NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2025年2月8日(土)12:00 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 東京サントリーサンゴリアス
東京サントリーサンゴリアス(D1 カンファレンスB)
2勝2敗2分とようやく星を五分に戻し、7位まで浮上した東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。迎える第7節、今季初の貯金とプレーオフトーナメント出場圏の6位以上を目指し、その6位に位置するコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)と敵地で対戦する。
開幕直後につまずいて勝利が遠かった東京SGも、ここに来て2連勝。上昇ムードの要因は何か?
「(連勝した)試合後に流(大)さんが『全員がボールをもらいたがっている』と言っていました。そういう部分がアタックのアグレッシブさにつながって、チームの状態もより良くなってきたんじゃないかと思います」
こう教えてくれたのは、第7節でリザーブメンバー入りした宮﨑達也。今季はここまでメンバー入りはならず、普段の練習相手としてチームを支える立場だった。それでも不断の努力でパフォーマンスを高め、勢いを増してきたチーム状態の中、今季初出場を目指す。
「昨季も前半はなかなか出番がありませんでした。それでも腐らず、『いつか絶対に出番が来る』と信じ、その出番で自分の100%を出せるように準備にフォーカスを当てていました。今季も同じですね。いつ出番が来てもいいように、しっかり準備をしてきたつもりです」
身長164cmとチームで2番目の小兵ながら、フッカーとしてセットピースでは体を張ってフォワード陣のコントロール役になる宮﨑。その上で、「パス」と「サポート」が自分の強みだと語る。
「このチームには、アタックやボールキャリーが好きな人、得意な人はたくさんいます。そのアタックがうまく機能するように、自分は得意のパスで周りのみんなを生かしたい。そのためにもコミュニケーションをしっかり重ね、フォワード陣のコントロールにもフォーカスしていきたいです」

ボールをもらいたがるチームメートに、いかに効果的なパスを出すか。そんなモチベーションとともに、今節の宮﨑には対戦を心待ちにしていた相手もいる。中学時代の同級生でもある神戸Sの6番、今村陽良だ。
「今村はこの試合で50キャップに到達するみたいです。その記念の試合で、しっかり“ドミネート”してやろうと思います!」
(オグマナオト)