2023.01.22 NTTリーグワン2022-23 D2 第4節レポート(江東BS 10-29 三重H)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン2(リーグ戦) 第4節
2023年1月21日(土) 14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス 10-29 三重ホンダヒート

ケガを乗り越えリーグワン・デビュー。大﨑哲徳、「次こそ勝利を」

清水建設江東ブルーシャークスの大﨑哲徳選手(中央)

江東区夢の島競技場でのホストゲーム第2戦を迎えた清水建設江東ブルーシャークス。相手は、昨季ディビジョン2で2位の成績を収めている三重ホンダヒート。清水建設江東ブルーシャークスは前半から気持ちの見えるアグレッシブなプレーを見せ、前節同様、先制トライを奪った。決めたのは第3節で後半の立ち上がりにトライした野田涼太。これで2戦連続トライとなった。

7対10と接戦のまま前半を折り返した清水建設江東ブルーシャークスだったが、後半の立ち上がりで相手にトライを許してしまう。相手のオフサイドによるペナルティキックに成功して追いすがったものの、その後は終始我慢の時間が続き、終盤に2連続トライを決められ10対29でノーサイド。最後まで粘り強いプレーを見せたが、勝利をつかむことはできなかった。

この試合がリーグワンデビューとなった選手がいた。昨季に早稲田大学から加入した大﨑哲徳だ。「少し緊張はありましたが、まずはリーグワンの舞台を楽しもうという想いで臨みました。(ポジションは)ロックで、ラインアウトのサインを決める役割だったので、相手のロックの選手が大きい中で、どのようなサインをチョイスするか判断しました。見つかった課題を修正して次節に向けて準備していきたいです」とデビュー戦を振り返った。

大﨑は、2022年9月にケガを負い、状態が良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、今季のリーグワン開幕の約1カ月前にようやくチームに合流ができるようになった。そのため、プレシーズンは試合に出ることができず、この第4節が復帰戦、そしてリーグワンデビュー戦。試合での感覚を聞くと、「チームとしては、80分間戦い続けることをゲームテーマとして掲げ、試合に臨みました。前半は体現できましたが、後半最後までやり切れず、突き放されてしまいました。ただ実際に戦う中で、大きな差はないと感じています。次節、まずは1勝できるように準備していきたいです」と語った。

江東区夢の島競技場には、前節のホスト開幕戦に引き続き、青いものを身に付けた多くのファンがつめかけていた。試合前には“選手お出迎え花道”が作られ、選手を後押しした。試合後には、ファンから戦い抜いた選手たちへ「頑張ったね。お疲れ様!」と温かい言葉があったそうだ。「今日の試合が開幕から一番良いゲームだと思ってもらうことができたことで、このような声掛けをしてもらったと思います。ただ、今度は勝って、ファンの皆さんと勝利を分かち合いたいです」と大﨑はファンへの想いを話す。

次節は1週空き、2週間後の2月4日に日野レッドドルフィンズとの一戦を控えている。開幕からまだ勝利がない清水建設江東ブルーシャークス。次こそ、なんとしても勝利をつかみたい一戦となる。

(山村燿)

清水建設江東ブルーシャークス

清水建設江東ブルーシャークスの右から、大隈隆明監督、髙橋広大キャプテン、大﨑哲徳選手

清水建設江東ブルーシャークス
大隈隆明監督

「結果は負けてしまいましたが、チームとしてやろうとしていたゲームプランはほとんどの時間で達成できました。ただ後半にミスなどもあり、スコアできず、このような結果になりました。次節まで2週間期間が空くので、修正し準備していきたいと思います」

──非常に接戦で、気持ちの見えるゲームでしたが、選手の試合に臨む姿勢について、どう見られましたか?

「開幕から3連敗している中で、選手がうまく切り替え、今日の試合に向けて準備してくれたことに感謝しています。80分間戦い続けるというテーマを持って臨んだとおり、選手たちは非常に意識して戦い続けてくれました。ただ、結果としては勝てていないので、勝ち切れるように次節に向けて修正していきたい」

──前節からスターティングメンバーを7名変えての試合となりました。どのような意図がありましたか?

「選手たちのパフォーマンスを含めて、三重ホンダヒート戦ではどのメンバーが良いかを考え、エナジーのあるメンバーに変えました」

清水建設江東ブルーシャークス
髙橋広大キャプテン

「前半はしっかりと我慢して、後半に有利な風上に立った時にスコアを取り、80分間で勝つことが理想でした。前半はプランどおりにできましたが、後半の残り20分、集中力やフィットネスなど含めたチームの総合力の差で負けてしまったと思います。ただ実際の試合の中で、力の差はそこまでないと思っているので、ここからのシーズン残りのゲームで良い結果を残せるようにチーム全員で頑張っていきたいです」

──個人としては、今季初の試合となりましたが、どのような意識で入りましたか? また、次節に向けて一言お願いします。

「自分自身は久しぶりの試合でしたが、特別意識してやるというよりも、いつもどおりやるようにしました。その上で、アタックもディフェンスもチームのためにハードワークすることを意識して試合に入りました。チームの状態として、まだ100%じゃない部分があるので、次の試合に向けて2週間大事に積み上げ、次の試合では勝つことだけを考えて準備したいと思います」

三重ホンダヒート

三重ホンダヒートの左から、パブロ・マテーラ選手、トム・バンクス選手、上田泰平ヘッドコーチ、古田 凌キャプテン

三重ホンダヒート
上田泰平ヘッドコーチ

「接戦の試合になりましたが、相手がアグレッシブに前に出てきて、自分たちの勢いを止められた部分がありました。相手のほうが気持ちを前に出す姿勢が強く、このような相手のプレッシャーもあり、前半ボールを触れない時間を作ってしまいました。今回、9番と10番に若い選手が出て、彼らにとってこれからにつながる良い経験になったと思います。フィードバックしていけば良い改善ができると思います」

三重ホンダヒート
古田凌キャプテン

「接戦を勝ち切れたことがうれしく思います。前半は、相手の勢いに受け身になってしまった場面があり、うまく自分たちのラグビーができなかった印象です。ただ後半は、タイトになろうと声を掛け合い、我慢の時間もある中で、それをスコアに変えることができました。しっかり勝ち切れたことをポジティブに捉え、次の試合に向けてレベルアップしていきたいと思います」

三重ホンダヒート
トム・バンクス選手

──今季4試合を終えて、日本のリーグワンについてはどのように感じていますか?

「リーグワンは、競争力・スキル・フィジカルレベルの高いリーグだと感じています。勝つことは決して簡単ではない中で、ここまでタフなゲームに勝てていることはチームとして良い財産を築けていると思います」

三重ホンダヒート
パブロ・マテーラ選手

「フィジカルのレベルが高い試合でした。ディフェンスに対して相手が大きなチャレンジプレッシャーを掛けてきて、相手のスコアにつなげられてしまいました。ただプレッシャーを受ける部分が多い中から、結果として勝利を持ち帰ることができたことに満足しています」

──リーグワンの舞台についてどのように感じられていますか?

「レベルが高いリーグだと感じています。すべてのチームが勝とうという姿勢で、競争力が高いと思います。チームとしては、先週の試合は1点差で勝つことができて、ハードワークを続けて勝ちを積み上げている段階です。個人としては、ファンのみなさんの後押しもありゲーム自体を楽しむことができています」

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