NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン3 第7節
2025年2月22日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs マツダスカイアクティブズ広島
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25ディビジョン3 第7節。クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)は、東京都調布市のAGFフィールドに、現在D3の首位を走るマツダスカイアクティブズ広島を迎えてのホストゲームに臨む。前節の勝利で3連勝を達成し、開幕3連敗からの借金を完済したWG昭島。ようやく本来の姿を取り戻しつつあるだけに、この勢いのまま連勝街道を突き進みたい。
その前節で活躍したのが、開幕戦のけがから復帰した江本洸志だ。昨季の膝のけがから1年掛けて復帰し、迎えた今季の開幕戦で再度のけがに見舞われる。その直後は「モチベーションが落ちたこともあった」と言う江本だが、復帰までの時間とともに、そのマインドは変わった。
「グラウンドの内側から見える景色と、外から見る景色は全然、違いました。けがをして、外から見たからこそ、チームがいまこういう状態だからこそ、こういう声掛けをしようとか、こういう戦術をとろうとか。以前よりも、うまくコミュニケーションを取れるようになったと思います」
いつも明るく振る舞い、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取れる江本は、ワイクリフ・パールー ヘッドコーチをして、「グラウンドにいてくれるだけでいい」と言わしめるほど、いまやチームにとって欠かせない存在だ。チームメートからの信頼も厚く、「好きなように動いていい。空いたスペースはカバーするから」と、江本の動きにチーム全体が合わせることもある。それが許されるのは、日ごろからチームのことを考えて練習に取り組み、積極的にコミュニケーションを図ろうとする江本の姿を、誰もが知っているからだろう。
今節、江本の母校である日本航空高等学校石川(石川県輪島市)の後輩たちが、試合会場に足を運ぶことになっている。自分を信頼してくれるチームメートのためにも、そして母校の後輩たちのためにも、江本はグラウンドに立って、自分の存在価値を示さなければならない。
(匂坂俊之/Rugby Cafe)