2022.04.29NTTリーグワン 2022 D1 第14節レポート(GR東葛 34-38 SA浦安)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第14節 カンファレンスA
2022年4月24日(日) 14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
 NECグリーンロケッツ東葛 34-38 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安のロブ・ペニー監督、シェーン・ゲイツ キャプテン、竹内柊平選手

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督

「TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)や怪我で、かなりごたごたしてしまった試合で、雨の中、2時間の長い試合時間の中で、なかなかパフォーマンスが上手くいかないこともありましたが、最終的に4点差で勝って反省できる、ということは良いことですので、しっかりと反省点を活かして、次の週、怪我も多いですが、チャレンジととらえて頑張っていきます」

──ムーア選手と齊藤選手が担架で運ばれましたが、現状、何か入っている情報はありますか。

「今のところ、はっきりした情報はまだないので、しっかりと検査を行い、来週頭にその結果を基に判断したいと思います」

──今シーズン、色々なチームからTMOの判定やレフリーの質についてかなり意見が出ていますが、ヘッドコーチはどのように感じていらっしゃいますか。またリーグワンのレフリーが改善するためにこうしたら良いのではないかというご意見があれば教えてください。

「ラグビー自体、かなりレフリングが難しいスポーツではあるのですが、選手やコーチ陣が一番求めているのはレフリングの一貫性です。海外の試合を見ていても、一貫性や判定の部分で明らかな差と違いがあるので、そういった部分で比べてみると、判定の部分で選手もマネジメント陣も少し困惑してしまう部分はあります。解決策としては、まず第一に、ベストを尽くしているレフリーに関してはフルタイムになる権限が与えられる必要があると思います。つまり、プロフェッショナルとしてフルタイムでレフリングに専念できる環境を整備し、そういったレフリーをサポートする環境、頼れるサポートシステムづくり、ワールドラグビーの意向に沿ったようなレフリングができる環境を整えることが重要だと思います」

──竹内選手、どのような評価をし、今スタメンで起用されているのか。

「本人の前で言ってしまうと舞い上がってしまうので、コメントできません(笑)。
冗談はさておき、彼は若く、かなりポテンシャルのある選手です。実力もあるので、絶対に世界レベルのプレーヤーになる、というところを狙っていける選手だと思っています。ただ、若さゆえに焦っているところがあるので、自分のやるべきことに集中して、長期的には日本のラグビーにとって貴重な選手になることは間違いないので、一歩一歩焦らず、怪我をせずに、そういった機会は巡ってくると思うので、自分のやるべきことをやり続けて、頑張り続けるだけだと思います」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
シェーン・ゲイツ キャプテン

「かなり長い試合になりましたので、綺麗な勝ち方はできなかったのですが、勝てたこと自体には満足しています。TMOとレフリーの間のコミュニケーションの部分は、試合が長引くだけでなく、選手の安全性にも関わってくる部分だと思いますので、選手の安全面を考慮した、一貫性のあるTMOのプロセスが行われることが大事ではないかと思います。この試合の反省を活かして次の試合も頑張っていきます」

──入れ替え戦圏内である厳しい状況の中、今日の勝ちを残り2試合にどう繋げていきたいと思いますか。

「次の試合、その次の試合と、一週間一週間、自分たちのやるべきことに集中していかなければならないので、この先2試合という長期的なスパンで考えるよりは、自分たちが今までやってきたことを一貫性を持ってやり続ける、それを毎回毎回練習する度に、地に足をつけて、自分たちの集中するべきことに集中する、ということに尽きると思います」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
竹内柊平選手

「自分たちのセットプレー、スクラムやモールや自分たちが自信を持っているところで、自分たちがやってきたことを実行できればスコアができるということが改めて分かった試合でした。逆に、敵チームやレフリーにフォーカスしてしまうと、うまくいかないということが今回の試合で明白になったので、残りの2戦、そこを調整して、自分たちが自信を持っているアークスのスクラムやモールを再現していければと思っています。
フィールドプレーでは、自分たちが掲げているアークスアタックをハーフ団の飯沼とオテレの要望を聞いて自分たちのかたちでスコアができたと思います。来週もタフな試合になると思いますが、引き続き、応援よろしくお願いいたします」

──入れ替え戦圏内である厳しい状況の中、今日の勝ちを残り2試合にどう繋げていきたいと思いますか。

「勝って反省できるということはとても良いことなので、今日の試合で出た課題などを修正して、残り2戦、自分たちが信じているアークスのスタイルを貫いて、絶対勝つという強い意識で、これから2戦も、もう一回、自分たちを信じてやっていこうと思います」

──今おっしゃった修正すべき課題はどこにあると思いますか。

「セットプレーというところで、今日もプレッシャーを受けたところがありましたので、そこをもう一度、選手間でもコーチ間でも話し合って、もう一度自信を持っているところで自分たちのスタイルを出せるように、相手をドミネートします」

NECグリーンロケッツ東葛の左から、ロバート・テイラー ヘッドコーチ、瀧澤 直キャプテン、フレッチャー・スミス選手

NECグリーンロケッツ東葛
ロバート・テイラー ヘッドコーチ

「まずはシャイニングアークス東京ベイ浦安が素晴らしい勝利をあげたことに関して、おめでとうございます。グリーンロケッツのファンの皆さんには、この悪天候の中、スタジアムに足を運んでサポート頂き、感謝しています。
後半に怪我をする選手が出てしまいましたので、選手たちの早い回復を願っています。先制はしたものの、序盤から先に多く点を取られた状況となり、追い上げなければいけない状況が続いてしまいました。試合を通して、勝ち点を取れるチャンスが多々あった中、それを逃してしまったと思います」

NECグリーンロケッツ東葛
瀧澤 直キャプテン

「天気が悪い中、最後まで応援して下さった皆様に感謝したいと思います。試合は、怪我人が多く出てしまったので、怪我をされた選手には、早い復帰を祈ります。やはり、安全が一番だと思いますので、早くリカバリーされることを祈っています。
試合の内容に関しては、勝つチャンスがいっぱいあったと僕たちは思っていますし、点差的にも、勝つチャンスはあったと思っていますが、そこを勝ちきれないのが今シーズンのこのような結果に繋がっているのだと思います。まだリーグ戦も続きますし、その後の試合(入替戦)もあるかもしれませんので、目の前の試合をしっかり戦って、そこから得られるものをしっかり得て、最後まで戦い抜こうと思ってますし、自分たちを信じ、見ている皆さんからも信じてもらって、戦っていきたいと思います」

──ホストゲームのファンの声援と拍手が、最下位のチームとは思えないぐらいすごかったのですが、シーズンも終盤になってきているなか、こういったファンの声援や存在がチームに与えるモチベーションや力、影響があれば、教えて下さい。

「ホストゲーム6試合目で1回も勝てていない中、この雨の中でも来て下さるファンの皆さまがいるというのは、本当に感謝したいですし、またどうせ負けるだろうと思って、見に来ないという選択肢もあるなかで、最後まで勝利に期待して拍手を送ってもらえるのは本当に力になっています。僕たちは勝てていないということに関しては、自分たちで自分たちのことを少し否定してしまう部分があるなかで、応援して下さるファンの方々がいることが、それを踏みとどまらせる力になっています。諦めるのは簡単ですが、毎試合観に来てくれているファンの方々がいる、という事実だけで、諦めない、という理由として十分ですし、試合中のプレーはもちろん、試合が終わった後、負けてしまった後でも支えになっていると感じています」

NECグリーンロケッツ東葛
フレッチャー・スミス選手

「2人のコメントと似たようなものになりますが、良い瞬間のところの積み重ねが必要だと思います。試合を通して、スクラムからペナルティをもらえたのにラインアウトから上手くいかない状況があるので、その良いところを積み重ねていかないと勝利に繋がらないと思っているので、今後、良いところをしっかり積み重ねられるような学びに取り組んで、来週から結果を出せるようにしていきたいと思います」

──ロスタイムで逆転を狙うシーンでボールをキープして攻め続けるという選択肢もあったと思いますが、蹴ったのはレメキ選手だと思いますが、あの場面でキックを選択した理由は。

「色々なプランをしっかりと立てていたところもあって、そのようなエリアも目指して対策を考えていたので、スペースが個人的に見えたので、実行したのはレメキ選手でしたが、コールを出したのは私なので、全責任は私にあると思っています」

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