NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第7節
2026年2月21日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs マツダスカイアクティブズ広島
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)
クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)の不動の3番として、ここ数年、試合に出場し続けてきた栗山塁。しかし今季の開幕戦、彼の姿は見られなかった。だが、そこから栗山は粘り強く準備を重ね、今節のマツダスカイアクティブズ広島戦で節目の50キャップ到達を迎えようとしている。
開幕戦から2試合の欠場の悔しさは大きかった。「出られないのは仕方ない」と受け止めつつも、練習やスクラムでの声出しをとおしてチームに貢献し、自らのコンディションを高めることに集中。日々の準備を怠らず、常に100%で取り組んだ結果、3試合目からようやく定位置を取り戻した。
そんな中で栗山が最近意識しているのが「言霊」の力だ。
「言霊は本当にあると思っています。『できる』『勝てる』『自分は強い』と口に出すことで、実際にそうなることがあります。だから自分でも意識して前向きな言葉を発するようにしています」
この姿勢は、開幕戦以来白星から遠ざかるWG昭島にとって、いま最も求められているメンタリティーでもある。
さらに、昨季までWG昭島のアシスタントコーチを務めた山村亮(現・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ アシスタントコーチ)から授かった教えも、栗山の土台となっている。「亮さんがやってくれたことは当たり前ではなかった。スクラムでギアを上げる姿勢や、チームを引っ張る考え方は、自分たちが引き継ぐべきもの」と胸に刻み、「自分がスクラムを引っ張っていく」という言葉を体現する。
「自分から出ていくスクラムを作り、チームを押し上げたい。まだ力不足ですが、少しずつできるようになってきました。悪いときでも常にプラス思考で、良い方向を向くことを意識しながらプレーしています」
そして迎える50キャップ。そこにあるのは、単なる出場数以上の重みだ。
「達成したら一番に伝えたいのは両親。ずっと応援してくれているので、親孝行にもなる」
積み重ねてきた日々が形になる舞台で、栗山はスクラムの最前列に立つ。押すのは相手だけではない。停滞する空気ごと前へ運ぶ強い意志を胸に、WG昭島の勝利をその両肩に乗せて、再びグラウンドへと踏み出す。
(匂坂俊之)



























