NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第1節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年12月14日(日)15:00 味の素スタジアム (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 埼玉パナソニックワイルドナイツ
東芝ブレイブルーパス東京(D1)
走力も兼ね備えた若きプロップ、東芝ブレイブルーパス東京のヴェア・タモエフォラウ選手リーグワン3連覇を狙う東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は12月14日、味の素スタジアムで埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)との開幕戦に臨む。
大事な開幕戦に背番号3で出場するのは、この試合がリーグワンデビューとなるヴェア・タモエフォラウだ。身長186cm、体重123kgの24歳はニュージーランド出身で、札幌山の手高校、京都産業大学を経て“猛勇狼士”の一員となった。
リーグワンデビューが決まったことを故郷の家族に伝えた際には「『冗談じゃないの?』と言われて、信じてもらえませんでした」と朗らかに笑う。
プロップに転向したのは京都産業大学4年生のときだった。経験が必要なポジションで学ぶことは多いが、BL東京の猛者に囲まれながら、その魅力をつかんできた。
「とても深い……、めちゃくちゃ深いポジションだと思います。正解がないというか、良いとき、悪いときがどうしても出てきます。それでも、楽しいです!しんどいことを乗り越えたら楽しいですし、隣の選手と力を合わせるのも楽しいです」
BL東京に入ってからはけがにも苦しんできたが、コンディショニングに注力することで、開幕戦のスタメンを勝ち取った。国際経験が豊富な選手が並ぶ埼玉WKに対しては、「気にし過ぎても良くないので、自分がやるべきことに集中します」と語り、その目に迷いはない。
10日に行われたゲーム形式の練習では、体重123kgとは思えないスピードで30m以上のビッグゲインを見せ、同僚から喝采を浴びた。海外挑戦のため、原田衛とワーナー・ディアンズがチームを離れた中で、抜群のポテンシャルを秘めたタモエフォラウが“新たな武器”となるだろうか。
4万人の観客動員を目指す開幕戦に向けて、「4万人って普通にやばいですよね、緊張します(笑)」とほほ笑んだタモエフォラウ。自身の強みであるスクラムとボールキャリーを大勢の観客の前で披露し、記念の試合を勝利で飾りたい。
(安実剛士)



























