NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第18節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年5月9日(金)18:35 秩父宮ラグビー場 (東京都)
浦安D-Rocks vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
浦安D-Rocks(D1 カンファレンスA)

レギュラーシーズン最終節となる今節、浦安D-Rocks(以下、浦安DR)は秩父宮ラグビー場で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する。ホストゲーム最終戦で勝利し、D1/D2入替戦に弾みをつけたい。
発せられた言葉と浮かべた表情が、何よりも充実感を表している。3月に大学を卒業したばかりの梅田海星は今季出場した2試合を振り返り、大学時代とのレベルの差を痛感しながらも、「いまは挑戦、試練の連続ですけど、それが苦しいのではなく、楽しいんですよね。まだまだ成長できる部分があります」と、どこかうれしそうな顔で現状を言葉にした。
リーグワンデビューとなった第13節・埼玉パナソニックワイルドナイツ戦では、「小さいころにテレビで観ていた代表クラスの選手」であるヴァル アサエリ愛と対峙し、トップレベルを肌で感じた。そして、前節の静岡ブルーレヴズ戦では146kgのショーン・ヴェーテーと組み合い、あまりの重さに衝撃を受けたという。
「大学ではスクラムを強みにしていましたけど、それが通用しないのが悔しくて。スクラムやコンタクトレベルが、一段階違います」
それでも、いまの梅田の心の中を占めるのは、マイナスの感情ではなく、「そこをどうぶち破っていくか、対面の選手をどう倒していくか」という闘争心。「“チリツモ”ですね」と言い、そのためにいま大事にしていることを教えてくれた。
「いきなりデカい目標を立てるのではなく、小さな目標を立てて積み重ねていく。1日でも1週間でも積み重ねていけば最終的にはデカいことができると思っているので、それを大切にしてやっていきたいです」
初先発を飾る今節の舞台は「思い出がいっぱいある場所」である秩父宮ラグビー場。今年の1月には大学選手権で先発出場し、見事、優勝を果たしている。
「選手権のときもそうでしたし、いまもそうですけど、めちゃくちゃ緊張しています。でも、大学のときからプレーさせてもらっているグラウンドで自分の役割であるスクラムで負けるわけには絶対にいかないので、これまでの反省を生かして、自分らしいスクラムを組んでチームにいい影響を与えたいです」
3試合目にして初のホストゲーム。たくさんの浦安DRファンの前でぶちかます準備はできている。
(須賀大輔)