2022.03.29NTTリーグワン 2022 D1 第11節レポート(SA浦安 42-12 BR東京)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第11節 交流戦
2022年3月27日(日) 14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安 42-12 リコーブラックラムズ東京

リコーブラックラムズ東京の左から、ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ、武井日向キャプテン、池田悠希選手

リコーブラックラムズ東京
ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ

「残念な結果。1週間の中でいいトレーニングはできていた。パフォーマンスの完成が必要なレベルで保てなかった。今日はボールキャリーやブレイクダウンなど、フィジカルバトルの部分で負けてしまい、自分たちのラグビーができなかった」

──試合を重ねられるようになってきて、時間帯によっては持ち味とかやりたいことが見える試合が続いていた、その中で今日うまくいかなかった理由は?

「今日はレッドカードが影響した。我々は今はまだ若いグループ。毎週安定したパフォーマンスを保つことが必要だが、それができていなかった。まだまだ成長中のチーム。今日は厳しい教訓となってしまったが、このグループがチームを明るい未来に導いてくれると信じている。今日の試合をフィニッシュしたバックラインをみるとアイザック ルーカスはまだ23歳、メイン 平は21歳、栗原由太、西川大輔も2年目だったりとまだまだ若いチーム。それが言い訳にはならないが、今はまだ学習しているところ」

リコーブラックラムズ東京
武井日向キャプテン

「ブレイクダウンのフィジカル部分にフォーカスしていたが、全くパフォーマンスすることができず、それが結果につながった。スクラムの部分でもプレッシャーをかけられて、うまく流れを持っていけずに相手に流れを渡してしまった」

──(次の試合まで)2週間空くが、キャプテンとしてチームに伝えていきたいことは?

「自分自身含めて今の状況をしっかりと受け入れて変わっていかないといけない。言い訳を作ることはできるが、そこに逃げては全く成長しないので、事実を受け止めて変わらなければいけないことを自分の行動でチームに示していきたい」

リコーブラックラムズ東京
池田悠希選手

「すごく残念に思っている。フィジカルのバトルであったり、1週間かけてチームとしてやろうとしたことが形にできなかったのが勝敗につながってしまった」

──試合を続けてできるようになって、チームのやりたいことができるようになるにつれ、池田選手の存在感も増してきた。自分自身はどれくらい実感している? 以前所属していたチームとの対戦への思いは。

「自分自身のパフォーマンスについては手ごたえを感じる部分はあるが、十分ではない。特に今日の試合では自分の強みであるフィジカルの部分を全面に出してチームを引っ張っていきたかったが、それができなかった。一貫性をもってチームを引っ張っているような選手になっていかないといけないと思う。
以前所属していたシャイニングアークスとの対戦については楽しみにしていたが、気負いはせず、チームが準備してきたことをしっかりやりきろうということにフォーカスして今日の試合に臨んだ」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安の左から、ロブ・ペニー監督、中島進護選手、藤村琉士選手

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督

「ここ数週間、勝ちに値するようなラグビーをできている部分が多くあった中、残念ながら結果につながらない数週間だったが、今日はリコーブラックラムズ東京さんのようにいいチーム相手に勝利することができた。80分間自分たちが望むようないいラグビーができた。それを観ている方に楽しんでいただけるようなスタイルを表現できてよかったと思う」

──勝てていなかった中でチームとして修正した部分、個人で意識した部分は?

「勝利にはいろいろな要素が必要で一つに断定するのはむずかしい。今までの環境を説明すると、コーチングスタッフが今年に入って大きく変わり、新しい選手もたくさん入ってきた。しかし、チームとしてコンビネーションを合わせていくのは時間がかかるもの。自分たちのアタックフィロソフィーやチームの理念を落とし込むのに時間がかかる中、ここ数試合、瞬間瞬間では見せることができていても一貫性をもってできていなかった。そういった部分がようやくフィットし始めたので、自分たちのラグビーの実力をこれからもどんどん見せていくことができると思う。ここ数週間、コロナ過で試合がなくなったり、試合をしても2週間活動停止になったり、選手のケガなどでチームとしてのリズムが作れていなかったが、やっとチームに勢いがついて、軌道に乗り始めた。このチームの未来は明るいのではないかと思う」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
中島進護選手

「先週はペナルティのミスなどがあったが、今週はアークスアタックをしっかりとやっていこうと決めていた。リコーブラックラムズ東京さんはディフェンスもすごかったが(アークスアタック)をしっかり体現することができた。リコーブラックラムズ東京さんはボールキープをして、トライを取ってくるチームだが、ディフェンス面では一人ひとりがタックルを決めて、ボールを獲得してアタックをした形が今日の結果につながった」

──勝てていなかった中でチームとして修正した部分、個人で意識した部分は?

「自分たちは今までペナルティからのミスが多かったが、今週はしっかりとペナルティのところでディシプリンをしっかりしようと話していた。先ほど言ったアークスアタックでペナルティをしなかったら敵陣に入って、自分たちのアタックができるということを今日証明できたのではないかと思う」

──今日の試合ではブレイクダウンの部分ではチーム全員でプレッシャーをかけているように見えた。ブレイクダウンはかなり意識してやっていたのか? それと自身のトライを振り返って。

「ブレイクダウンでは今週ディフェンスコーチとしっかり1 on 1タックルして、1人目が止めたらリコーブラックラムズ東京さんもスローボールになってくるので、しっかりブレイクダウンではプレッシャーをかけようと話していた。自分のトライのところはラッキー。フォワードがモメンタムをもって前に前にゲインできたので、そこで意表をつくことができたのでラッキーだった」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
藤村琉士選手(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)

「あまり勝てておらず、絶対勝ちたい試合だったので、勝ててうれしい。今週キーワードにしていたアークスアタックというボールを動かすラグビーを体現できて、なおかつ勝つことができたので良かったと思う」

──勝てていなかった中でチームとして修正した部分、個人で意識した部分は?

「継続してアークスのアタックをし続けられたことが大きかった。全員で意思統一して攻めて、面白いラグビーができたので、これからも継続していって、勝ちを重ねていきたい」

──プレーヤー・オブ・ザ・マッチの感想と自分のプレーの良かったところを。

「初めて取れたので素直にうれしい。プレーはダメなところもあったが、スクラムだったり、ボールキャリーだったり、フィジカルの部分は自信があったのでそこを出していけて良かった。まだ修正点もあるので満足せずに頑張っていきたい」

──プレーヤー・オブ・ザ・マッチ表彰のときの最後のポーズは?

「興奮してまって、いつもあのポーズをしているのでやってしまった」

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