NTTジャパンラグビー リーグワン2025ー26
プレーオフトーナメント準々決勝
2026年5月24日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 26-3 東芝ブレイブルーパス東京
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイのフラン・ルディケ ヘッドコーチ(右)、マキシ ファウルア キャプテンクボタスピアーズ船橋・東京ベイ
フラン・ルディケ ヘッドコーチ
「まず東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)さんについてですが、彼らは過去2年間で2連覇を達成し、このリーグのスタンダードを作り上げてきました。今季はいろいろなチャレンジがあったと思いますが、今日は80分間全力で戦ってくれました。われわれはこの結果を得るために本当にハードワークしなければなりませんでした。
われわれの選手たちにとって、最も重要だったのはもちろん勝利をつかみ、さらなるチャンスを得ることでした。そのためにハードワークが必要でした。試合を通じて築き上げたプレッシャーには本当に感銘を受けました。もちろん、常にもっと良くなる余地はあります。勝利を収めたあとですが、レビューを行い、改善が必要な点を確認します。来週はさらに良い状態にして、ベストを尽くしたいと思っています」
──この試合のテーマと、激しく前に出るディフェンスが機能した要因を教えてください。
「非常に激しい戦いになることは分かっていましたし、BL東京さんの実力も知っていました。今季のこれまでの状況は気にせず、彼らが当日しっかり仕上げてくることを想定していました。そのため、重要なのはワークレートと『alive(生き残り続けること)』でした。リッチー(・モウンガ)選手がバックドアのオプションを使いスペースに入り込むと、彼らは勢いづき強力なプレーをしてきます。守備の面でそこを抑えることが非常に重要でした。
みなさんもディフェンスの努力、コミットメントを目にしたと思います。彼らのラインスピードが速く、外側でも高い位置を取ってくることは分かっていたので、ハードワークが必要でした。フォワード陣がペナルティを勝ち取り、敵陣22m内への侵入を可能にしてくれたのは素晴らしかったです。それが今回の試合の主要な戦略でもありました。ハードワークし、生き残り続けること。それが今週のテーマでした」
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
マキシ ファウルア キャプテン
「まず試合のことに関する前に、今週、チームとして本当に悲しいことがありました。チームの"ブラザー"であるトゥパ(フィナウ)とオペティ(・ヘル)のことで、本当に悲しいこと(トゥパ選手の奥さまでありオペティ・ヘル選手のお姉さんが亡くなった)があったんです。その二人の思いを背負って、今週の試合に向けて、彼らのために戦ってきました。今日の勝利が、少しでも二人の笑顔につながればうれしいなと思います。
試合に関しては、チームとしてすごく良い準備ができました。絶対に勝ちに行くという全員のマインドセットが本当に強かったです。今週をチームとしての決勝だと思って準備してきたので、一つひとつのプレーにこだわったことが勝ちにつながったのだと思います。自分たちのプロセス、そして仲間を信じて、それを80分間とおして戦い抜き、勝利という結果をつかみ取れたことは本当にすごかったと思います。
また、今日もオレンジアーミーが本当にたくさん来ていただいて、自分たちの力になりました。最高でした」
──ディフェンスについて、マキシキャプテンから見てどのあたりが良かったですか。
「本当に、自分たちの強みであるフィジカルを、コリジョンの局面でどんどん出していくこと。そして"つながり"の部分がしっかり機能すれば、必ずいいディフェンスができる。そこは大きな自信になりました。
この手ごたえを次の試合にもつなげられるよう、ディフェンスもアタックも、チームでもう一度いい準備をします。BL東京さんの思いも背負って、次の試合を戦っていきたいと思います」
東芝ブレイブルーパス東京
東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(左)、リーチ マイケル キャプテン東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ
「まず、今日のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)さんの勝利を祝福したいと思います。今日の自分たちの戦い方を本当に誇りに思います。この試合に向けた準備は素晴らしいものでした。試合の中で多くのプレッシャーを受けましたが、自分たちのゲームプランを遂行しようとベストを尽くしました。われわれにこれほどのプレッシャーをかけた彼らを称賛すべきでしょう。
また、選手たちの反応も誇らしいです。テリトリー争いでは全く勝てませんでしたが、プレッシャーを吸収し、最後まで戦い続けました。もう少しボールを保持でき、いくつかのチャンスをモノにできていれば、十分に勝てた試合だったと信じています。それほどこのチームを信頼しています。しかし、今日はそうはなりませんでした。これほどの圧力を掛けたS東京ベイさんには敬意を表します。
今季を振り返ると、逆境の多い1年でしたが、このグループを誇りに思います。プレッシャー下で互いを支え合う姿は格別でした。そしてファンのみなさん、浮き沈みのあるシーズンでしたが、変わらずサポートし続けてくれたことに感謝しきれません。今季から得られる良いものはたくさんありますが、いまはただこのグループと一緒に過ごす時間を大切にしたい。望んでいたシーズンの終わり方ではありませんが、これが現実です。彼らのプレーを称えます。ありがとうございました」
──今季の好不調の波をどう捉えていますか。また、来季への課題について聞かせてください。
「おそらく一貫性の欠如でしょう。プレッシャーを構築し続けることを繰り返さなければなりません。S東京ベイは例として、実行力において非常に冷徹でした。われわれは少しズレがありました。良いパフォーマンスをしている時間帯があったかと思えば、すぐに15点取られてしまう。そうしたことが多すぎました。
2連覇を達成したあとにこのようなシーズンを迎えたことは、われわれにとって大きな学びになります。スポーツではこうしたことが起こり、それがチームを定義することもあります。今日の敗北からどう立ち直り、どう反応するかが、このチームとクラブの将来を左右するでしょう。今季は多くの学びがありました。いまはまだ感情が生々しいので、時間をかけて消化し、来季さらに強くなるために何が必要かをじっくり振り返りたいと思います」
東芝ブレイブルーパス東京
リーチ マイケル キャプテン
「まずS東京ベイのみなさん、フラン・ルディケヘッドコーチ、マキシ(ファウルア)キャプテン、今日はありがとうございました。そして、次の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦に向けて頑張ってほしいと思っています。
今日の試合に関しては、一発勝負というマインドで、過去のことは考えずにこの試合にすべてを注いで、『東芝スタイルをやろう』というマインドで準備してきました。前半、後半まで自分たちのスタイルでやり切ったかなと思います。やり切りましたが、足りなかったです。何で足りなかったかというのは、今後の課題になってくると思います。
シーズンをとおしていい試合もあれば悪い試合もあって、ファンのみなさん、ワンルーパスのみなさんに対して酷い試合を見せてしまったことも何回かあり、深く反省しています。来季を考えるのはまだ早いですが、たくさんのファンの方々、シーズンとおして支えてくれた方々に本当に感謝しています。最後、結果を出すことはできなかったですけど、自分たちの出せる精一杯は出したかなと思っています。そして、試合前にすごく残念なニュースを聞きました。トゥパ(フィナウ)選手の奥様が亡くなったこと、自分たちブレイブルーパスも喪章をつけて試合に出ました。トゥパ選手のご家族に、お悔やみを申し上げたいです。
今日でBL東京のシーズンは終わります。後日また会見があると思うので、そこでまたあらためてシーズンの振り返りをしたいなと思っています。今日はありがとうございました」
──3連覇の難しさというのは、どのあたりに一番感じますか。
「2連覇の難しさと3連覇の難しさは、ほぼ一緒です。相手が自分たちに対して向かってくる気持ちは、やはり(ほかのチームと戦うときとは)違います。 何より一番難しいのは、『進化し続けなければいけない』ということです。これが一番難しい。2連覇の間も、ちょっとは変化していましたが、どうしても土台はできてしまっています。3連覇となると、やはり少しやり方を変えなければいけません。自分たちの準備の方法も変えないと、昨季と同じことをしていても3連覇という結果になるわけではない。そこが難しさかなと思いました」




























