NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第3節(リーグ戦) カンファレンスA
2025年1月5日(日)13:00 味の素スタジアム (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs コベルコ神戸スティーラーズ
東芝ブレイブルーパス東京(D1 カンファレンスA)
東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は1月5日、味の素スタジアムでコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)と対戦する。昨季は2回対戦し、第3節はBL東京が7点差で勝利、第13節は40対40の引き分けと、好勝負を繰り広げた相手だ。
BL東京でバイスキャプテンを務める原田衛は、自然体で努力を積み重ねてきた。21時にはベッドに入って睡眠の質を高め、オフであっても自主練習を行う。誰もが認めるストイックな姿勢は確かな成長につながり、昨季はリーグワンのベストフィフティーンを初受賞し、日本代表キャップも10まで伸ばした。
それでも、原田が「近づきたいですけど、遠いです」と語る選手がBL東京にいる。日本代表87キャップを誇るリーチ マイケルだ。
ハードな全体練習が終わったあと、リーチと原田の自主練習が始まる。レスリングのように相手を抑え込み、立ち上がって当たり、また抑え込む。荒い息遣いが響き、見ているだけで苦しくなるほどの動きが繰り返される。この自主練習は、原田が希望して行われている。
「昨季は毎週やっていて、今季も継続してやらせてもらっています。(リーチは)僕らでは考えられないぐらい早く動き出して、セットして、タックルして……というのを繰り返しています。みんなの手本になる選手です」
さらなる成長を目指す原田は、向上させたいポイントとしてボールキャリーを挙げている。
「ボールキャリーの回数も、ゲインメーターも伸ばしたいと思っています。フィジカルを増した上でスピードを上げることができれば、さらに良いプレーができると思うので」
苦しい状況があったとしても常に前を向き、近くて遠い背中を追いかける。誠実な努力を続ける原田が歩む道は、きっと輝いている。
(安実剛士)