NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第7節 交流戦
2022年2月26日(土) 12:00 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
NECグリーンロケッツ東葛 27-34 静岡ブルーレヴズ
静岡ブルーレヴズ
堀川隆延監督
「本当に今日は厳しい試合になりましたけれども、ゲームの中で、何度か我々が流れをつかみかけたことが何度かあったのですが、NECグリーンロケッツ東葛さんの素晴らしいプレッシャーの中で、その流れを手繰り寄せることができないことで、最後まできてしまったのかなと思います。選手たちも恐らく感じていることだと思うのですけど、自分たちのスタイルでやり切ること、そういったことをゲームの流れでつかむといったことを、このゲームを通してしっかりと学んで次に成長していきたいと思っています」
静岡ブルーレヴズ
大戸裕矢キャプテン
「本日はこのような状況の中で、開催していただいて本当にありがとうございます。試合内容としては、先週の横浜キヤノンイーグルスさんと同じで、取り切れる場面で確実に取り切る力はまだまだあるなと感じながら試合をしていました。ここは引き続き伸ばしていきたいところです。先週、ノンメンバーのみんなが日曜日試合だったんですけども、オフがないにも関わらず、月曜日から今日のメンバーのために本当に激しい練習をしてくれて、そのメンバーのために恩返しができて、また、明後日から頑張っていきたいと思います」
──最後の場面、スクラム3度その場面は組み合わせも含めてどんな気持ちで。
「スクラムは終始いけてるなという手応えはあったので、モールのオプションもありましたし、ショットのオプションももちろんありましたけど、FW全員でスクラムでいこうという意思統一があったので、アドバンテージアタックも視野に入れながらというところです。時間がきてしまったので、点差を考えたのでショットという考えになりました」
──今日の試合で連敗を2で止めました。この先の意気込みをお願いします。
「簡単に勝てる相手は僕たちどこもないと思うので、本当にチャレンジャーの気持ちで100パーセント出し切ってやっと勝てる相手だと思うので、引き続き自分たちの伸びしろを伸ばしながら来週以降頑張っていきたいなと思います」
静岡ブルーレヴズ
田上 稔選手(スクラムハーフ)
「前半から自分たちが準備してきたことを出せた部分と、どうしても苦しい時間帯とかあったんですけれども、チーム一丸として自分たちのところをやり切れば、自ずと結果は出てくるよねという会話はグラウンドレベルでもできていたので、不安なところというのは特になかったんですけれども、やっぱりこれからシーズンが深まっていく中で勝っていくためには、やっぱりあの苦しい時間帯でもっと点が取れるように、かつ点を取られないようにというふうにこれから高めていければなと思っております」
──今日の試合を振り返っていただいてボールの配球だったり、ご自身の強みであるコンタクト、その辺はどうでしたでしょうか。
「テンポのいい球出しの部分は自分の強みだと思っているので、前半そこで点が取れたというのはとても自信になったし、さらにレベルアップしていきたいなと思っています。あと、コンタクトの部分では、ディフェンスの局面で自分の仕事を全うできたかなと思っているので、そこもさらにレベルアップしてこれから繋げていきたいなと思っています」
──事前のコメントで緊張するかもしれないとおっしゃっていたのですが、実際にピッチに立ってみていかがでしたか。
「緊張しなかったと言えば嘘になるんですけど、自分がやることは明確にしていたので、結果は自ずと出てくるかなというふうに考えて、とにかく出し切りました」
──前半はシーソーゲームのような展開だったと思うのですけれども、その中でゲームメイクで心がけたところは。
「前半どうしてもどちらも元気な状態で、苦しい時間帯というのは絶対に来るので、我慢して我慢して自分の仕事を全うしていけば、後半最初の方でトントンっと点が取れるという想定はしていたのでプラン通りと言えばプラン通りでした」
──次に向けて今度はこんなプレーをしてみたいというのがあれば。
「継続してテンポのいい球出しで得点していくのは、自分の強みなのでやっていきたいというのと、もっと中盤のエリアの部分で9番10番がもっとオーガナイズして簡単にゲームを進めていくというようなゲームプランを遂行できるように高めていきたいなと思っています」
NECグリーンロケッツ東葛
ロバート・テイラー ヘッドコーチ
「まずは、サポーターの方に来てくださり感謝しています。試合に関しては色んないい部分もあって、今までの中で一番いいパフォーマンスだったと思います。ただ、もう少し実行力を高めないといけないところやプレッシャーがかかって、ハーフタイムの前と後、静岡ブルーレヴズにチャンスを取られてしまったという場面もありました。チームのパフォーマンスには誇りを持っていますし、NECグリーンロケッツ東葛のパフォーマンスを向上させることに全力を尽くしました。今日のパフォーマンスに関してはいい方向性だったと思います」
──前節が中止になってからかなり日があきましたけれども、この試合についてはどんな調整を積んできたのでしょうか。
「ここ3試合をしっかりレビューして、トレーニングのストラクチャーに関してもコーチと共に色々と調整していますし、新しい選手もふくめて、きちんと学べています。自分にフィットしているトレーニングセッションをどう作り上げるか、我々の強みと弱みをしっかり把握してトレーニングでカバーできるようなり、オーガナイズできるようになったと思う。その成長を見られたのは良かったけれどもまだまだ向上が必要かと思ってsいます」
NECグリーンロケッツ東葛
瀧澤 直キャプテン
「3連戦ホストグラウンドで、前回なくなってしまったのですけれども、ホストでクルーのみなさんに勝利を届けたいという思いも強くありましたので、そこで勝ちきれなかったのは悔しいなという思いはあります。本当に内容というよりは、勝ちきれなかったということに尽きるかなと思っています」
──勝ちきれなかったということですが、今日いい流れがあった中でたたみかけられなかった部分というのは課題としてどのように感じていますでしょうか。
「僕もあまり試合中広く視野があるわけではないので、今これだなとかというのはなかなかないのですけど、やっぱり我慢しきれなかったということはひとつあるのかなと。一番最後僕が出てからで言えば、やっぱりゴール前に長い時間いられたのにすぐトライにつながらなかった。我慢しきれずにボールを出してしまって、それがターンオーバーになったり、ミスになったりとかで相手にボールを渡してしまう。そこをしっかり我慢して、我慢してミスをせず、こっちが敵陣10m、5mのところでプレイできているので、プレッシャーがかかっているのが静岡ブルーレヴズさんの方だという状況を長く続けて、相手も反則できないという状況でプレイしてスコアにつなげることができなかったのが要因じゃないかなと思っています」
──前節が中止になって日もあいていましたけれども、そのあたりの影響は?
「日があいた影響というのは、個人としても、チームとしてもそんなに感じてないですかね。その前が2週連続かな? あいたりあかなかったりで色々難しいけど、2週連続で試合もできていましたし、今回バイウィークと前回試合ができなかったということで、あいてはいますけどその分練習はできているので、そこに関しては言い訳なく、準備できていたと思います」
──次に向けて手応えだったり、自信になる部分というのはありますでしょうか。
「ありましたね。負けてなかなか強がっているように見えるかもしれないですけど、もちろん負けたので反省することの多い部分はあると思ってはいるんですけど、ただ、間違いなくいいところはあったので、また間違いなくダメなところもあったので、いいところも悪いところも手応えとして次に繋げていきたいとは思っています」
NECグリーンロケッツ東葛
宮島裕之選手(ウイング)
「今週一週間、NECグリーンロケッツ東葛としては、用意、準備ができたというか、やることを明確にしてできて、強度も高く練習できたのでいい準備をして試合にのぞめたかなと思います。結果としては、負けてしまったので、かなり悔しい部分があるんですけど、チームとしての現状を感じることができた試合だったなと全体を見て思いました」
──前半はかなり接戦に持ち込んでいい形だったと思いますが、そのあたりの手応えは?
「前半は自分たちがやりたいこと、しっかり形を作って、攻撃の形を作ってアタックするというところができたので、いい形に持ち込めたかなということがあります。あと、キックでエリアを取れたのでいいアタックができたのかなと思います。その辺の手ごたえはあったんですけれども最初のペナルティ2つのところで、自陣に入られてしまった。ここはちょっと改善できたところかなと思います。それ以外は、うまくいったので手ごたえはありました」
NECグリーンロケッツ東葛
山田啓介選手(スクラムハーフ)
「今週はチームとしていい準備ができましたし、負けたことは悔しいですけど、成長しているので次に繋げたいなと思います」
──前半はかなり接戦に持ち込んでいい形だったと思いますが、そのあたりの手応えは?
「今週練習してきたことをそのままトライにつなげられたのが、いい準備ができたということなんですけれども、宮島選手が言ったようにペナルティが多いというのが前から続いていることなので、そこをまだまだ改善できるかなと思います」