NTTジャパンラグビー リーグワン2025ー26
プレーオフトーナメント準々決勝
2026年5月23日(土)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東京サントリーサンゴリアス 40-35 リコーブラックラムズ東京
東京サントリーサンゴリアス
東京サントリーサンゴリアスの小野晃征ヘッドコーチ(右)、流大バイスキャプテン東京サントリーサンゴリアス
小野晃征ヘッドコーチ
「初めに両チームの関係者、ファンのみなさん、本日はありがとうございました。今日はチームのスピリッツが見えた試合かなと思います。まさに『プライド』と『リスペクト』と、最後には『ネバーギブアップ』という3つの気持ちを背負った15人、そしてメンバー入りした選手たちが、チーム全58人の思いを背負ってプレーしてくれました。
そんな中でも、やはりリコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)さんのフィジカルなボールキャリーとセットピースでのモメンタムが素晴らしく、後半は主導権をもっていかれた部分があります。その部分も含め、自分たちに矢印を向けて準決勝への準備をしたいと思います」
──就任1年目だった昨季の成績(※プレーオフトーナメント準々決勝敗退)を超えました。率直な感想を教えてください。
「昨季は昨季だと思っています。今季に関しては、今日のようなクロスゲームで負けるシーンが多かったと思いますが、そういう経験をした上での学びが今日のラストプレーにつながったかなと感じています。その点は選手たちがシーズンをとおしてさまざまなことを経験して、乗り越えて学んで、プレッシャーの中でも勝ち切れたことが今日の勝利につながったかなと思いますので、昨季を超えたというよりは、今季のレギュラーシーズンで選手たちがしっかり学び、修正して遂行した結果かなと思っています。
今日は、自分たちのベストのアタックとディフェンスが見えた一方、ワーストの場面も見えました。モメンタムが行ったり来たりする中で、後半40分間は完全にその勢いをもっていかれてしまい、22mライン内へのエントリーもほとんどなかったと思うので、その部分を修正したいです。特に次戦のコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)さんはすごくモメンタムのあるチームなので、負けないように準備をしたいです」
東京サントリーサンゴリアス
流大バイスキャプテン
「本日はありがとうございました。まず、BR東京さんには『こんなに素晴らしい試合をしていただいてありがとうございます』と伝えたいです。前半はわれわれにモメンタムがあり、後半はほとんどの時間帯でBR東京さんにモメンタムを与えてしまいました。僕も正直、最後は負けてしまうんじゃないかと思ってしまった瞬間もありました。ただ、グラウンドに出ていた15人が『ネバーギブアップ』を体現してくれました。本当にラグビーは最後まで何が起こるか分からない、というゲームになりました。
プレーオフトーナメントでは、勝ち方どうこうではなく、勝つことが大事だと思っていますので、次に進めることをうれしく思います。次戦はレギュラーシーズンで1位という強い神戸Sとの試合になりますので、チャレンジャーとしてしっかりといい準備をして、必ず勝ちにいきたいと思います」
──試合終了間際、逆転トライが決まった瞬間の率直な気持ちを教えてください。
「本当によく勝ったなというか。あのとき、グラウンドにいた15人がすごくいい判断をしてくれました。松島(幸太朗)や(ケイレブ・)トラスク中心に、どういうゲームプランであそこ(自陣トライエリア付近)から運んでいくのかを考えたと思うんですけど、遂行力が素晴らしかったです。トライライン近くでアドバンテージをもらい、(ペナルティキックでの)3点を狙う可能性もあったと思いますが、トライまでもっていけたのは東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)らしいラグビーだったと思います。
(※今季限りでの引退を表明する中で)これで引退を2試合延ばしてもらいました。最後の試合を国立競技場(MUFGスタジアム)での決勝戦にするのか、3位決定戦にするのかは自分たち次第。まずは準決勝の神戸Sさんに勝つことだけを考えて準備したいです」
リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京のタンバイ・マットソン ヘッドコーチ(左)、TJ・ペレナラ キャプテンリコーブラックラムズ東京
タンバイ・マットソン ヘッドコーチ
「たくさんの人に感謝の気持ちを伝えたいと思います。まずはファンの皆さま、今季は佐賀県や福島県などにも足を運んでいただき、大きな敗戦のあとも、大きな勝利のあともずっとサポートしていただきました。
そして、自分たちの母体となる株式会社リコー。素晴らしいラグビーチームであるためには、会社のサポートなくしてはできません。あとは選手全員、スタッフ、サポートメンバー。いい旅だったと思います。みんなでトップ6を達成し、みなさんに誇らしい思いをさせてもらいました。
東京SGさんにも感謝を伝えたいです。自分たちのプレーオフトーナメントでの最初のゲームで対戦相手が東京SGさん。歴史があり、成功を収めてきたチームですので、その相手と秩父宮ラグビー場で素晴らしい試合ができました。
今日の試合では東京SGさんの実行力によって、スタートから大きなプレッシャーを感じました。チームのバランスがいいですし、よくコーチングされているなと感じました。自分たちとしては、80分間とにかくファイトし続けることを心掛けました。前半終了時には大きなビハインドがありましたが、その中でリーダー陣が素晴らしい姿勢を見せてくれて、一時はリードも奪えました。最後の1分まで戦い続ければ、何か特別なことが起きると信じてプレーができたと思います。こんな素晴らしいゲームに関わることができて、とてもうれしいです。
もちろん、ヘッドコーチとしてはとても残念ですし、悔しいです。最終的に、この結果の責任はヘッドコーチの私にあります。でも、ラグビーとしてもクラブにとっても、素晴らしいチャレンジ、コンペティションでした。『だから、みんなラグビーを好きなんだろうな』と思えるようなゲームだったと思います」
──悔しい結果になりましたが、チームの成長には満足を感じていますか。
「もちろんです。毎月、毎年、少しずつ成長しています。その多くはシニアプレーヤーたちのリーダーシップのおかげです。準備のスタンダードからレベルが上がっています。来季はすごく興味深い1年になるんじゃないかと思います。(※日本語で)楽しみです!」
リコーブラックラムズ東京
TJ・ペレナラ キャプテン
「チームのみんなをとても誇りに思いますし、今季達成したことを本当に誇りに思います。もちろん、試合の結果はすごく悔しいです。ただ、勝てるポジションまでは自分たちをもっていくことができました。最後に勝ち切れなかったところはしっかりレビューして、そこから学んで成長につなげたいと思います。
ファンのみなさん、今季の素晴らしい応援、本当にありがとうございます。いつも近くで自分たちのことをサポートしてくださることに感謝したいと思います。
正直、いま、この結果を受け入れるのは難しいですが、ラグビーファンにとってはすごくいいゲームだったと思います。私自身が見直すかは分かりませんが(※ヘッドコーチが即座に「ちゃんと見直させます」とフォロー)、でも、当分の間は見なくていいかな。
東京SGさんは本当にクオリティーの高いチームで、グラウンドの内外のどちらでもさまざまなチャレンジがあると思いますが、だからこそ素晴らしいチームなのかなと。すごく歴史の深いチームで、いいリーダーがいて、基盤がしっかりできていて、それをしっかり守ることで長く成功を収めているチームだと思います。来週の準決勝に向けて『グッドラック』と伝えたいです」
──試合終了間際にペナルティゴールを狙った選択は、キッカーの中楠一期選手が「いける」と判断したのか、キャプテンの選択か。どちらでしょうか。
「私の判断です。(中楠)一期が一人で決めたとは思ってほしくありません。私がゴールキックを狙おうと決めました。彼も決める自信があり、もし決まらなくてもデッドボールラインを越える自信がありました。いずれにせよ、私が最終的に判断しましたし、その部分はレビューするときに少しつらい部分です」




























