2022.01.21NTTリーグワン 2022 D1 第2節レポート(RH大阪 16-35 BL東京)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第2節 カンファレンスB
2022年1月15日(土) 14:30 ヤンマースタジアム長居 (大阪府)
 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 16-35 東芝ブレイブルーパス東京


東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(右)、小川 高廣 共同キャプテン


東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ

「NTTドコモレッドハリケーンズ大阪は大きな体を使って激しいプレッシャーを掛けて来ることは予想していた。練習の段階からそれに対応して行こうと考えていた。途中13人まで減ったが良い一体感が見せられたと思う。
ボーナスポイントを得ることは簡単なことでは無いが、アウェー戦で獲得することができたのは大きかった。カードを貰うと苦しくなるのは当然なのでそれに対応できたことは良かった」

──開幕戦で東芝らしくない点の取られ方をしたが、今日の試合までに改善して来たことは?

「東京サントリーSG戦と今日の試合ではアタックできて点を取れると言うことは見せられたと思うが、ディフェンスの修正が必要。
アタックストラクチャーでは良いものがあるが、ディフェンスでもそれに見合うバランスをしっかりと引き出して行かなければいけない。それが今週のフォーカスだ」

──ペナルティーで人数が13人に減ったがどのように見ていたか。

「自分達を見つめ直して不用意なカードを貰うことが無いようにすることは今後周知して行かなければいけない。後はどのように試合をコントロールして行くかが大事だと思う。人数が減ってからはブレイクダウンに入り過ぎるなとか立った状態でプレーするようにと指示を送った」

──前半・後半のレビューをお願いします。

「ボールをキックできている時は非常にアタックが上手く行っていると感じていて、もう少しボールを保持できれば相手を倒せると思っていた。ブレイクダウンでも相手がプレッシャーを掛けてきているので修正しようと言う話が出た。また自分達のプレーを信じようと言う話も有った。特別なメッセージは送らずにシンプルに指示した」

東芝ブレイブルーパス東京
小川 高廣 共同キャプテン

「今日の試合は分かっていたが、前半はNTTドコモレッドハリケーンズ大阪のコンタクトエリアでの激しいプレッシャーで自分達のラックができなかった。80分の中でそれを修正して行き、自分達の強みであるラインアウトで、アタックでもディフェンスでもプレッシャーを掛けられたところが良かった。次のリコーブラックラムズ東京戦に向けてブレイクダウンの所は修正して行きたい」

──開幕戦で東芝らしくない点の取られ方をしたが、今日の試合までに改善して来たことは?

「今日はチームとしてポジションを意識してしっかりアタックできたことが良かった。ラインアウトからのアタックの精度を更に上げて行きたい」


東芝ブレイブルーパス東京のマット・トッド選手


東芝ブレイブルーパス東京
マット・トッド選手

「後半13人になったが勝利をつかめたこと嬉しく思う。緊急対応ができたこと、点を取るべき所で取れたことが良かった」

──東芝らしいフォワードの肉弾戦ができたと思うが要因は?

「まだまだ改善が必要」

──途中13人になった時に選手たちはどのような話をしていたか。

「自分達の信念を特別変えることは無い、13人になったからと言って変える必要は無い、慌てること無く継続して自分達のやってることを信じようと話した」

──マット・トッド選手はその時にどのようなことを他の選手に声を掛けたか。

「ブレイクダウンに人を掛け過ぎてはいけない、すぐに立ってプレイをする、不用意なペナルティーを与えてはいけないと話した。また、試合が止まる度に各選手がやるべきことを明確にしようと言うことも話した」

──これまでのキャリアの中でレッドとイエローが同時に出ることは有ったか。

「理想的では無いが過去には有った。12人まで減ったことは有った。相手の人数が減ったことにより点を取らなければいけないというプレッシャーが有るのは分かっていたのでそこは冷静に対処した」

 


NTTドコモレッドハリケーンズ大阪のヨハン・アッカーマン ヘッドコーチ(右)、フランコ・マレー ゲームキャプテン


NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
ヨハン・アッカーマン ヘッドコーチ

「前半から強度の高い緊迫する展開だったが、後半にミスが起きて相手に隙を突かれてしまった。そこから自滅してしまい点数を取られた。大きな課題が何点も出て来た、アタックではチャンスを得たのであれば得点まで持って行かなければいけない。ディフェンスの面でも単純にあそこまでスコアされていると言うことはディフェンスの綻びが起きているので修正に掛からなければいけない」

──反則で苦しんだ原因はどのように考えているか。

「もちろんチームとして課題に取り組んでいるが、先ずはチームレフリーを通してレフリー協会に問い合わせや見解を伺いたいと思う。前節からそれを実施しスクラムでのペナルティーに関しては修正できていると思うが、今日は多くのオフサイドを取られてしまったが、1個目のオフサイドを見返してみたところ明らかにオフサイドでは無いと思っているのでじっくりと検証していきたい。ここまでチャンスを作ったのにも関わらずペナルティーで自分達を苦しめていることは改善していかなければいけない。ラックで敢えてペナルティーをしている訳では無く、しっかりと規律を守ってプレイしているつもりなので、レビューをして修正をしていきたいと思っているが、ただ正しく笛が吹かれていなかった場面が有ると思う」

──怪我人が多い状況で勝利には何が必要だと思うか。

「先ずは自分達のやっていることを信じきることが大事だと思う。この2試合で多くのチャンスは作っているが得点に繋げられていないのが現状で、怪我人も多いが試合の展開に吞まれているとか力の差で圧倒されているわけではないと思っている。現状出ている選手で上げて行かなければいけないのだが、ポジティブなプレイの後でネガティブなプレイが起きてしまうと言う所を修正していかなければいけない。またどの選手が出てもしっかり自分達のチーム力を信じやり切らなければいけない」

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
フランコ・マレー ゲームキャプテン

「前節と同じような内容になってしまった。チャンスは有ったが得点にできなかったことや、緩んでしまった場面で失点してしまった。
東芝に勝利おめでとうと言いたいが我々としてはしっかり課題に取り組んで行きたい」

──相手が13人になった時にどのような声を掛けたか。

「相手が13人になった時点でこのプレイをしようと話し合ったが、ワイドの所でエラーをしてしまいチャンスが台無しになった場面が有った。頑張ろうとした結果空回りしてミスに繋がってしまう所が有るので、その辺の数的有利な状況になった時はしっかりと全員を落ち着かせて、やるべきことを遂行できるようにすることが反省点だ」

──10分間の中で得点しなければいけないとい言うプレッシャーは有ったか。

「もちろん10分間しか無い中で得点しなければいけないプレッシャーは有る。そのプレッシャーが故に気負い過ぎてミスに繋がっている所が有った。一人一人がゲインしなければいけないと言う気持ちで無理をする所も有った。こういった場面ではしっかりと落ち着いてゲームプラン通りに丁寧なプレイが必要だ」


NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の吉澤 太一選手


NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
吉澤 太一選手

「前半はドコモらしくフィジカル面で前に出ることができたが、後半は自分達のミスで崩れてしまったので悔しい気持ちでいっぱいだ」

──相手チームのワーナー・ディアンズ選手から受けたペナルティーについて。若さが出たと思っているか。

「試合の中のことで仕方が無いとは思う。僕みたいに小さな選手とはやりにくいと思う。すごいパワーでこれから日本代表を引っ張って行く選手だと思うので頑張って欲しい」

──相手が13人なった場面で必ず得点しなければいけないと言うプレッシャーは有ったか?

「観ているほうは相手が13人なので直ぐに点が取れると思われてると思うが、相手も集中力が高くなると思う。13人になった時点で得点できなかったのはドコモとして反省点だ。自分達のミスが一番大きい」

──相手が13人になった場面で圧力が上がったように見えたがどのように感じていたか。

「観ていてそう思われると言うことは自分達も感じていたと思う。東芝の集中力やブレイクダウンの激しさは増したと感じた。しかしそこで得点できないと今後上には行けないと思う」


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