2022.03.17NTTリーグワン 2022 D1 第9節レポート(横浜E 49-24 RH大阪)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第9節 交流戦
2022年3月12日(土) 14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 横浜キヤノンイーグルス 49-24 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の左から、ヨハン・アッカーマン ヘッドコーチ、川向 瑛 ゲームキャプテン、ナエアタ ルイ選手

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
ヨハン・アッカーマン ヘッドコーチ

「キヤノンンイーグルス、勝利おめでとうございます。またサポーターの皆様、応援ありがとうございます。出だしがあまり良くなく、序盤簡単に2トライ取られてしまった。後半はしっかり耐えて、いいモーメンタムを作り出せたときもあったが、そのあと同じようなエラーをしたり、ポゼッションを失うことがあった。キヤノンイーグルスのような手強いチームに対してポゼッションを失うと、すぐスコアにもっていかれるので、我々の課題はディフェンスを整えることにある。アタックの継続性もうまく進めることができなかったので次に向けて着手したいと思う」

──去年、反則せずに我慢しきれるところも多かったが、今シーズンはたまに防げる反則でピンチを与えてしまうこと、スペースをあけるところ、少しずつ増えている感じがするが、去年と今年の違いは?

「もちろん、ペナルティのところは修正していかないといけない。特に今回前半でかなりペナルティをおかしてしまい、プレッシャーがかかった。ペナルティをすると得点に繋げられてしまうので、間違いなく修正しないといけない。今日は特にドコモらしくないオフサイドが多く、またブレイクダウンでもペナルティがあった。ビデオで検証していきたいと思う」

──アタックでハイパント、トライを取るまでにキックを活用している印象あるが、どのようなイメージで選手に落とし込んで表現しているのか。

「我々のゲームを見るとわかっていただけるように、キックからのウイングのチェイスアタックなどがうまくいっていて、アタックの一つの武器となっている。ただ毎試合相手も分析しているので、ランとキックの使い分けをしっかりしていかないといけない。スペースのあるところへのキックが非常に有効な一つの戦術となっている。プレッシャーをかける、ターンオーバーがうまくいっているので、選手たちも手ごたえを感じているのではないかと思う」

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
川向 瑛 ゲームキャプテン

「最初の2トライは簡単に取られてしまい、前半うまく流れがつかめなかった。その後はアタックもでき、いいディフェンスもできていたが、自分たちのミスがスコアになってしまい、勝敗につながったと思う」

──今シーズン、思い通りにいっていないことがあるとすればそれは何か。

「自分たちが何をやるかというのはコーチ、スタッフから明確に伝えられているが、一人一人の実行力が足りていない。勝負強さに関しても、去年はすごく接戦でも勝利できていた。一人一人の気持ちの部分が今年の勝敗に関係あると思う」

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
ナエアタ ルイ選手

「ヘッドコーチの最初の発言にあったように、ゲームの入り方がよくなく、そこから挽回を図ったが、不必要なペナルティなどをしてしまった。キヤノンはモール、セットプレーが強いのがわかっていたのにも関わらず自分たちのミスにより自滅してしまったので、修正して次さらに強くなって戻ってきたいと思う」

横浜キヤノンイーグルスの左から、田村優キャプテン、沢木敬介監督、コーバス・ファンダイク選手

横浜キヤノンイーグルス
沢木敬介監督

「先週の試合のように、前半トライを取った後またちぐはぐな感じになったが、そこを改善していかないと上を目指せない。何かを少し変えないといけない。来週のトヨタに向けて準備する。ありがとうございました」

──ファンダイク選手が去年のシーズンからいい働きをし、さらに今年よくなっているのはどのような理由か。

「トレーニングをハードにする選手、まだまだよくなると思います」

──監督が冒頭に言っていた、何かを変えればよくなるというのは?

「田村キャプテンも言っていたが、ミスをひきずる、一個のミスに一喜一憂しているのがちぐはぐにつながる。切り替えるマインドを持てるようにならないと問題解決にならない。解決できるようアプローチしたいと思う」

──来週のナイトゲームと秩父宮が続くが、来週の試合(トヨタヴェルブリッツ戦)に向けて一言。

「今日のワイルドナイツ戦を見たが、前半フィジカルですごく強みを発揮していた。僕らはどこが相手でも自分たちのスタイルをやりきって、ミスを恐れずにアグレッシブにチャレンジすることが大事かと思う」

横浜キヤノンイーグルス
田村優キャプテン

「毎試合毎試合、反省があるが、勝って反省できるのはいいことだと思う」

──相手にもペナルティがあったが、横浜キヤノンイーグルスにもペナルティがあり、途中チームとしてどこかスローダウンしてしまったのは?

「一つ二つミスがあると、他のプレーにも影響する。すぐに切り替えて修正していかないといけない」

──キックオフ早々、ブレイクダウンに入ったところで足を痛そうにしていたが?

「痛いことは痛い。先週の試合で怪我をして途中で交代し、一生懸命頑張っている仲間が悔しい思いをしているのをみていたので、今日は試合が決まるまでは頑張りたく、ベストではなかったがチームのために頑張れるところは頑張りたかった」

──前半終了間際に、非常に鮮やかなバックスの連係プレーでトライをとったが、あれは今までやってきたサインプレーか。またあの時間帯と点差はPGでもよかったと思うが、トライできる自信があったからか。

「今週1週間練習してきたサインプレーで、勝ち点5が欲しかったから、あの時間帯でもあのプレーになった」

横浜キヤノンイーグルス
コーバス・ファンダイク選手

「前半はいいスタートを切れたと思うが、その後調子を落とした。特にフォワードの部分、トップ4のチームに勝つには80分間、バックス共にいいプレーをしないといけない」

──ファンダイク選手が去年のシーズンからいい働きをし、さらに今年よくなっているのはどのような理由か。

「南アフリカと日本ではプレースタイルが違う。日本は非常にエキサイティングなスタイルのラグビーをしていると思う。ワイドにボールを展開し、ボールを回し、走ることも非常に多い。最初は慣れるのに苦労したが、エキサイティング、アタッキングラグビーなどが少しできるようになってきた」

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