、このラグビーを続けていきます。本日はありがとうございました」

── 一連の報道が出たあとの選手達の様子は?

「この件については我々がコントロールできる問題ではないので、ファンの皆さんと自分自身のためにも、今一度大好きなラグビーに集中してチャレンジしよう、と伝えました」

──チームの存続について報道が出た時の選手の反応は?

「この報道で選手達の受けたショックが大きいことは目に見えて分かりましたが、目の前の試合に向けて怠りなく準備をしたことが今日の結果に現れたのではないかと思っています」

──チーム存続に向けての署名活動等が始まっているようだが?

「ありがたいことにファンの方々がチーム存続に向けて署名活動を始めて下さっています。我々チームとしては今シーズンを最後までしっかり戦うことが最優先だと考えています」

──報道を受けて選手達はどのように試合に臨んでいたか?

「簡単に切り替えて試合に臨めるというものではありませんが、気持ちを試合だけに集中することで今日は勢いのある良いラグビーができたと思います」

──今日はセカンダリーホストエリアである北九州市での試合だったがそれについては?

「今日はセカンダリーホストエリアである北九州市での最初の試合でもありましたので、『宗像サニックスブルースの元気なラグビーを観て下さい。』としっかりアピールできたと思います」

──今シーズンはもう1試合北九州市で予定されているがそれに向けては?

「1人でも多くの方に、宗像サニックスブルースらしいラグビーを観ていただきたいと思っています」

──開幕時にチーム体制等に対する不安はあったか?

「今年は21名の選手が入団してくれました。前年からチームに留まってくれた選手と共に『新生・宗像サニックスブルース』として戦う準備をしてきましたので不安などは特になく、宗像サニックスらしいラグビーをできれば、ということで今シーズンを闘っています」

宗像サニックスブルース
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ

「一連の報道や選手の負傷でチームのコンディションが整わず、前半は多くミスが出ました。ハーフタイムでゲームプランの確認等を行い後半に臨んだ結果、良いトライもいくつか出てサニックスのラグビーができました。選手達にとっては特にタフな一週間だったと思います。今夜はこの勝利を楽しんでもらいたいと伝えました」

──今日はいつもと違い、後半にトライを奪う展開となったが?

「前半、大事なところでミスが出て思うようなプレーができませんでした。後半は、今まで練習してきた通り、チームとしてまとまってボールを保持していこうと伝えましたが、それがこうした結果を生んだ要因ではないかと思います」

── 一連の報道が出たあとの選手達の様子は?

「本当に大変な一週間でしたが、良い準備をして試合に集中していこうと伝えました。チームとして、しっかりとまとまり、ワクワクするようなラグビーをお見せしたいと思っています」

──今シーズンはもう1試合北九州市で予定されているがそれに向けては?

「パスをしっかり回す宗像サニックスのスタイルでプレーをすると共に、全ての選手にチャンスを与えることでチーム全員で勝利にフォーカスすることができるのではないかと考えています。
来週は豊田自動織機さんとの試合となりますので、宗像サニックスの力を証明してこのディビジョンのトップに立ちたいと思っています」

──応援してくれたファンにメッセージを

「ファンの皆さんあっての我々です。ワクワクしたラグビーでチームのため、そしてファンの皆さんのために闘います。今後とも継続したサポートをよろしくお願いいたします」

宗像サニックスブルースの松園正隆監督(右)、屋宜ベンジャミンレイ キャプテン

宗像サニックスブルース
屋宜ベンジャミンレイ キャプテン

「前半は風を使ってテリトリーを取りたかったのですが、自陣でのミスもあり流れが掴めませんでした。後半に関してはボールをキープして攻撃的に展開することでテンポを掴み、結果的に勝利することができたと思います」

──今週はタフな一週間だったと思うが、キャプテンから他の選手に伝えたことは?

「自分を含め多くの選手がショックを受けました。ただキャプテンとしては、まだ試合が続く中でチームとして応援してくれるファンのためにしっかりとタフにシーズンを乗り切って行こう、と伝えました。

──キャプテン自身としては?

「目の前の1試合1試合、そして練習に今まで通り全力で取り組むだけです」

──今日の試合に向けて、どのように気持ちを整えたのか?

「気持ちの整え方は選手1人1人で違うと思いますが、キャプテンとしてはチームの為、そしてファンの為に1試合1試合を全力でやっていこうというメッセージを伝えました」

──今日の試合、どのような意味合いで臨んでいたか?

「試合が始まる前に、この先どうなるかは分からないけど今ラグビーができる幸せを感じて試合をエンジョイするだけ、と伝えました」

──北九州でもう1試合予定されているが今後どのように戦っていくのか、気持ちの面も含めて?

「今日の後半のような戦い方がサニックス本来のプレースタイルです。またホームで戦う時には思い切ったアタッキングラグビーができれば良いと思います」

──ファンの皆さんにどのような試合を見せていきたいか?

「今回のことで改めてファンの大切さ、サポートの厚さを身を持って感じています。日頃の感謝を伝える意味でも1試合1試合確実に勝っていき、今日のようなアグレッシブなラグビーをお見せすることでファンに向けでの感謝の気持ちを表していきたいと思います」

──スタンドで応援してくれるファンを見てどうだったか?

「今日に限らず試合を観に来てくれるファンを目にすれば我々も元気が出ます。また、観に来てくれるファンに勇気を与えるようなラグビーをしたいと思っています」

──署名活動が行われているが?

「署名の取組が今後どうなっていくのか分かりませんが、僕らにできることは1試合1試合全力で闘っていくことだと思っています」

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