2022.05.27NTTリーグワン 2022 D1/D2 入替戦 第1戦レポート(GR東葛 33-10 三重H)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1/ディビジョン2 入替戦 第1戦
2022年5月20日(金) 19:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 NECグリーンロケッツ東葛 33-10 三重ホンダヒート

NECグリーンロケッツ東葛のロバート・テイラー ヘッドコーチ(右)、レメキ ロマノ ラヴァ ゲームキャプテン

NECグリーンロケッツ東葛
ロバート・テイラー ヘッドコーチ

「まず、今日、会場に足を運んで下さったファンの皆様に感謝申し上げたいと思います。両チームのサポーターの皆様に感謝していますが、特にグリーンロケッツのファンの皆様には、本当にスタンド席に緑の色をたくさん見ることができ、選手たちのパフォーマンスも、ファンの皆様のお陰で、より良いものになったと思います。本当に両チームのサポーターの皆様、ありがとうございました。
試合内容に関してですが、しっかりと準備して来たものを出すことができたと思っています。ここにいるマノ(レメキ ロマノ ラヴァ選手)もそうですが、今シーズンはずっと負けが続いていたので、こうやって勝って記者会見を迎えるのを楽しみにしていました。特に今シーズンの終盤に関しては、負けが続いてはいましたが、本当に強い相手に対して、良いパフォーマンスが出せていましたし、それが今日の良い結果に繋がったのではないかと思います。しっかりと準備して来た結果を出し、自分たちでやりたかったアタッキングラグビーを、本日、お見せすることができたのではないかと思います」

──レメキ選手の出場停止が短くなった詳細は?

「今までの経緯としては、勿論、ワールドラグビーのプロセスに基づいて協会や、関係の皆様と話し合ってきましたが、やはり、マノの今までのプレーがクリーンだったことと、何万回もマノはタックルしていると思いますが、その中の今回がグレーだったというところで、結果、減らしてもらうことができました。そして、今日の試合に参加して、素晴らしいパフォーマンスを見せることができました」

NECグリーンロケッツ東葛
レメキ ロマノ ラヴァ ゲームキャプテン

「NECグリーンロケッツ東葛に来て、初勝利がすごく嬉しい。練習の時から皆、めちゃくちゃに頑張っていましたし、怪我もあったけど、今日は良いパフォーマンスが出せた良い試合でした。すごく嬉しいです」

──自身の出場停止期間が短くなったが、どのような準備をして来たのか?

「2試合出られない時は、ずっとノンメンバーのところで、相手をしたりして、ずっと練習してて、いつも試合に出られないメンバーの気持ちも分かってきました。皆、試合に出たいので頑張っていました。(自身の)身体を無理矢理持ってきて、ベストではないけれど、良い準備ができたと思います。出場停止4試合が2試合になって良かったです。個人的には、元々、出番は無いと思っていましたが、今日、試合に出て、負けなくて良かったです」

──今シーズン、いろいろなポジションをしてきたが?

「そうですね、毎週、違うポジションでWing以外のポジションは全部やりました(笑)。チームが一番、良い結果が出せるように、いつも、どこでも出られるようにしていました。元々はWingなんですが、10番とか12番とかやったり、トップリーグ含めて初めてなので、それも良い経験になったし、楽しかったです。いつも、外側では、10番やりたいと思っていましたが、やはり10番やると、全然難しい(笑)。いつも外から見ると、なんでボールをWingに回さないのと思っていましたが、10番やると全然違う(笑)。良い機会だったけど、(ヘッドコーチに向かって)来年は10番辞めます(笑)」

──日本代表候補には入っていなかったが?

「個人的に代表ではWingしかやっていないので、多分、自分のパフォーマンスが、色々な所をやったけど、普通に(良くなかった)。今、選ばれているWingたちも頑張ってたし、根塚選手もめちゃくちゃ頑張っていたし。(代表に)入りたいので、頑張れば入れると思います」

──相手が古巣の三重ホンダヒートだったが、どんな気持ちで臨んだのか?

「まず、Division1に残ることが、一番大事で、三重ホンダヒートも新しいプレーヤーが入って来て、ほぼ新しいチーム。三重ホンダヒートには友達が沢山いて、プレーできて楽しかった。ただ、向こうも、自分の強み弱み全部分かっているから、全然スペースがなかった(笑)。その中でも、勝って楽しかった。何年もコロナで会えなかったから、久しぶりに友達と会えて良かったです」

──段々とパフォーマンスが上がってきたが?

「今年、初めてNECグリーンロケッツ東葛も日本人のプロ選手を雇って、何よりも、皆、すごく仲が良いのにビックリしました。あんなに仲が良いのは初めてです。今までのチームが仲が悪いわけじゃないけど、皆、本当に仲が良い。めちゃくちゃ楽しんで、皆、練習でも明るいし。来年とか、再来年は、多分、強くなると思う。まず、今年、Division1に残って、来年、ベスト8に残って、再来年、ベスト4に」

三重ホンダヒートの左から、古田 凌キャプテン、上田泰平ヘッドコーチ、根塚聖冴選手

三重ホンダヒート
上田泰平ヘッドコーチ

「皆さん、お疲れ様です。今日の試合を振り返って、前半はNECグリーンロケッツ東葛さんらしいパワフルなランニングでディフェンスにプレッシャーを掛けられて、ペナルティが多くなってしまった試合でした。後半はしっかりと自分たちのラグビーを体現してくれたと思っています。一人一人のタックルの所でも、めくられて苦しい時でも全員が身体を張って、ホンダらしいファイトをしてくれたので、本当に選手を誇りに思っています。キャプテン始め、今シーズンはタフな試合をしっかりと経験して来ている中で、次にしっかりとつながるような試合で終わってくれたなと」

──レフリングについては?

「レフリングはレフリーがやっていることなので、僕らはそれに従うだけで、レフリーに聞いてもらった方が良いかなと思います。ウチとして、ハイタックルを取られたり、ペナルティを取られたりというところに関しては、自分たちの練習をしっかりとやらなくてはいけないことかなと。レフリーの判断が正しいとか、正しくないということでなく。もちろん、録画を見返して、何個ペナルティを取られたかということになるとは思いますが、その中でレフリーが裁いたものに関しては、しっかりとリスペクトしてそれを受け入れなくてはいけないと思います。それを僕たちが期待しすぎたことは、反省しなければならないと思います」

三重ホンダヒート
古田凌キャプテン

「お疲れ様です。今日の試合を振り返って、前半のところ、少しチームとして差が出たなと思いました。ペナルティも少し多くなって、NECグリーンロケッツ東葛さんの勢いに少し受けてしまった部分があり、前半は少し、後手後手を踏んだのかなと。後半になって、三重ホンダヒートらしいラグビーというのができたかなあと思います。まだ、来週あるので、そこに向けて、もう一回、チームとして、やり直して、次は勝てるようにしっかり一丸となってやっていきたいと思います」

──前半のイエローカードが出た場面は?

「あれは、立ち位置がオフサイドで、あれがなければトライに繋がったということで、イエローカードということでした」

三重ホンダヒート
根塚聖冴選手(SH)

「前半はディフェンスの1on1のところで、少し、自分たちにミスが出てしまい、苦しい展開になってしまったのですけれど、後半は入りの所からしっかり、自分たちのアタック、ディフェンスをして、自分たちの流れをしっかり掴めたので、次、花園で、しっかりそこを修正して、自分たちの持ち味を生かして勝ち切れるようにできたらいいなと思います」

──グラウンドに出る時に笑っていたように見えたが?

「グラウンドに出たところは、シンプルにこのグラウンドで戦うぞという楽しみな気持ちが出て、多分笑ったのだと思います」

──後半、トライを防ぐタックルを決められず、膝をついて悔しそうだったが?

「あの場面、僕としては完全に追いついて仕留められると思っていたので、タックルを外されたことがシンプルに悔しくて、ちょっと膝をついてしまったというところです」

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