NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第8節(交流戦)
2025年2月15日(土)14:05 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 東京サントリーサンゴリアス
東芝ブレイブルーパス東京(D1 カンファレンスA)
東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は2月15日、秩父宮ラグビー場で東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)と対戦する。
昨季のプレーオフトーナメント決勝の再現となった前節は、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)と激闘を繰り広げ、28対28で引き分けたBL東京。今節は同じ東京都府中市をホストエリアとする東京SGとの『府中ダービー』に挑む。
明るい笑顔でチームを盛り上げる木村星南の表情が優しくほころんだ。先週、第一子となる長男が誕生したのだ。
「埼玉WK戦の前だったのですが、チーム全員のサポートがあって出産に立ち会うことができたので、チームのみんなに感謝しています。より一層、ラグビーを頑張ろうと思いました」
父となった木村は新たに先輩としても、母校・大阪産業大学附属高校出身の後輩を迎えることになる。新加入選手として、日吉健(京都産業大学)がチームメートとなることが、2月7日に発表された。
「すごくうれしいです。僕らは花園(全国高校大会)に出たことがない高校ですが、リーグワンの選手が増えていて、しかも同じチームでできるのはうれしいです」
昨夏や10月の日本代表合宿にも招集された木村は走力があり、アタックでは細かいパスも器用に使って存在感を発揮している。今季はディフェンス面の成長にフォーカスしていて、「ダブルタックルでしっかり肩を当てることを意識して、1試合ごとに成長できています。もっと相手をドミネート(制圧)して、チームを勢いづけたいです」と力強く語る。
死闘となった埼玉WK戦から中5日でライバル、東京SGとの一戦へ。プライベートでも大きな変化があった中でタフな試合が続くが、木村は「絶対に」という言葉を繰り返しながら、全力を尽くすことを誓った。
「府中ダービーは絶対にフィジカルバトルになるので、BL東京のフォワードとしてプライドをもって、接点の部分で絶対に相手に勝ちたいです。絶対に僕らの気持ちの入ったプレーを見せられるので、ファンの方々は目に焼きつけてください」
(安実剛士)