NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3 1位〜3位 順位決定戦 第2節
2022年4月30日(土) 14:30 グローバルアリーナ (福岡県)
宗像サニックスブルース 26-40 清水建設江東ブルーシャークス
清水建設江東ブルーシャークス
大隈隆明監督
「本日は関係者の皆様、レフリー、アシスタントレフリーの皆様、宗像サニックスブルースの皆様ありがとうございました。
今日は宗像サニックスブルースさんのホームでの最終戦ということもあり、我々としてはしっかりリスペクトの気持ちを込め、その想いを宗像サニックスブルースさんにぶつけて80分間自分たちのラグビーをやろうと、試合に向かいました。
宗像サニックスブルースさんのアタッキングラグビーの中で、プレッシャーもかなり受けたのですが、何とか選手たちが80分間自分たちを信じてやりきってくれたことが、結果につながったと思います。次は入替戦に向けて修正し、しっかりディビジョン2に上がりたいと思います。本日はどうもありがとうございました」
──前回ここで戦い僅差で負けてから、どのような点を修正したか?
「まずはセットピースをしっかり強化したのと、アタックのところはしっかりボールを動かすというところにフォーカスしました。
宗像サニックスブルースさんにはアタッキングラグビーとワイドに振ってくるラグビーがあるので、ディフェンスはしっかり一人一人幅をとる、しっかり一人目が低いタックルで入って前で止める、というところを修正しました」
清水建設江東ブルーシャークス
髙橋広大キャプテン
「今回の試合の関係者の皆様、本当にありがとうございました。宗像サニックスブルースさんはアタック力があるすごく魅力的なチームで、今回ホーム最終戦という記念すべき試合の相手として戦えたことを誇りに思います。
相手に対するリスペクトという気持ちもありましたが、まずは目の前の敵として堂々とぶつかり合うということが相手に対してのリスペクトなので、しっかり勝ちに行くことを選手スタッフ全員がこだわって戦えたと思います。残り少ない時間でリードしていても、少し怖いくらいの強さが宗像サニックスブルースさんにはあります。そのようなチームと入れ替え戦前に試合ができ、宗像サニックスブルースさんに勝てて、僕らとしては良かったなと思います。
これから入替戦がありますが、監督も言ったようにまだまだ修正点や伸びしろがあるので、そこをしっかり合わせて、入替戦は今シーズン最高の状態で臨めるように準備をしていきたいです。本日はありがとうございました」
──前回ここで戦い僅差で負けてから、どのような点を修正したか?
「修正したところは監督が言った通りですが、対宗像サニックスブルースということでメンバー外のチームメイトが宗像サニックスブルースを想定したアタック、ディフェンスをしっかりと準備してくれ、良いイメージを持ちながら試合に臨むことができました。前回は宗像サニックスブルースの観客・ファンの方が多く、アウェイゲームの圧力を若干感じていたので、今回もそれを想定し、一人一人どうやって流れを持ってきて自分たちのラグビーをするかということを練習で常に考えながらできたのが、今日の試合に出たので良かったなと思います」
宗像サニックスブルース
松園正隆監督
「本日はレフリー、協会関係者、チーム運営サイド、清水建設関係者の皆さま、様々な準備をして頂きありがとうございました。試合をするにあたり、今週は特に順位決定戦で必ず勝つ為の準備をしてきました。
最後のホストゲームということもあり、選手たちには『80分間、1つ1つ楽しんでプレーすれば結果は付いてくる』と話をしてゲームに臨みましたが、今日は清水建設さんの『負けない』という気持ちに終始押されて敗戦となりました。来週の最終戦(vs豊田自動織機シャトルズ愛知)に向けては、これを反省材料にし、宗像サニックスらしいラグビーをする為の良い準備を進めていきます」
──ホスト最終戦という事で勝利に向けて攻め急いだ結果、プレイの精度を欠いてしまったように見受けられたが?
「特別何があったという訳ではないと思いますが、先制トライを狙ってボールを繋ごうとしていく中でのミスで、自分で自分のチャンスを潰してしまうような所もありました。そこは積極的にチャレンジした結果ですので次戦に向けて修正していきたいと思います」
──試合に臨むにあたり、監督から選手たちにアドバイスなり何かを伝えたのか?
「このチームでできる試合数も限られていますので、ボールを大切に、仲間を信じて、宗像サニックスブルースらしい展開する楽しいラグビーをしようという事だけを伝えました」
──次の試合が宗像サニックスブルースの最後の試合になるが、何を最も大事にして臨むか?
「豊田自動織機シャトルズ愛知さんは昇格なり降格なりで何かと関わってきたチームでもありますし、宗像サニックスブルースとしては活動休止前最後の試合という事もあります。勝ちを意識した宗像サニックスブルースらしいラグビーをして、良い形で終われる準備をしたいと思います」
──宗像で開催される最後の試合となったが、その感想は? また、ファンへの挨拶で言葉に詰まる場面があったが、その時の気持ちは?
「今日はホストゲーム最終戦という事もあり『必ず勝つ』という気持ちで臨んだ試合でしたので、勝利という結果が出せなかった事についてはとても残念だったなという気持ちです。
また、最後に挨拶をする中でも色々な事を考えさせられたり多々蘇ってきたりしたことがあったので、その辺でちょっと詰まってしまいました。
前もって紙を用意していたので、それを読めばそういう感情はある程度抑えられるかなと思ったのですが、どうしても読んでいる中で昔の事を思い出したりしてしまって言葉に詰まってしまいましたね」
──今日多くのファンが集まってくれたがそれについては?
「多くのファンの皆様に応援していただいたので、とても心強かったです。最後に勝ってグローバルでの最終戦を終わりたかったのですが、できなかったという申し訳なさもありますね」
──これまでの感謝という気持ちもこみ上げてきたりはしたか?
「もちろんですね。多くの方に応援していただける事が当たり前ではないという事を念頭において、来ていただいた方々に感謝しています」
宗像サニックスブルース
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ
「今日はミスが多く、規律やディフェンスの面も良くありませんでした。プロである限り障害があってもしっかり対応しなければなりません。ここからまた、基本に戻って準備を進めていきたいと思います」
──前節から今回の試合までの準備段階での選手の様子は?
「試合の準備はしっかりやってくれたと思います。ただ、試合では基本的なミスが多くプランを遂行できなかったという事です。その中で清水建設さんはチャンスを生かして勝利に繋げました。しっかりとまた準備をやり直して1週間後の試合に臨みたいと思います」
──レギュラーシーズン最後の2試合は、先にメンバーを決めて試合に臨んでいたと思うが、順位決定戦に関しても既に次戦のメンバーを決めて準備をしているのか?
「まだ次戦のメンバーは決めておりません。今日のメンバー選考はコーチ陣と深く打ち合わせをして決めました。良い組み合わせでしたが、早い段階で怪我人が出たりしてプラン通りに行かなかったというところもありますので、次戦の選手の選考についてはまた話し合いたいと思います」
──次の試合が宗像サニックスブルースの最後の試合になるが、何を最も大事にして臨むか?
「フィールドに出て宗像サニックスブルースのラグビーをするという事です。豊田自動織機シャトルズ愛知さんとはこのシーズンで初めて対戦しますがベストメンバーで来る筈ですので、宗像サニックスブルースも全てをかけてラグビーの試合として大変面白いものになれば良いと思っています」
宗像サニックスブルース
高島卓久馬ゲームキャプテン
「本日は清水建設さんに記念のTシャツを作っていただいたり、このような場所を提供していただいた協会の皆さんに感謝いたします。
僕たちは宗像サニックスブルースのアタックをしたいとプレイしていたのですが、それより先に清水建設さんのアタックをこちら側が受けてしまって、狙ったプレイができなかった事があの結果に繋がってしまったかなと思います」
──清水建設がこの試合の為に作って着てくれていた記念Tシャツについては?
「こういうTシャツを用意していただいて、リスペクトを持って対戦してくれるという事は大変ありがたいと感じました」
──全体的に急ぎ過ぎたゲーム展開だったように思うが?
「攻め急ぐというよりは、清水建設さんのアタックを受ける側になってしまって、こちらがアタックする機会が減ってしまったのかなと。それが僕たちの焦りに繋がってしまったのかなと思います」
──反則が多かったのは、その辺りの焦りが原因か?
「そこは僕たちの良くない部分が出てしまったのかなと思います」
──ホームでの試合を終えての感想を。
「ファンの皆さんにたくさん来ていただいたり、宗像市長にセレモニーを開いていただいて幸せだなと思いました」
──キャプテンが怪我で欠場している中で、バイスキャプテンとしてチームにはどういう事を言っていたか。またチームの雰囲気は?
「あと2試合、それぞれがラグビー人生に悔いのない、そして楽しいラグビーをしよう、と伝えて今週はやってきました。練習内容は悪くなかったのですが、(試合では)悪いところが出てしまったのかなと思います」
「今日は、このようなセレモニーを開いていただき感謝しております。僕たち選手はまだまだラグビーをしたいという気持ちがあります。あと1試合、『諦めない』という気持ちを持って闘いたいと思います」