2022.04.13 NTTリーグワン 2022 D3 第10節レポート(江東BS 14-60 S愛知)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3(リーグ戦) 第10節
2022年4月9日(土) 12:00 江東区夢の島競技場 (東京都)
 清水建設江東ブルーシャークス 14-60 豊田自動織機シャトルズ愛知

豊田自動織機シャトルズ愛知の徳野洋一ヘッドコーチ(右)、清水晶大ゲームキャプテン

豊田自動織機シャトルズ愛知
徳野洋一ヘッドコーチ

「まず本日の試合を開催するにあたりまして、清水建設江東ブルーシャークスの皆さん、並びに関係者の方々の素晴らしい準備があって、今日試合ができたということにつきましてこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。そして清水建設江東ブルーシャークスの高忠伸選手の引退試合という日に我々が試合ができ、光栄な素晴らしい機会に共にグラウンドに立たせていただいたということについても、本当に感謝しております。
試合につきましては清水建設さん非常にリーグ戦の中でも良い成績を残している強豪のチームであるという前提のもとに我々もこの試合に向けて準備してきました。風が強かったということもあって前半は我慢強くボールを動かしながら時間をしっかり使って後半に得点を重ねていくというようなゲームプランで挑んだところ、ゲームプラン通りに試合が進められたというところについては評価できると思っております。これからまた入れ替え戦に向けた順位決定戦がありますので、そこに向けた準備をこれからしていき、本日よりもさらに成長した姿をお見せしたいと思っております。本日はありがとうございました」

──リーグ戦の総括とこれからの戦い方のプラン等あれば教えてください。

「このリーグ戦は試合数が多いということもあったので、私の中ではしっかりと勝ち点を拾っていくということ。その中で若手の選手を育成していくと。その2点に重きを置きながらこのリーグ戦を戦ってきました。そんな中、若手の育成という部分でかなりの若い選手が初キャップをこのリーグ戦中に獲得できましたし、また勝ち点を確実に拾っていけたというところについては評価できるのかなというふうに思っております。これから順位決定戦と入替戦に向けては本当に負けられない戦いになると思っていますので、若手の育成ということではなくてチーム内でより良い競争を生んで本当に勝ちを目指すような戦い方にこれからシフトチェンジしていきたいと思っております」

──先ほど若手という話がありましたが、個人名あればお願いします。

「今日リザーブで出場しました18番の田嶋グンはまだ22歳で、今シーズンのこのリーグ戦で初キャップを獲得しました。今日リザーブで出場した19番のクリス・ガブリエルという選手も22歳で初キャップということで、20歳過ぎの若い選手たちが多く初キャップを得たということは、チームとしてもポジティブなところかなと感じております」

──引退セレモニーをされた高選手について印象や思い出があれば教えてください。

「これは少し個人的な話にはなるのですが、私と高忠伸選手は同い年でして、ともに高校時代から対戦相手として切磋琢磨しながら各ユースの代表でも共にプレーしたということもあって、私がプレーせずにこのようなコーチという立場になっても、彼が選手としてプレーしている姿というのは、本当に誰にでもできるようなことでもないと思っております。彼がこの清水建設ブルーシャークスというチームにおいて、特にその年齢を理由にせずにチームの先頭に立って走り続けているということが、今のブルーシャークスさんのチームの勢いになっているのかなと思っていますので、本当に私自身としては彼と共に切磋琢磨し、共に戦ってきた仲間という立場ではなくて、いちラグビー選手、人間として本当にリスペクトを持っております。こういう巡り合わせなのかもしれないですけども、本日の引退試合で我々シャトルズとブルーシャークスさんが戦えたということについては、私にとっても非常に貴重な体験をさせていただいたということで感謝しております」

豊田自動織機シャトルズ愛知
清水晶大ゲームキャプテン

「まず本日はこのような素晴らしい環境の中で試合をさせていただきありがとうございました。試合を通してこの1週間、アグレッシブにというチームテーマで準備してきました。その中で試合会場に来てから、徳野監督もおっしゃっていた通り、風が強かったというのがあるので前半風下をとってしっかり我慢して、ロースコアで折り返そうというプラン通りの運びができたので、後半に入ってから風上の中キックとフォワードのモールで自分たちのボールを動かし、うまくリンクさせてゲームプラン通りできたかなと思います。次節に向けてまたいい準備をしてやっていきたいなと思っております。ありがとうございました」

──リーグ戦の総括とこれからの戦い方のプラン等あれば教えてください。

「これからに向けては、しっかりと勝ち点、勝利をしなければいけない戦いが始まるので、そこに向けてどういうふうに準備するのかをチームで同じページを見て準備していきたいと思っています」

清水建設江東ブルーシャークスの大隈隆明監督(右)、コンラッド・バンワイク ゲームキャプテン

清水建設江東ブルーシャークス
大隈隆明監督

「本日は関係者の皆様、レフリー、アシスタントレフリーの皆様、豊田自動織機の皆様ありがとうございました。また江東区の皆様はじめ、多くのファンの皆様に試合会場に駆けつけていただき、本当にありがとうございました。
前回名古屋で悔しい負け方をして今回はホームでしっかり迎え撃って強い織機さんに対して勝利を100%するというテーマを持って臨んだのですが、どうしても織機さんの強いプレー、激しいディフェンス、アタックに受けてしまうことになってしまい、こういう結果になってしまったなととても悔しいと感じています。これからまた順位決定戦を含めもう一度豊田自動織機さんと対戦する機会があると思いますので、しっかりそこの試合に向けて、修正するところははっきりわかったので、チームとして修正して次は絶対にリベンジできるように頑張りたいと思っています。本日はありがとうございました」

──今日のメンバー構成について聞かせてください。

「先週サニックス戦で中5日しかないという状況で、我々は仕事とラグビーの両立を掲げているチームですので、コンディションの調整を優先したのと試したい組み合わせとチームとしてもチャレンジする部分はありました」

──今日良い勝ち方をすれば2位になってまたホームで戦えるチャンスがあったと思うが多少無理でもベストメンバーという選択はなかった?

「そのような考えもありました。チームとしては最終的にディビジョン2に上がるということが目的ですので、そこをターゲットにしたときに選手のコンディションを整えるということに比重を置きました」

──総当たりの戦いが終わったレビューとこの後の戦いについてどのような所を修正しないといけないか。

「今シーズンはブルーシャークスのラグビーを築こうという話でボールを動かすラグビーを作ろうという話をシーズンスタートにしました。しっかりそこに対して選手達がハードワークしてくれてシャークスのラグビーを築けてきたかなと思っています。幸いにも上位3チームに入ることができ、ディビジョン2に上がるということを挙げていますので、3位以内に入れて入替戦に進む事ができたのはチームとして一つの目標を達成できたかなと思っています。修正点はセットピースのところを修正しないと豊田自動織機さんの強いスクラムでリズムにのれないので、しっかりボールを動かすラグビーを掲げている以上はマイボールをキープできるようにセットピースの修正は課題があると思います。あとはチームとして精度を上げたいなと思っています。その2点を修正して順位決定戦に臨みたい」

──高選手がどういう存在なのか教えてください。

「高さんとは近鉄時代からチームメイトでして、同じタイミングで近鉄を退部してブルーシャークスに入団させていただいて当初ブルーシャークスに来たときは、かなり意識の変革が必要だなと2人で話していたのを覚えています。そこから2人で若い選手が多い中で、しっかりトップチームへのマインドっていうところを2人でよくチームのみんなにアナウンスしたのを覚えています。私が先に選手を辞めることになって、高さんは選手兼コーチで頑張っていただいてすごく助けてもらった部分が多いです。今シーズンで引退されるっていうことを決意されて私としてはまだまだ見ていたい選手だなというのが率直な感想で、本当にお疲れ様でしたというのと、残念だなっていうところが正直な感想です」

清水建設江東ブルーシャークス
コンラッド・バンワイク ゲームキャプテン

「関係者の皆様、このように集まっていただいてありがとうございます。ファンの皆様や江東区の皆様もたくさん集まっていただいてありがとうございます。前半に関しては良いプレーができたのですが、個人個人のところでエラーがあってそこが相手の得点に結びついてしまったかなと思います。
ハーフタイムではディフェンスの所を修正しようと話しました。しかしディフェンスの所は修正しきれていなかったと思います。細かい所ですが私達のチームには良いスキルを持つ選手がたくさんいるので、ノミネートや自分たちのアタックでのミス、そういった所を修正できたらと思います。豊田自動織機さんとサニックスさんとまたやるチャンスがあるので、しっかり自分たちの課題を早く見つけて早く修正して、また良い試合をしたいと思います。また次に向けて頑張ります。ありがとうございました」

──個人のミスやディフェンスの修正ができなかったという話があったが、単純に自分達のミスなのか相手の圧力によるものだったかどのように考えているか。

「個人のミスという所が一番大きく、相手のプレッシャーも感じてしまったかなと思います。織機さんは間違いなくプレッシャーはかかっていたが自分達ができる部分はたくさんありました」

──総当たりの戦いが終わったレビューとこの後の戦いについてどのような所を修正しないといけないか。

「シーズンを通してポジティブだと思っていて自分たちでやりたいラグビーができていると思っています。ディビジョン2に上がる事を目標に掲げていて自分達にできた課題をしっかり修正すれば上がる事ができると思っています。監督も先ほど言ってくれたのですが課題のところに関してはセットピースだと思っています。自分たちでもできるスキルはあるのですけど、マインドセットのところでなかなか試合に出し切れない、練習でできているのに試合でできないというところがあったので、それを試合に出せるようにしていかなければならないと思います。絶対自分達でできるという自信をもってやっていきたいと思います」

清水建設江東ブルーシャークスの高忠伸選手

清水建設江東ブルーシャークス
高忠伸選手

「何年間やったかわからないですが楽しいラグビー人生でした。現役は今シーズンで終わりますけど、またこれからもラグビーには携わっていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」

──シーズン前から今シーズン限りで引退されると決めていたと思いますが、理由をお聞かせください。

「僕もプロとしてずっとやっていく中で責任とプレッシャーと自分がラグビーする意義だったりとか意味だったりとかを見出しながらプレーしていたのですけど、シンプルにラグビーが楽しいっていう気持ちが強くなってしまった。それでプロ選手としてどうなんやろうっていうところの疑問がちょっと芽生えてきちゃって。自分のそういう精神状態や身体の状態を改めて振り返ったときに、この辺が潮時かなと感じました」

──楽しいと、もっと続けても良い気がしますが。

「それは僕の楽しいだけの話で楽しいが混ざってしまうと、やっぱりそのプロ選手としての矜持が保てないと思いました。別にクラブチームでお金もらわないでやればいいわけですし、競技自体を楽しむってことはすごく大事なことなのですけど、自分自身のそのプロとしての矜持をしっかりと保てなくなったっていうところが決意したところです」

──という事は勝負にこだわるのだとか、自分が試合に出る事にこだわるのだとかチームのことをもっと深く考える、影響を与えるという事をやるのがプロという事ですね。

「そこだけを考えるのであればコーチとかスタッフとかそういうところの道もあると思いますし、そのプレーヤーとして自分の中でちょっと緩んじゃいけないところが緩んでしまったかなっていうところを感じちゃったので。潔く辞めようかなと思いました」

──実際シーズンが始まって残り時間が少なくなり、チームはすごく調子が良いがまだ続けたいとか気持ちの変化は?

「全然ないですね。昔から試合始まる前に今日で最後の試合かもしれないっていう気持ちでやってきたので特にそういう気持ちは全然芽生えなかったですね。チームが勝ってうまくいっているのであれば、それはそれですごい自分自身もハッピーですし、良いことだと思っていましたね」

──長いラグビー人生、短くふり返るのは難しいと思うがどういうシーンを一番思い出しますか?

「あんまり僕、過去の試合のことって他の選手より覚えてないことが多いと思うのですけど、やっぱり一番言われてぱっと出てくるのは駒沢競技場でやったセコムさんとIBMの試合です(2007.1.14)。僕IBM時代のときに最後の最後で、逆転できたっていうこの試合は、今言われればぱっと出てきますかね」

──先ほどのセレモニーで残り2ヶ月と言われていましたけど、これから先も出場機会があれば試合に出る事はあるのか。

「もちろんあります。自分自身はできていますし、体の調子はいいのでしっかりとチームに貢献するということも含めて、最後までやり続けたいと思います」

──2ヶ月どのように過ごしていきたいか改めて聞かせてください。

「自分自身のパフォーマンスをしっかりと上げていくこと、保つ事も含めて今シーズンはなかなか試合に出られてないという状況は現実問題としてあるので、しっかりとそのチャンスをつかみ取るということ、第1目標もそうですし、そうでなくてもチームにしっかりと貢献できるように若い子たちにしっかり背中見せられるように頑張っていきたいと思います」

──今年チームが変革で変わって良い成績が残せていると思うがどの辺が変わったと見えるか。

「やっぱり若い子たちも含めてラグビーに取り組む時間や、姿勢というのがちょっとずつ毎年変わってきたっていうところの積み重ねでつぼみになって少しずつ花が開いてきたのが今年かなと感じています」

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