2026.03.30NTTリーグワン2025-26 D3 第10節レポート(狭山RG 57-7 中国RR)

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第10節
2026年3月29日(日)14:30 川越運動公園陸上競技場 (埼玉県)
狭山セコムラガッツ 57-7 中国電力レッドレグリオンズ

狭山セコムラガッツ

狭山セコムラガッツのスコット・ピアス ヘッドコーチ(右)、フェトゥカモカモ・ダグラス バイスキャプテン

狭山セコムラガッツ
スコット・ピアス ヘッドコーチ

「結果については、良かったと思います。相手の中国電力レッドレグリオンズは非常に激しいチームでしたが、前半は(自分たちに)シンプルなミスや状況判断のミスが多く見られました。ファーストサポートは速いものの、セカンドサポートが遅れる場面が多かったため、ハーフタイムではその点の修正を共有しました。これはチームがステップアップするために必要なポイントだと考えています。

後半の立ち上がり10分ほどは改善が見られましたが、その後は再び同じ課題が出てしまった印象です。チームが変わるためには、個々の考え方を変えるか、人材を変えるかのどちらかが必要です。ただ、その中でも勝利できたことは評価しています。

来週は東大阪市花園ラグビー場で"埼玉ダービー"(ヤクルトレビンズ戸田戦)が控えていますので、そこに向けてしっかり準備していきます」

──急きょスタメン出場となった堤英登選手について、どのように評価されていますか。

「堤選手は先週末の横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)との練習試合でひさびさに実戦に復帰し、そこから今日の試合を迎えましたが、試合に出たいという強い気持ちがプレーに表れていましたし、非常によく頑張っていたと思います。いまのチームには、そうした姿勢の選手が必要です。

以前はベストメンバーでなければ接戦になるケースが多かったのですが、現在はリザーブの選手も含めてしっかり準備ができており、チーム全体の力を維持できています。

スクラムハーフでは、途中出場した武智(成翔)も非常に才能があり、ハイテンポなラグビーを展開できる選手だと感じています」

狭山セコムラガッツ
フェトゥカモカモ・ダグラス バイスキャプテン

「3週間前のマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)戦は、今季を象徴するような試合だったと感じています。その後、先週は横浜Eとの練習試合があり、公式戦に出場機会の少ない選手たちがプレーしましたが、チームの選手層の厚さをあらためて実感しました。

実際に今日の試合でも、リーグワン初キャップの川瀬(悠河)や、急きょスタメン出場となった(堤)英登など、これまで出場機会の少なかった選手たちが良いパフォーマンスを見せてくれました。

試合内容についても良かったと思います。SA広島戦後にしっかりレビューを行い、ボールを外に運べなかったという課題を改善することができました。一方で、トライを取り切れない場面もあったため、(D2/D3)入替戦に進むことになれば、そうした部分の精度向上が必要です。結果として勝利できたことは評価できますが、さらにレベルアップしていかなければならないと考えています」

──次節で勝ち点5を取ればレギュラーシーズンの2位以上が確定し、D2/D3入替戦進出が決まります。現在の良いチーム状況を維持するために必要なことは何でしょうか。

「まずはしっかりとリカバリーを行うことが重要です。チームには優れたメディカルスタッフがおり、現在はけが人も少ない状況です。そのぶん、コンディションの良い選手が多く、コーチ陣にとってはメンバー選考が非常に難しくなっています。

しかし、競争が激しいことは強いチームにとって不可欠な要素です。選手は常に良い準備を続け、チャンスが来たときに確実にそれをつかむことが大切だと思います」

中国電力レッドレグリオンズ

中国電力レッドレグリオンズの岩戸博和監督(右)、西川太郎主将

中国電力レッドレグリオンズ
岩戸博和監督

「まずは、狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)の皆さま、大会運営者の皆さま、ありがとうございました。試合の総括としては、スコアどおり完敗だったという一言に尽きます。

試合前には、走られてはいけない選手をしっかり抑えようと確認していましたが、その選手に走られてしまいました。また、エリア取りの面でも終始狭山RGさんにゲームをコントロールされてしまったことが、大きな要因だったと思います。

一方で、アタックを継続できればチャンスを作れる場面はありました。しかし、重要な局面での不用意なパスやペナルティによって相手に攻撃権を与えてしまい、結果として7点しか取れなかった要因になったと感じています。

メンバー的にも厳しい状況ではありますが、次はSA広島との試合、今季最後の"広島ダービー"になります。そこに向けて、強い意志を持って準備していきたいと思います」

──前半で、相手の走られてはいけない選手に走られてしまったというコメントがありましたが、ハーフタイムではその点についてどのような修正の指示がありましたか。

「ミドルエリアで突破されている場面が多かったため、チームとして連係を取り、組織的に前に出て止めることを確認しました。一人でタックルに行くと(パスを)つながれてしまうので、上下で連動して(二人で)ボールを止めにいこうという点を修正として伝えました。

ただ、受けに回ってしまうと流れが悪いまま続いてしまうため、その点は非常に苦しかったです。どこかで流れを断ち切るためにボールを奪いに行く、あるいは相手の連続攻撃を止めるプレーが必要でしたが、そうした場面を作り切れなかったことが課題だと感じています」

中国電力レッドレグリオンズ
西川太郎主将

「本日はありがとうございました。試合については、前節からしっかり準備をして臨み、気合十分で入りました。

しかし前半、特に立ち上がりの10分までに2トライを立て続けに奪われてしまい、非常に厳しい展開となりました。その後、1本取り返すことはできましたが、アタックで崩し切れそうな場面でのノックフォワードなどのミスがあり、得点につなげることができませんでした。相手のディフェンスも非常に良く、ミスから奪い返される場面も多くありました。

また、相手の強力なランナーに対して受けに回ってしまい、ボールをつながれて守備の時間が長くなり、対応が難しい状況が続いたことも、前半の苦しい展開になった要因だと思います。

後半はメンバーの入替や風上の優位性を生かして、流れを変えたかったのですが、パスや細かな連係の部分でうまくいかず、ミスで終わってしまう場面が目立ちました。

来週も試合がありますので、今日の内容をしっかり反省し、修正していきたいと思います。けが人も出て厳しい状況ではありますが、チーム一丸となって戦っていきます」

──次節は、今季最後の"広島ダービー"となります。どのように挑んでいきたいですか。

「自分たちはチャレンジャーの立場ですので、もう一度気持ちを引き締めて臨みたいと思います。応援してくださるみなさんに喜んでいただける試合をお見せしなければならないですし、もちろん勝利を目指して戦います。前を向いて、チームで一つになって挑んでいきたいと思います」

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