2022.02.08NTTリーグワン 2022 D1 第5節レポート(GR東葛 17-48 神戸S)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第5節 カンファレンスA
2022年2月6日(日) 14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
 NECグリーンロケッツ東葛 17-48 コベルコ神戸スティーラーズ

コベルコ神戸スティーラーズのデーブ・ディロン ヘッドコーチ

コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「厳しい時間が来るぞ、ということで、厳しい練習を行って、この試合に備えて来ました。橋本バイスキャプテンが言っていたように、リーダーグループ、プレーヤー、スタッフと、チーム一丸となって1週間準備をして、それを乗り切って勝利できたということは、チームに感謝していますし、このチームを誇りに思っています」

──リーグの三分の一である5試合が終わりましたが、今のチームの状態、レベルはどの辺りにあるとお考えですか?

「まず最初に言えることは、リーグの中で5ゲームをしっかりと試合した唯一のチームだということです。最初のブロック1/3を終了した時点で簡単なものではありませんでした。5ゲームの総括、ここから学べること、課題というものは、改めて次の週を使ってまとめるつもりです。詳しいことはこれから明らかにしていくという流れになりますが、このグループのキャラクター、それぞれの特性というものがしっかりと前に出て今日の結果に繋がったと感じています」

コベルコ神戸スティーラーズの橋本皓バイスキャプテン

コベルコ神戸スティーラーズ
橋本皓バイスキャプテン

「前半苦しい時間帯もありましたが、しっかりと全員で激しくフィジカルで乗り越えたおかげで、試合の流れを掴むことができたと思います。ところどころピンチの場面もありましたが、全員がハードワークできたので良かったと思います」

──先週の敗戦から、今週は良くなっていたと思うのですが、どんな練習を注力してやってきたのか教えて下さい。

「細かいゲームプランを全員が理解し、詳細をしっかり詰めることを意識して練習に取り組んできました」

──今日の試合では具体的にどのような部分でそれが出たと思いますか?

「よくボールを動かすことができてトライに繋がった部分に出たと思います」

──自陣からペナルティをもらってもすぐにタップしてスタートしていたのですが、どういう判断ですか?

「相手の陣形に空きがあったので、積極的に攻めたという形です」

──試合前からの想定だったのですか?

「ピッチでの判断です」

──コンタクトの局面で差し込まれるシーンがあったと思うのですが、対戦した感触としてはいかがですか?

「グリーンロケッツの選手一人一人のコンタクト能力が高いと知っていましたので、相手に隙を与えるとあのようになってしまうと思います」

──リーグの三分の一である5試合が終わりました。毎試合手応えや課題があるとおっしゃっていましたが、今のチームの状態は?

「開幕から2敗してしまって、そこから徐々に良くなってきているという手応えは感じています」

コベルコ神戸スティーラーズの李 承信バイスキャプテン

コベルコ神戸スティーラーズ
李承信バイスキャプテン

「終始敵陣で戦えていて、マイボールの時間も今までの試合に比べたら多かったので、自分たちの強みがしっかりと出せた試合だったかなと思います」

──ご自身のこれまでのパフォーマンスについてお伺いしたいと思います。

「スタンドオフとセンター両方やってきて、通用するシーンもあって、自信がついてきて、今日の試合も自分の強みを出そうと自信はありました」

──お兄様である李承爀選手が三重ホンダヒートで出場されていますが、お兄様と会話はされていますか?

「毎週、試合後に連絡を取っていて、お互い勝ったり負けたりで励まし合っています」

──具体的にはどんな話をされていますか?

「自分たちが横浜キヤノンイーグルスに負けて次の節でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに勝った時に、三重ホンダヒートが花園近鉄ライナーズに結構スコアが開いて負けたのですが、どうやったら勝てるかなぁ、みたいな話はしました」

コベルコ神戸スティーラーズのアタアタ・モエアキオラ選手

コベルコ神戸スティーラーズ
アタアタ・モエアキオラ選手

「しっかり皆で勝ちきることができて良かったと思います」

──誕生日おめでとうございます。プレーヤー・オブ・ザ・マッチを取った感想を。

「誕生日ということがあって、良いパフォーマンスをしたかったので、自分の役割を果たしてその結果、今日のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに繋がったので、良かったと思います。嬉しいです」

──ウィングとセンター両方やることがあると思いますが、自分としては、どちらをやりたいと思っていますか?

「試合に出られるのであれば、どちらでも良いと思っています」

──秋の日本代表には選ばれませんでしたが、来年のワールドカップへの思いはどうですか?

「悔しかったですが、自分の足りないところもありましたので、自分で良い準備をしてもう一度選ばれるように努力していきたいと思います」

──やっぱりテビ(テビタ・タタフ選手=東京サントリーサンゴリアス)と一緒に出たい気持ちありますか?

「はい、一緒に同じチームでプレーしたいと思います」

──3トライ取れた要因、良いパフォーマンスができた要因は何だと思いますか?

「しっかりとみんながボールを繋げて、自分たちの役割を果たしたことによって、自分がスペースに入ってトライすることができたと思います」

──誕生日に大活躍されて、今日という1日は、アタアタ選手にとってどういう日になりましたか?

「本当に嬉しいです。最高の1日になりました」

NECグリーンロケッツ東葛のロバート・テイラー ヘッドコーチ

NECグリーンロケッツ東葛
ロバート・テイラー ヘッドコーチ

「まずは今日、このように寒い中、風が強い中、会場にお越し頂いたファンの皆様に感謝の気持ちを述べたいと思います。
今日のゲームに関してですが、コベルコ神戸スティーラーズは強いチームで、その強さをしっかり出しました。コベルコ神戸スティーラーズは良いプログラムを作って勝利しました。自分たちとしては、試合の中の局面、局面で、コベルコ神戸スティーラーズに勢いを与えてしまったという部分がありましたが、自分たちもすごく良い部分があったので、そこをしっかりとやっていって、修正すべきところは修正し、与えてしまった勢いを与えないようなゲームの展開をしていければ良いと思っています」

NECグリーンロケッツ東葛の瀧澤直キャプテン

NECグリーンロケッツ東葛
瀧澤直キャプテン

「寒くて風の強い中で、最後まで応援して下さったファンの方々に感謝を申し上げたいですし、この環境を作って下さった方々にも感謝したいと思っています。ホームゲームっていいなぁ、と感じました。
試合の内容に関しては、コベルコ神戸スティーラーズをリスペクトしているし、本当に強いチームだと思っていますが、敢えて言わせてもらえれば、今日の試合に関しては、私たちが勝つべきだった。勝てたというマインドになった試合でした。なので、すごく悔しいです。早くホームのファンの皆さんの前で勝ちたい、それが今日だと思っていましたし、今日勝つと信じて試合に出ましたが、最後は勝てませんでした。1週間試合は空きますが、みんな前を向いて頭を上げて次の試合に向けて全力で準備したいと思います」

──22mラインに入る回数は、相手チームと変わらなかったと思いますが、どの辺りを修正したら、良い流れになったと思いますか?

「ペナルティです、反則、これに尽きるんじゃないかと思っています」

──その後、修正できなかった理由はどこにありますか?

「私個人でも聞きたい部分ではありますが、ペナルティが試合を変えている、ペナルティによってすごく劣勢になっているという認識がまだまだ足りなかったのではないかと思います。それを修正しようとコミュニケーションしていましたが、もっと厳しくそこが致命的だということを認識しなければいけなかったと思います」

──試合後のファンの前の記者会見で、現在改革中ということを話していましたが、どの辺りが今、改革している部分だと思いますか?

「全てをもう一度見直して改革していくというつもりでいますし、フロントもそのように考えてやってくれています。これだけ、というより、ゼロからブレイクダウンしていって、積み重ねていこうと考えています。シーズンは始まってしまっていますが、この改革は始まったばかりで、今日の負けた経験ですら、良い経験にしていきたいと考えています」

──先程のコメントで「勝てた」とおっしゃったことについてどのような部分で手応えがあったと感じているのでしょう?

「22mラインに入る回数が多かったとありましたが、敵陣にいる時間であったり、キッキングゲームであったり、コンタクトエリアでも、肩を合わせている感覚値として全員が行ける行けるという声も出ていましたし、そこですごく劣勢だったという感覚はなかったので、そういう部分が大きかったのかもしれません。

──ホストゲームとしては2試合目だったと思いますが、観客の拍手も大きく、ファンとの関係がより良くなっていると感じたが、その辺りはどう思いますか?

「本当に温かい声援が聞こえますし、攻めている時などは後押しされるような、守っているときも後ろから背中を押されているような感覚をもって試合ができています」

NECグリーンロケッツ東葛の大和田立選手

NECグリーンロケッツ東葛
大和田立選手

「開幕前に怪我をしてしまった自分にとって、復帰戦ということもあり、なおかつ50キャップだったので、信頼して使ってくれたのでそれに応えたかったのですが、チームとしてペナルティが多くて残念な結果になってしまいました。次に向けて修正できると思いますので、次に向けて頑張りたいと思います」

──瀧澤キャプテンがインタビューでチーム改革中とありましたが、FWとして、今の完成度、手応えや課題等あれば教えて下さい。

「今日はボールの部分で何度か取られてしまったので、そこを修正しなければいけないと思います。スクラムは良かったので、そこを伸ばして頑張っていきたいと思います」

──神戸の大きいFWに対しての手応えはどうでしたか?

「個人的にはそんなに凄い強いなという印象はなかったのですが、ちょっとしたところでペナルティを取られて、下がってしまった部分があったので、そこを修正すればそんなに差があったとは思いませんでした」

──去年との違いを感じる部分はありますか?

「昨年と違ってスクラムが良くなっていると思います。ラインアウトも修正してもっと良くなると思います」

──NECグリーンロケッツ東葛は新加入選手が多いと思いますが、新加入選手を受け入れることとしてやっていることがあれば教えて下さい。

「児玉選手をはじめ、新加入選手たちは、人見知りしないで皆に仲良く接してくれているので、すごく仲の良い雰囲気でできていると思います」

──チームとしての一体感は出ていると感じていますか?

「新加入選手もギャップとか壁はなく、仲良く一体感が出てやれていると思います」

NECグリーンロケッツ東葛の児玉健太郎選手

NECグリーンロケッツ東葛
児玉健太郎選手

「チームとしてどうしても勝ちたいゲームで結果を出せずにすごく残念なのですが、見ている人たちも思ったでしょうが、ちょっとした流れが変われば、わからないゲームだったと思います。ちょっとしたところで点差が開いてしまうというのも現実なので、しっかりと修正して良くしていきたいと思います」

──今日は古巣との対戦でしたが、試合前の意気込みはどのような感じだったのでしょうか?

「昨年まで在籍し、たくさん学ばせてもらったチームだったので、今日はしっかりと良いパファーマンスをして、新しいチームでも頑張っているという姿を見せたかったので、すごく熱を持って試合に入れたと思います」

──瀧澤キャプテンがインタビューでチーム改革中とありましたが、バックスとしては今の完成度、手応えや課題等あれば教えて下さい。

「バックスとしては、エリアを取ってゲームをコントロールしていこうということを課題としてやってきて、それは成果が出てきていると思います。課題に関しては、ペナルティが多く、そこからエリアを奪われるシーンが多いので、そこが課題だと思っています」

──新加入選手としてチームに溶け込むこととしてやっていることがあれば教えて下さい。

「NECグリーンロケッツ東葛に今シーズンから加入させてもらっていますが、すごく風通しの良いチームで、一体感もあって、気持ちの良い人間関係がものすごくあるチームだったので、自分が新しく何か努力をして溶け込めたというより、チームから受け入れてもらって、自然と溶け込めているのかなと思っています」

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