NTTジャパンラグビー リーグワン2025ー26
プレーオフトーナメント準決勝
2026年5月30日(土)12:05 秩父宮ラグビー場 (東京都)
コベルコ神戸スティーラーズ 69-23 東京サントリーサンゴリアス
コベルコ神戸スティーラーズ
コベルコ神戸スティーラーズのデイブ・レニー ディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(左)、ブロディ・レタリック共同キャプテンコベルコ神戸スティーラーズ
デイブ・レニー ディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ
──今日の試合のコリジョンバトル、接点の部分をどのように評価しますか。
「自分たちの思いどおりの形にするまで少し時間が掛かってしまいました。ボールを持っているときは相手に対してダメージを与えるアタックができると思いますが、前半は自分たちの精度の部分やいくつかのブレイクダウンの競争で負けてしまったことで、東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)さんにターンオーバーされる瞬間もありました。
ただ、後半に関しては本当に素晴らしいパフォーマンスを出せました。しっかりと前の状況を見つつ、決定力を発揮し、自分たちのディフェンスからアタックへとしっかり切り替えることができました。マインドセットも素晴らしかったです。
これだけ暑い中でも自分たちはフィットネスレベルで自信をもち、相手が付いてくるのが難しい状況までもっていけたと思います。選手たちは素晴らしい努力を見せてくれました。後半から出場した交替メンバーもインパクトを与えてくれました。今日のパフォーマンスに関して、非常に誇りに思っています」
──前半にリードを許したとき、縦のアタックを中心に攻めてトライにつなげました。その部分ではどのような手ごたえを感じましたか。
「自分たちの今季の強みは、フィールドに出ている選手全員が相手にとって脅威になっている部分だと思います。ラスト10分の時間帯にもノックス(イノケ・ブルア)がしっかりとフォワードと一緒に仕掛けながらトライを奪ったシーンがありました。相手のディフェンスを寄せて最終的にフィニッシュする、その状況判断も良かったと思います。自分たちは常にアタッキングマインドを持っています。その部分の精度がさらに向上した結果だと思います」
コベルコ神戸スティーラーズ
ブロディ・レタリック共同キャプテン
──後半から接点でより強みを出せていました。ハーフタイムではどんな指示がありましたか。
「ハーフタイムでの指示は、自分たちで修正できる規律の部分ですね。また、ボールを持ったときにしっかりとコントロールさえできれば、自分たちは相手にダメージを与えることができる、という話をしました。後半はこの点を実行することができた。ただそれだけだと思います」
──前半に規律が出せていなかったところは、どういったところに原因があったのでしょうか。
「何が一番の原因だったかはまだちょっと分かりません。試合ではどちらのチームにもモメンタムが訪れる瞬間がありますので、前半に関しては東京SGさんがボールを持つ時間が多かった。やっぱりアタックをしているチームのほうがペナルティをもらえることは多くなると思います。
ただ、その前半だけを見ても、私たちが4トライで相手は1トライです。自分たちとしては正しいラグビーができているという自信はありました」
東京サントリーサンゴリアス
東京サントリーサンゴリアスの小野晃征ヘッドコーチ(右)、流大バイスキャプテン東京サントリーサンゴリアス
小野晃征ヘッドコーチ
──前半の戦い方をどのように評価し、後半に向けてどのように修正を試みたのでしょうか。
「コベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)さんのディフェンスが堅い状況でも、流(大)選手と(ケイレブ・)トラスク選手はコーナーへのキックも含めてチームを前に運べていたと思います。あまりボールポゼッションがない中でも8点差で折り返したことはポジティブに捉えていました。
後半に関しては、『先にスコアできれば全体的にゲームの流れは変わる』ということをハーフタイムに伝えていましたが、その後半の入りで神戸Sさんはもう一段パワーアップしたイメージで、そこで相手を止められない状況が40分続いてしまった形です」
──接点で勝負していく上で、前半で想定外の交替となってしまったテビタ・タタフ選手の不在は痛かったのではないでしょうか。
「テビは非常に経験のある選手ですし、前半からボールを持って前に運ぶ力だけではなく、ディフェンスでもあの大きな体でスティールを決め、ブレイクダウンでも強さを見せていました。
控えを6・2(※フォワード6人、バックス2人)という構成にしたことで助かった部分はありますが、一つひとつの接点で神戸Sさんにアタック、ディフェンスの両面で上回られた点は、しっかり受け止めなければいけないと思っています」
東京サントリーサンゴリアス
流大バイスキャプテン
──神戸Sは途中から縦のアタックの勢いが増したと思いますが、どのように振り返っていますか。
「本当にフィジカルが強いチームですし、アタックに強みをもっているチームで、裏表もしっかりとオプションがあって、本当に脅威になるアタックをされたので、止めるのが正直難しかったです。すべての局面で相手に上回られたと思います。
前半からもっとボールを持ってアタックしたかったんですけど、なかなかボールを持つ機会がなく、自分たちのエラーやペナルティでマイボールを手放したところもありました。なかなか神戸Sさんのアタックを止めることができず、相手のモメンタムのままゲームが進んでしまったので、為す術もなかったと言えばそうなんですけど、本当にすべての局面で上回られてしまったので、対応が難しかったです」
──接点の部分で神戸Sの重さ・強さは、グラウンドレベルでどのように感じましたか。
「本当にリーグ屈指だと思います。やっぱり推進力がありますし、表だけじゃなくて裏のオプションもしっかりしているので、なかなかマークを捨て切れないといいますか。そのため、ダブルタックルができずにズルズルと引き込まれ、接点でもプレッシャーを掛けることができないので、順目のディフェンスも少し遅くなって、外側にストレスが掛かる。それを修正できないまま80分が過ぎてしまいました。練習ではこうした点もたくさん対策してきましたし、止めるための練習もやってきたんですけど、想像を上回っていました。自分たちの実力不足だったと思います」




























