2022.06.04NTTリーグワン 2022 D1/D2 入替戦 第2戦レポート(相模原DB 33-19 SA浦安)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1/ディビジョン2 入替戦 第2戦
2022年5月28日(土) 16:40 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
 三菱重工相模原ダイナボアーズ 33-19 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安の左から、ロブ・ペニー監督、金 正奎ゲームキャプテン、飯沼 蓮選手

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
ロブ・ペニー監督

「まずはダイナボアーズ昇格おめでとうございます。試合については自分達のパフォーマンスは良かったが肝心な時に流れが掴めなかった。それは自分達のミスから起きていた。しかし細かな部分では自分達のこの試合に向けた準備や努力には誇りを持っている、選手達はよく頑張ってくれた」

──この一週間どのように準備してきたか?

「月曜日にかなり厳しいレビューをした。そのレビューを経て自分達の大事にしている絆を体現するように伝えた。急なメンバー変更等にも選手達は良く対応してくれた」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
金 正奎ゲームキャプテン

「結果は非常に残念だ。今の率直な気持ちはそれだけ。
一年間チームとして努力してきた。コントロールできない部分もたくさんあり、アンラッキーな部分もあったが、その中で努力してきたことは間違いない。本当に選手、スタッフを誇りに思っている。決して間違ってはいないと思っている。しかし結果が付いてこなかったことは残念だ」

──チームの再編で選手の気持ちがまとまり辛かったと思うがどのような心持で対応してきたのか?

「シーズン中にそのような決断が下されたことは選手、スタッフに取ってとてもハードなことだった。予期できることではなかった」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
飯沼 蓮選手

「結果に関してはヘッドコーチ、キャプテンの言う通り残念だ。早めにデビューできて自分の思い描いていた通り人生歩んでたと思ったが、世の中そんなに甘くないことを感じた。これを糧に来年には昇格したい」

──なかなか点を取り切れなかった理由は?

「相手のプレッシャーにあってテンポを上げられなかった。ブレイクダウンでも圧力を掛けられ自分達のサポートも遅かった」

──急なメンバー変更でコミュニケーションが取れなかった等あるか?

「特に感じなかった」

三菱重工相模原ダイナボアーズのグレッグ・クーパー ヘッドコーチ(右)、安江祥光ゲームキャプテン

三菱重工相模原ダイナボアーズ
グレッグ・クーパー ヘッドコーチ

「シーズン始まった時からこれが(昇格が)目標だった。ディビジョン1に上がることができて非常に嬉しい。選手達はファンのため、会社のために努力している姿が見れたことも嬉しかった。怪我人もいて大変なプレッシャーの中、安江キャプテンが冷静に努力してくれたことも誇りに思う。
4年間チームに携わって来たがこれが最後の試合となります。これまでサポートしてくれたファン、会社、選手に感謝しており、最後の試合で昇格できたことを誇りに思う」

──序盤に攻められたが耐えきれた要因は?

「自分達自身でプレッシャーを与える場面もあったが、わがチームには素晴らしいリーダーがいて、そのプレッシヤーを逆に相手に掛ける能力のある選手もいる。特に前半の最後に相手がトライを取り大きなプレッシャーを掛けられたが、切り替えることができたことを誇りに思う」

三菱重工相模原ダイナボアーズ
安江祥光ゲームキャプテン

「このような状況で大会を開催してくれた関係者、応援してくれたダイナボアーズのファン、シャイニングアースのファンの方に感謝します。ゲーム内容としてはチャレンジャーとして難しかったが、シャイニングアースの胸を借りながら我々も切磋琢磨しこの2週間学ぶことの多い時間だった。ブラッシュアップをして来年1年間戦えるチームにしていきたい」

──1年で昇格したが来季はどのような戦いをしたいか?

「ディビジョン2からのスタートで残念な気持ちもあったが、チーム関係者はディビジョン1で戦えるぐらいのバックアップをしてくれた。その気持ちに応えたかった。
選手もディビジョン1で戦える力はあると信じており、来季は切磋琢磨して成長できたらと思う。ディビジョン1に上がるのは目標ではあったが、まずはスタートラインに立ったので次は勝ち続けるということにフォーカスしたい。この1年間で試合中に問題が起きた場合、どのように対処するかのアクションプランについて我々は共通認識を持っていたので、それはディビジョン1でも生かすことができると思う」

──ダイナボアーズは海外の選手や他チームから移籍して来たベテラン選手などユニークな選手が多い。どのようにまとまったのか。

「我々はいろいろなカルチャーを持った選手達が集まっているチームという部分では、経験をアウトプットできると思う。しかしそのかわり歯車が狂うことによって少し脆い部分を露呈してしまう可能性がある。だがシーズン前に三菱重工業の会社に行き、その工場で働いている方に会い、一度環境を見つめ直し、我々がラグビーができているのが当たり前ではないという認識のもと、外国人選手や他のチームから来た選手でも関係なく、いかに会社のために体を張るのかを考えることにより一体感が生まれた」

三菱重工相模原ダイナボアーズの土佐 誠クラブキャプテン

三菱重工相模原ダイナボアーズ
土佐 誠選手

「本日の試合は条件付きであったが、そんなことは関係無しに良いラグビーができたと思う。シャイニングアークスもディビジョン1で1シーズン戦い抜いたチームだけあり、力も相当だったが、それを受け止めて反撃するだけの力が我々にあったと思う。昇格できてほっとしている」

──今年1年クラブキャプテンという立場でチームを引っ張ってきたが、指名された時の率直な感想は?

「特に変わったことはせず、他のリーダー陣やスタッフに支えられた。自分達の力を発揮できてほっとしている」

三菱重工相模原ダイナボアーズの小林訓也選手

三菱重工相模原ダイナボアーズ
小林訓也選手

「試合ができたことに感謝します。トップリーグから続いて15年のキャリアの中で7年をNTTコミュニケーションズに在籍していたので、顔馴染みや監督にもお世話になっていたし、複雑な心境だったが、試合が始まればタックルやブレイクダウンで自分の役目を果たせたと思う」
「本日の試合でキャリアを終えることになりました。皆様本当にお世話になりました。最後の試合は長年お世話になったシャイニングアークスと戦えて、勝って昇格できてチームメイトやタイミングにも恵まれて、ラグビー選手として幸せだと思う」

──今シーズンは大事な試合で先発をしているがどのような気持ちだったのか?

「いつでもラグビー選手として準備するのが大事ではあるが、(出場できたのは)運が良かったと思うし、しっかり準備した結果、今日を迎えられたと思う。古巣とこのような入替戦で先発として戦えることは本当に幸せだと思う。ついてると思う」

──今シーズンは、特にこの2戦に関して出来はどうだったのか?

「この2戦は100点でも良いと思う。古巣と戦うと言うのは特別な力を貰えるというか高揚感で80分体を動かせてターンオーバーもできて、チームも勝てたので100点だと思う」

三菱重工相模原ダイナボアーズの杉浦拓実選手

三菱重工相模原ダイナボアーズ
杉浦拓実選手

「前半立て続けに2本取れたのが大きく、粘り強かったのが勝因だと思う」

──早い段階で出場の機会が来たことに対しては?

「自分のできることを準備しただけ」

──自分のプレイの評価は?

「外国人選手はポテンシャルが高く、高いパフォーマンスでグラウンドにいるので、そこを超えていかなければ自分がチームにいる意味がないのでそこはしっかり自分がやらなければいけないと思う」

──ディビジョン1では世界屈指のセンターと戦うことについてどのように思っているか?

「気持ちの部分や技術面ですべてにおいて今は負けていると思うので、ディビジョン1に上がるにつれ自分のレベルも上げていければと思う」

──今日の試合はウイングで出ていたが。

「中学生以来のウイングだったがやることは変わらないので、自分の持ち味のディフェンスを出すだけだった」

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